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今の仕事を辞めると決めるまで①


夫(当時は彼氏)の海外赴任が決まった

それはまだまだ私たちが付き合って間もないうちに、夫(当時はまだ彼氏だった)から打ち明けられました。

「会社でアメリカの大学に出向できる制度があって、どうしてもそれに応募したい。」

夫の会社は電子部品(コンデンサって何ですか?)を製造しており、夫はその研究開発をする部署にいます。夫の会社はアメリカにある大学の研究室と提携を結んでいて、定期的に社員を派遣しているそうです。
出向の期間は2年間。夫は就職活動をする前から海外派遣制度がある企業を調べ、現在の会社に決めたそうです。すごい情熱!

その後、夫がアメリカに出向することが本当に決まり、「結婚してたほうが休みとって会いに行きやすそうだよね」ということで結婚しました。
(もちろん、お互いに好きだからというのが結婚した1番の理由ですが…笑)
それまで多くの既婚者に「結婚するときに1番大切なことは?」と訊いたら8割ぐらいから「勢い」という答えが返ってきたのですが、自分も本当に勢いで結婚したと思います。
そしてまさに、夫の海外出向とともに私たちの結婚生活も始まりました。

私もアメリカに行ってみたいと思った理由

夫からアメリカに出向する話を聞いたときに、まず1番最初に思ったことは「私も行ってみたい」でした。その理由は大きく分けると3つあります。

1.英語が活かせそうだから

偶然にも、そのとき私は趣味で英語の勉強をしていました。
勉強を始めたきっかけは新型コロナウイルスの流行でした。流行が始まった2020年当時、私はスポーツイベントを運営する部署にいました。ですがイベントは軒並み中止となり、会社に行っても本っ当にやることがなかったのです。また、私の好きなミュージカルも公演中止が相次ぎ、仕事もプライベートも充実せず、ただ日々を過ごしていました。もちろん、その当時は世界中の多くの人がそうだったと思いますが…。
そんな生活が段々と嫌になり、この期間を何か有効活用しようと思い立って始めたのが英語の勉強でした。始めた理由は「話せたらかっこいい」というのと、「いつか役に立ったらいいな」というだけでただ何となく英会話スクールに行き始め、その後英検を受験したりオンライン英会話も始めたりしていました。でもやっぱり話せるようなるには程遠い。夫からアメリカ行きの話があったのはちょうどその頃です。

2.夫と一緒に困難を乗り越えたい

夫は海外出向者の家族が帯同できる制度について、会社の規定を見せながら一生懸命に私に説明してくれました。そして、もし私がついてきてくれるなら全力でサポートする、と言ってくれたのです。その姿を見ながら「この人となら困難なことも一緒に乗り越えられそう」と思いました。海外生活で必ず起こるであろう不自由なことも、夫と一緒なら楽しめそう。一緒に海外で生活してみるのもいいなと思えたのです。

3.自分に自信をもてそうだから

私は留学やワーホリの経験もなく、海外で生活したことがありません。それどころか海外旅行すらほとんど行ったことがなかったのです。そんな私が言葉も通じない、知り合いが誰もいない国に行って生活できたら、その経験は人生の中で必ずプラスになると思いました。
余談ですが、私は少し引っ込み思案で消極的なところがあって、それは自分でも直したいと思うところです。アメリカは自分でどんどん主張していかないといけない国(だと思っている)なので、自分の短所を改善できる機会だと思いました。


以上がアメリカに行きたいと思った主な理由です。
でも、それと同じくらい、もしくはそれよりも仕事を辞めたくないという理由がたくさんあり、帯同するかどうか悩みました。
それはまた次の記事で書きたいと思います。

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