中京記念 メモ

狙い目

走法

前脚上がり→程よく上がる程度
前脚曲がり→伸びている形
前脚使い→叩き気味。軽めな方が良い。
跳び→高め

隊列

良馬場の高速馬場で、基本的に直線で前めのポジションにいる馬から考えたい。
狙いたい順番は
内前→外前→内後→外後

全頭診断

ファルコニア

走法評価
前脚の上がりは極端に低く、伸びきった状態から軽めに地面を叩くような形。跳びも低く、後脚の可動域も狭めで特に力があるようには見えないが、ピッチ優位な走法から稍重程度までは相対的にパフォーマンスを落とさず、多少馬場が渋った方が好都合か。重馬場なら力不足になるだろうし、良馬場ならキレ負けも考えたい。

過去レース評価
①(1走前)稍重で前有利の展開を先行、内枠スタートで恵まれたのは確か。勝ち馬は強かったとしても2着ホウオウアマゾンとクビ差の3着、4着以下を離していたので一定の評価は必要。
②稍重で中団追走。直線を向いて特に詰まることも無く追い出したが、外から伸びたエアロロノアに追いつけず2着。最終的な勢いでは負けず劣らずだが、瞬発力不足か。
③スローペースで直線トップスピード比べの展開。先行して直線では特に不利もなかったが、1着2着の馬には完全に実力負けしてしまっている。

総合評価
上がりのかかる展開がベスト。良馬場よりも稍重程度が良い。また、ズブい面があるので直線は長い方がよく、このコースで好走するには前につけることは必須か。ピンク枠に入ったので中段外側追走になりそう。良馬場開催でトラックバイアスが内前有利なら厳しいのではないか。
→消し

ミスニューヨーク

走法評価
前脚は程よく上がって伸びきり、地面には叩き気味に入る形。跳びは低めでストライドはやや小さめであるが、後脚の使い方はある程度溜めが効いた蹴りになっており前後の連動性も高い為、前への推進力は高い。

過去レース評価
①基本的には内前有利の展開。外枠からのスタートで後方追走。直線を向いて追い出すとスルスルと伸びて前まで迫るも、最後は一杯になって垂れた。着順こそ10着であったが、G1レベルでこの内容なら十分評価できる。
②外差しの馬場で内を突いての3着。直線では1頭抜け出す場面もあったが最後の最後で差されてしまった。内から伸びたはこの1頭だけ。
③ハイペースで外差し有利の展開。最後方追走から大外を回し、馬群を一気に抜き去って1着。展開利があったとはいえ強い内容。

総合評価
高い瞬発力に反して、トップスピードの持続力は低い。直線は間違いなく短い方がよく、小倉競馬場はベストか。直線を向いてから加速するのでは流石に間に合うとは思えず、コーナーから加速していきたいところなので枠は外めの方が良かったが、かなり内に入った。ここから外に出そうとすればポジションは下がりそうで、どちらかと言えば終始内を突いた方が好走できるだろう。また能力は評価しつつも、結果を残して来たのは牝馬限定戦が中心であることは頭に入れておきたい。
→3列目候補

カイザーミノル

走法評価
前脚は程よく上がって伸びきり、地面には叩き気味に入る形。跳びは低めも、後脚の可動域自体は広めで蹴りの強さもそれなり。

過去レース評価
①やや後方有利の展開、中団内につけて追走。直線やや詰まる部分があり追い出しが遅れた分もあったが、前に追い付けず2着。この不利がなくてもギリギリ交わせたかどうか。
②馬群の真ん中で追走し、直線外差しの馬場で最内を通って伸びきれず7着。伸びない内を走ったのはあるが、ハイペースを後ろからの追走で最後はもう少し伸びて欲しかったところでもある。
③先団好位につけて追走。直線に入って抜け出すと、内外フラットやや内有利気味の馬場の真ん中を走って2着。1着ザダルとは伸び方が違い、ここは力負けか。

総合評価
近走では不利が幾らかあったが、それ抜きにしてもギリギリ勝てるかどうかというレベル。急坂で伸びあぐねる傾向が見られるが、走法的には急坂が合わないという程でもないように見える。今回は枠も展開も味方しそうではありつつも、過大評価は避けたい。
→2列目候補

ヴァリアメンテ

走法評価
前脚は曲がった状態でしっかり上がり、地面に対してはやや掻き込み気味に入る形。跳びは高く、後脚の使い方はやや流れ気味で単調。トップスピード比べになると厳しく、どちらかと言えば長く足を使える展開が向きそう。コーナーで加速していけるよう、詰まらないポジションを取りたいところ。

過去レース評価
①内枠スタートで中団後方を追走。直線ではやや内前有利の展開も、終始前が壁になってスピードに乗り切れず。完全に参考外でいい。
②スローからの直線勝負。中団後方追走から直線外側に抜け出すとじわじわと伸びて1着。それなりのスピードはあるものの伸びるのには時間がかかっており、直線が長かったからこそ実力が発揮できた結果。
メンバーレベルも決して高くないことも気にはなる。
③終始外外をまわし続け、直線でも大外一杯に出して伸びきれず6着。馬場の良い所を走った分もう少し伸びて欲しかった部分もあるが、ペースもスローで、適正外の距離で無駄に走らされたのは大きいか。

総合評価
持続的な脚が使える展開が向きそうで、短い直線でトップスピードの勝負になると厳しいだろう。コーナーから加速していける枠に入れたのは有利に働きそうだが、高速馬場のやや内バイアスでどこまでやれるかというところ。
→消し

ダブルシャープ

走法評価
前脚は程よく上がって伸びきり、地面には軽く叩くような形で入る。跳びは高く、後脚の使い方は流れ気味で単調。実績が示すように小倉良馬場の走法適性は高い。トップスピードが高い訳ではないので、ある程度前目のポジションから粘り込みを図りたいところだが。

過去レース評価
①少数頭レース。スタート決まらず後方追走。直線大外を回して一気の追い込みも僅かに届かず2着。スローペースを後方からであったのと、走法的に稍重で向かなかったか。
②行き脚がつかず最後方から。3角から外を捲り始めたが最期は一杯になって5着。
③行き脚つかず最後方から。内枠から外に出て終始外外を回し、直線でも外差しバイアスの中大外に出したが伸びきれず7着。

総合評価
元々出脚のつく方ではないが、近走では特に追走の遅さが目立つ。内枠スタートからではどうしても外に出すロスがありそうで、内前有利バイアスの中ではさすがに厳しいのではないか。
→消し

カデナ

走法評価
前脚の上がりは低く、曲がった状態からやや掻き込み気味に地面に入る形。跳びはやや低めで、後脚の可動域は広く溜めが効いて蹴り出されている。良馬場でも難なくこなせそうだが、本質的には力の要る馬場向きか。

※芝レースのみ参照
③最後方から追走。直線内の荒れた馬場の大外を回して一気の末脚で3着。高いメンバーレベルの中で素晴らしい脚なのは間違いないが、内を通った馬は全滅しておりバイアスが味方しての結果。
⑥最後方から追走。直線では最内に入れて追ったが、内の馬場は完全に状態が悪く、全く伸びず殿入線。
⑦最後方から追走。直線内外フラットの馬場で大外に出して追うが、伸びきれず10着。

総合評価
追込馬だけあってある程度のスピードと瞬発力は持ち合わせているが、バイアスが味方してギリギリ入着出来るかどうかの実力でこのトップハンデは厳しいのではないかと思う。また、今回の馬場で言えば前が総崩れレベルのハイペースラップにならない限りは後ろから大外を回しては間に合わないだろう。
→消し

シャーレイポピー

走法評価
前脚は高く上がって伸びきり、地面には軽く叩くように入る形。跳びは高く、後脚の使い方は若干しなりは効いて見えるが、可動域は狭めでトップスピードが高い訳ではない。粘り込みは出来そうで、良馬場であれば先行勢からは期待の1頭。

過去レース評価
①内枠からスタートを決めたが外の馬を行かせて先団最内を追走。直線では前が詰まってポジションを下げそのまま見せ場なく7着。
②内枠からスタートを決めたが外の馬を行かせて中団後方を追走。直線前が詰まりかけ、ラチ沿いに躱して進出を開始するも見せ場なく10着。ハイペースで前方内側集団が総崩れになり、外差し優勢になったことから結果はある程度参考外と言ってもいい。
③内枠から好ダッシュを決めるとスローペースで逃げ、そのまま前を譲らず1着。

総合評価
スタートはある程度決められるが、揉まれ弱い部分があるのか外から被せられて内に入るといまいち伸びきれない傾向が見られる。その為外めの枠は好都合か。走法的に今回は向きそうで、無視はできない。
→1列目候補

カテドラル

走法評価
前脚の上がりはやや低め、伸びきった状態から叩き気味に地面に入る形。跳びはやや高めで可動域は狭めだが、ある程度溜めは効いて強めに蹴り出しているのでトップスピードもそれなりに高そうではある。

①後方追走から直線内に入れて追うが、馬場の内側は荒れており伸びきれず殿入線。参考外にしたいが、さすがに負けすぎという気もする。
②後方追走からやや外有利気味の直線は大外に出して追い込んだが、届かず9着。後ろから来たタイムトゥヘヴンは1着まで来てる中でこの内容は評価できそうにない。
③後方追走から直線外伸びの馬場で大外に出して追い込んだが、届かず8着。直線長いコースで展開利を受けてもこの内容では……。という感じ。

総合評価
行き脚がつかないので基本的に最後方付近からとなる状態で、近走では展開利があっても全く見せ場が作れない状況。急坂でも平坦でも伸び方が良いとは思えず。今回は展開も味方しなさそうでさすがに厳しい。
→消し

コルテジア

走法評価
前脚はやや低めの位置でやや曲がり気味に上がり、地面を軽く叩くように入る形。跳びはやや高めで、溜めも効いてしっかり蹴り出されている。前脚の上がりはもう少し高い方がストライドも伸びて良いが、小倉良馬場の適性はそれなりにありそう。

過去レース評価
①スタートを決めて番手追走も、直線入ってすぐに垂れて9着。走法的にも重馬場は向かなさそうで、足を取られた結果だろう。
②スタートを決めて番手追走も、直線入ってすぐに垂れて12着。距離適性外というより、終始外側フリーの状態で前を忙しく追いかけた上、途中に外から捲りが入ったのが不利に働いたのでは無いかと思う。
③スタート後すぐに外側から被せられポジションを下げた。稍重で外有利の馬場で終始内側を走らされ続けたのはかなり不利であったか。これに関しては完全に参考外でいい。

総合評価
前目のポジションで持続的に足を使い続けられるのが持ち味の馬ではないかと思う。瞬発力には長けておらずポジションを下げると厳しいが、枠を見ると今回は前につけられそう。近走は不利ばかりでブランクもかなり空いているので正確な能力評価は難しいが、調教からも状態は良さそうで、トラックバイアスを考慮しても今回は大チャンスと考える。
→1列目候補

ベヌレス

走法評価
前脚は程よく上がって伸びきり、叩き気味に地面に入る形。飛びは低いが、後脚はしっかりと引き付けて蹴り出されており前への推進力もある。前脚の踏み込みの浅さからか、急坂でスピードを落とす傾向がある。

①内枠からスタートを決めてスローペースで逃げ、残り100mあたりで番手に交わされたが2着。前有利な展開も、直線長いコースでここまで粘れるのは評価できる。
②内枠からスタートを決めてスローペースで逃げるも、残り200mあたりから失速して4着。急坂が原因か。
③中枠からスタートを決めて、ラチ沿いに入れてスローペースで逃げるも残り200mあたりから一気に失速し6着。急坂が原因か。

総合評価
スタートセンスはこの中でも抜群で、外めの枠に入ってしまった今回も上手く先団につけれるのではないか。前項で触れたように、急坂で失速する傾向が見られる。戦績を見てもそれは明らかで、今回の小倉競馬場であれば一変は期待できそう。
気がかりなのは外枠スタートでさすがに前半ペースを上げていく必要はありそうで、これまでのようにスロー逃げが叶わないかもしれない点くらいか。
→2列目候補

モズナガレボシ

走法評価
脚の上がりは低めで、やや曲がり気味の状態から掻き込み気味に入る形。跳びは高めで、後脚の蹴りは多少溜めはあるものの単調気味でトップスピードは高くない。力の要る馬場で、前が潰れる展開に期待するしかない。

ワールドウインズ

走法評価
前脚は程よく上がって伸びきり、やや掻き込み気味に地面に入る形。跳びは低めで、後脚の使い方は流れ気味で単調。可動域も広くはないのでスピード面で物足りないイメージ。

総合評価
差し馬の中ではスタートセンスが良く、やや外めの枠に入ったのである程度いい位置につけて追走し、外側から長く脚を使える展開に持っていけるのでは。正直、外めのいい位置から進出できそうなもう一頭の馬であるファルコニアと取捨選択を迷ったが、走法からこちらを取った。

アーデントリー

走法評価
前脚はやや曲がり気味で高く上がって叩き気味に地面に入る形。跳びは低く、後脚の可動域は狭い。首が高く上体は起き上がっており、前脚の着地点も体に近い位置になってストライドが小さい浮ついた走りになっている。急坂コースか、渋った馬場で周りが力を出せないならピッチを活かしてなんとかというところか。

総合評価
走法から今回は厳しいと評価。
→消し

ベステンダンク

走法評価
前脚は折れ曲がって低めに上がり、叩き気味に地面に入る形。跳びはやや高めで、溜めは効いてしなるように蹴り出されているが、可動域は狭くかなりのピッチ走法になっている。重心は高い位置にあり、脚先だけでぴょこぴょこ跳ねるように走るためスピード自体は低いが、道悪の影響を受けにくい。
小回り自体は向きそうだが、それでも良馬場なら割引きたい。

総合評価
走法から今回は厳しいと評価
→消し

スーパーフェザー

走法評価
前脚は曲がった状態で高く上がり掻き込み気味に地面に入る形。跳びは高く、後脚を上に引き付けて地面を強く蹴りつけるようなバネ感のある使い方。力感のある走りで、どちらかと言えば道悪に適性がありそう。

総合評価
走法から今回は厳しいと評価
→消し

レインボーフラッグ

走法評価
前脚は低めの位置で伸びきり、地面を軽く叩くように入る形。跳びは低く、後脚の使い方は全体的に固く単調で、体全体の推進力が前ではなく上を向いているイメージ。
というか、走法を確認できる映像が少ない、、、

総合評価
走法から今回は厳しいと評価
→消し

アスコルターレ(除外)

走法評価
前脚は程よく上がって伸びきり、叩き気味に地面に入る形。跳びは低く、後脚の可動域も狭い為ピッチ優位のちょこちょこした走りになっており地面への力の伝わり方は薄い。馬場が渋った方が相対的には有利になりそうだが。

マンオブスピリット(除外)

走法評価
前脚は低めの位置で伸びきり、地面には叩き気味に入る形。跳びは低めで、後脚の使い方はある程度溜めは効いているものの蹴りが弱く流れ気味。

まとめ

1列目候補
③コルテジア
⑩シャーレイポピー

2列目候補
⑤カイザーミノル
⑭ベレヌス

3列目候補
②ミスニューヨーク
⑨ワールドウインズ

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