2023年桜花賞予想
1.各馬診断
書ききれて無いですが、レース近いので一応公開しながらギリギリまで更新します!自分用のメモ書きみたいな内容です。
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有力馬と枠的に気になった馬だけ細かく書きます
①ブトンドール
【走法】
前肢後肢ともに低い位置で回転させ、後肢の可動域は狭い回転力寄りの走法で小回りコースがベスト。ただ、前後の連動性は良く直線を走る際には滞空時間がそれなりにある為、この回転力に対しては比較的長めに脚を使えている。
前脚の捌きは軽めで、急坂の登りなどのパワーは求められない方が良さそう。
【過去レース】
【総合評価・見解】
実績通り適正距離は1200mがベストだが、1400mまでは追走が忙しくならなければ対応可能か。1600m以上は厳しそう。
再内枠に入ったので、昨年の桜花賞のナムラクレアのようにインベタ追走で距離を誤魔化す乗り方は可能だが、どのポジションを取るかが課題になりそう。出足は五分だが二の脚が遅いので後方からになる可能性が高く、そうなると直線では内の馬群を縫って行くか後方外側を回す必要が生じてしまう。
好走条件は
①無理なく中団より前の位置を取る
②スローペースでの追走
③馬群の内を捌く展開
と多くを求められそうだが、G1本番でこの馬の脚が溜まるほどスローペースになる可能性がどうか。また、仮にスローで行けば当然前を走る馬の脚も同様に溜まるので、それらよりも高い瞬発力、トップスピードも要求されることになる。
上記のことや、急坂に対する適正を考慮すると手は出しづらい。ただこの枠なら可能性は皆無とも言えず、ブービー人気あたりになりそうなら大穴として相手を広げたい時にという感じ。
②ライトクオンタム
【走法】
前肢は高い位置まで上がり、後肢はグッと高い位置まで引き付けられて可動域は狭めに蹴り出される形で、全体的な重心がやや後ろに寄っている。
ただ前後の連動性はそれなりに良くストライドも確保されており無駄は少ない形で、前肢の入り方もそれなりに力感があるように見えるので、直線が長くパワーも程々に要求されるコースがベストか。中京で結果を残しているが、阪神芝1600mも直線長めでパワーを要求されるのでほぼ同様に考えても良さそう。
【過去レース】
(1走前)
少頭数レース。出遅れ気味のスタートから終始後方やや外側を追走して直線ではじわじわと伸びて差し切った。ペースは早過ぎず遅すぎずで内外前後フラットな状態での直線勝負になり、長い脚を使って差し切ったのは末脚の持続力の高さを感じさせたが、適正面で優位だったこの馬の勝利を必要以上に評価する必要もないように思う。
(2走前)
大外からゲートを上手く出て、内側の馬が行かなさそうだったので逃げる形になったように見える。道中は無理なく綺麗なラップを刻んで溜まった脚でじわっと伸びた。こうなると能力の違いも相まって他の馬と為す術が無い。鞭も使っておらずここは能力勝ち。
【総合評価・見解】
急加速の出来るタイプには見えず、スローに落として直線でよーいドンの形になると瞬発力で少し厳しいか。一定のペースで淡々と追走できるのが1番良さそう。となると今回好走するには前めの位置取りが必要になりそうだが新馬戦は結果的に逃げる形になっただけであり、別に二の脚が早い訳ではなさそうで、枠はいい所に入ったのでゲートの出方が重要になりそう。素直に出れば、武Jも多少促して前の位置を狙うのでは。
③リバティアイランド
【走法】
前肢は程よい高さまで上がって靱やかに地面を叩き、後肢は跳びがやや高めで可動域は標準的。この馬のストロングポイントは体を柔らかく使えている点で、前肢が上がる時は重心が後ろに行って後肢で地面をしっかり捉えており、前肢が地面に入る際は重心が前に移動してこちらも地面を強く叩く形になっているので、ストライドもありながらパワーも高いレベルで兼ね備えている。急坂でのパワーの要求、直線が長くストライドの大きさもあった方がいい阪神コース1600mは特に合うだろう。後肢のバネ感はあくまでも標準的で、究極の瞬発力勝負では無い方が良いのかも。上がり31.4を使った馬には重箱の隅をつつくようなものだが。
【過去レース】
(1走前)
中枠からスタートを五分に切って内外から前に行きたい馬を行かせ、道中は中団外側を追走。逃げ馬がハイペースで逃げたことによって前の争いに参加した馬は軒並み直線で潰れ、2着3着は中団より後ろに着けてゆったり構えた馬だった。この馬の勝ち方をどこまで評価するかは、中団より後ろを走った馬をどう考えるか次第に思えるが、2着3着はインを突いたのに対してこの馬は外から。同じような位置取りで追走して同じように追い出しを図った馬と比べてもやはり能力は1つ抜けていた。追い出してからの反応が良かった。
(2走前)
唯一負けたレース。スタートは五分だったが、少頭数のレース故に直線は大外から抜き去ろうとしたのか位置を下げていくが、ラスト400mあたりまでビッタリと外側に蓋をされてしまい追い出しが遅れての2着。ペースはスローでありながらも同じような位置取りから勝ちきったラヴェルと当馬は能力が抜けていただろう。東京の適性は恐らくラヴェルの方が上で、追い出し位置の差から見ても阪神コースなら充分逆転可能だろう。結局、詰まったのが全てだった。
(3走前)
どスローからの上がり勝負。勝因は完全に能力の差。道中は中団馬群の中でじっとさせていたが、内1頭分開けて走っていたのを見ると最初から直線外に出すつもりだったように思う。
【総合評価・見解】
今回は終始包まれる可能性が高い枠に入ったがどう走らせるのか。デビューから3戦、馬群を縫っていった経験がなく全て外側から一気の末脚で抜き去っているのを見ると、今回も取りたいポジションはどちらかと言えば外に出しやすい位置か。外に出すロスがあっても前の馬を抜きされるだけの能力がある。但し、外を塞がれても内が開きそうならそこも選択できる位置、恐らく新馬戦のようなイメージが近そう。
内外の選択は上記の通りだが、例年通り内前有利な馬場を見ると、前後の位置取りは枠も活かしてなるべく下げすぎず中団あたりにはつけておきたいだろう。ただ、川田Jが他馬と先行争いしてこの馬を無理やり行かせるとも思えないので、その辺は他の馬の出方次第か。
④ドゥアイズ
【走法】
前肢は程よい高さで伸び切り地面に対して力強く叩く形で入る。後肢は若干高めに引き付けて蹴り出す形でバネ感強め。重心が後ろにあるので後肢の蹴りの強さで推進力を生み出す形で登坂時もストライドを一定に保てている。首が高く体の使い方が固めなので力を要求される馬場の方が良い。
後肢の力強さから瞬発力勝負もある程度は対応できそうだが、体の使い方が大きい分マイルのトップスピード勝負は少々厳しそう。
⑤ハーパー
【走法】
前肢の使い方は靱やかに高めの位置まで上がって、地面を軽く叩くような形で入る。跳びは高めで後肢を軽く上に引き付けてバネ感もやや強めに蹴り出されているが、首の高さや使い方が硬い影響か、重心が全体的に高めになっており前肢後肢ともに地面へのタッチは軽めで、パワーよりはスピード優位。綺麗な馬場、平坦なコースの方が良さそうに見える。ストライドは大きめで広いコースが良く、距離は2000mあたりがベストか。
【過去レース】
(1走前)
レース自体の入りのペースが早かったのか、最初に前を争った3頭は早めに潰れそれ以降の力のある馬の勝負となった。この馬はスタート五分から道中は中団、内1頭入れて運び直線ではやや前の位置で拉致沿いを走っていたドゥアイズと早めに抜け出して差し、後ろからの猛追から粘る形で1着。
(2走前)
外枠からスタートを上手く切って押して行き、番手につかて先行。道中遅いペースでの追走から上がり3Fの勝負で粘りこんだが、400m→200mを11.1、200m→ゴールで11.7のタイムを刻んでいるのを見るとやはり登坂はそこまで得意では無いのでは、と思う。
(3走前)
外枠からスタートを上手く切って、出たなりで道中は4番手外側あたりを追走。3角-4角間から軽く促して押していくが、早めにスピードに乗りすぎたのか4角で外に膨れてポジションを下げ、直線ではじわじわと伸びるが前を捉えられず、後ろの馬に差しきられそうになりながらの2着。
【総合評価・見解】
新馬を見るとスピードに乗った状態での右回りのコーナリングは上手くなさそう。今回は内枠からで追い出しも直線を向いてからになりそうなのであまり影響しないだろうが。登坂も得意ではなさそうで、ラスト1Fでどこまで後ろとのリードがあるか、というところが重要になりそう。
⑥モズメイメイ
【走法】
前肢はそこそこ低い位置で回転させているが、上がりきった時に一瞬溜めてからサッと振り下ろされる形でこの回転力にして滞空時間が長いが、脚捌きは軽め。後肢は後ろに流れるように強めに蹴り出されて跳びはやや高め。重心は前傾で首の位置も低く前方向への推進力は高いが、登坂になるとのめった姿勢はストライドが稼げず仇となりそう。
【過去レース】
(1走前)
ゲートを良く出て二の脚もつき、道中スローに落としながらの逃げで粘りこんで直線の上がり勝負でハナ差の1着。
【総合評価・見解】
上手くスロー逃げに持ち込めればこの馬場も味方して前走同様に粘りこみできそう。ただ、今回はやや先行争いが激化しそうな気もするので頭までは厳しいかもしれない。登坂自体は得意でなさそうなので、ラスト1F地点でどこまで後ろとのリードを保っていられるかが重要になりそう。
⑧キタウイング
【走法】
前肢は上げ方も捌き方も標準的で取り上げる点が少なく、跳びは低めで後肢がやや強めに蹴り出されている。体全体の使い方は比較的柔らかだが特段優れている訳でもなくストライドと回転力のバランスも5分といった感じ。後肢の強さ的には瞬発力勝負の方がいい。
⑨コナコースト
【走法】
前肢は低めの位置で伸び切って地面に対してやや掻き込み気味に入り、後肢は跳び低め且つ可動域狭めで力強く蹴り出している。全体的にパワー質でピッチ優位な走法。首の使い方も悪くは無いが、基本的に位置が高めで全体的な体の使い方がやや硬く、追い出して暫くしてから首が沈みこんで前方向への推進力が増す形で、それがズブさに繋がっているか。
【過去レース】
(1走前)
外枠からスタートを上手く切ってそのまま押して行き、番手あたりを取るのかと思えば外の馬を簡単に行かせて中団までずるずる下げるという、一見謎な騎乗。前哨戦というところで、これをやる理由は教育の他にないだろう。外枠からでもスタートがいいので先行はしたいが、外に他の馬を置いて折り合いも図りたかったのではないか。前の位置を取った後に鮫島Jが内と外をチラチラ見ているのを見てそう思った。
逃げ馬が道中スローに落として引っ張る前残り展開、直線を向いて直ぐに全力で追い出してラスト100mあたりでもの凄い伸びを見せるが差しきれずハナ差の2着。トップスピードは確かなものだがズブさが目立った。
(2走前)
大外からスタートを上手く出て前に行ったが、他に前に行きたがっていた馬とは争わずポジションを下げて中団外4番手あたりを追走。更に3角-4角では外側から押して行く馬を見ながらもじっとさせ、直線ではわざわざ馬群に入れて追い出し、前が詰まりそうなので結局外に出して伸ばす少しチグハグな競馬。スローの展開でわざわざこれをやるのはペースが読めなかったか、馬群に入れて折り合いを図る教育の為か、最初のポジション下げはまだしも3角-4角間で外から伸びる馬を普通に行かせているあたり、後者だと思いたい。逃げ馬は強かったが、スロー単騎逃げで後ろもつつかずだったのでこの勝ち方も納得。ただ、このチグハグな競馬で最後一気に伸びてきたコナコーストの力も評価したい。
(3走前)
内枠からスタート良く出て先頭に立つが、抑えて中団まで下げてから4角-直線入りで追い出し、前を差し切って1着。相手関係はさほどでもなさほうだが短い直線でトップスピードに乗らずとも差しきれたのは好感触。
【総合評価・見解】
能力的なズブさこそあるが、後肢の蹴り出しの強さから前方向への推進力は高く、早めに追い出して首が沈んだ形になってトップスピードに乗り切れれば上がり勝負でも十分対応可能だろう。
好走条件は早めからスムーズに追い出しが可能かどうか、というところか。
これまでのレースは終始教育に徹してきたように見え、いよいよ本番となるこの桜花賞はどういう位置取りをするのか。ゲートセンスがかなり良いので、あとは鞍上が控える判断をするかどうかというところ。さすがに本番は出たなりで行こうと考えるのではないか。
⑪シンリョクカ
【走法】
前肢は折れ曲がるように地面を叩き、後肢は跳び高め可動域広め且つかなりの強度で蹴り出されている。前後のバランスとしては、後肢が蹴り出されてすぐに前肢が地面を捉える形で地面への入りが強く、跳びの高さがストライドには繋がっていない。パワー質の走法は登坂やパワーを要する馬場では高い推進力にを生み出すが、広いコースへの適正が高いということは無さそう。
⑬ドゥーラ
【走法】
前肢は適度な位置まで上がって靱やかに地面を叩くように入り、後肢と程よい跳びの高さで、首も標準的な高さで前肢の出に合わせて適度に振る形。目立った癖が無く、体の使い方は柔らかなので幅広い展開に対応可能な印象。後肢の蹴りが強くないので瞬発力は標準的。
少しゆったりした走りを見ると、小回りよりは広いコース。適正距離は1800m~2000mあたりか。
【過去レース】
(1走前)
中枠からスタートを五分に切ったところからポジションを下げて下げて直線は外に進路が見つからずインを突こうとした結果、どん詰まりで失速。参考外。
(2走前)
出遅れて外スタートから内に入れて出たなりで最後方追走。直線入りから追い出して、2,3度詰まりながら内側からグングン伸びてきて6着。詰まっていなければ伸び方はリバティアイランドと比べても遜色なかったのではないか。
【総合評価・見解】
阪神JFの一気の脚は後傾ラップもあって伸びやかな走りのこの馬に味方した結果か、スローからの上がり勝負になるならばなるべく前の位置につけておける方が好ましい。前走は周りの馬が行く中で必要以上にポジションを下げ、2走前は大出遅れこそしたが、それ以前を見るとスタートは決して悪くないので外枠スタートは良さそう。あとは外側から控える判断をしなければ能力的には十分やれていい。
⑭ペリファーニア
【走法】
前肢は程々に高い位置で靱やかに回転させて力強く地面を叩き、後肢はしなるように強く蹴り出されており全体的な力感は強め。跳びは高いが前後の連動性はいまいちでストライドを広げきれていないのもパワー優位になる一因になっている。首の使い方は上手く、位置も低めなので前方向への推進力に繋がっており、追ったら素直に反応出来そう。脚の回転が高く、適正距離は1400m~1600mか。後肢の強さを瞬発力に繋げるなら道中はスローペースの方が良さそう。
【過去レース】
(1走前)
出遅れたがそこからポジションを押し上げていき外側4~5番手あたりを追走。直線追い出してじわじわ進出するが伸びきれず3着。スロー展開とはいえ、出遅れがなければもう少し脚を使えていたようにも思える。
【総合評価・見解】
出遅れ癖があるが、素直に出てしまえば走法的にも先行馬から有力な一頭。仮に出遅れたとしても周りの馬の出足もそこまで早くないので前走のように押し上げていけるのでは。鞭への反応も良い方で、先行有利な馬場を活かせそう。
⑰ラヴェル
【走法】
前肢は程々の高さで伸びきって軽めに地面に入り、後肢は跳びが低めも可動域が広く、蹴り出しの強度もあって前方向への推進力が高い。前後の連動性も良く、綺麗でスピードのある走法。首の使い方も素直で追い出してからの反応は良さそうで、後肢の強さからも特に瞬発力勝負は向いていそうな印象。距離も1600m~1800mがベストに見える。
ただパワーに長けている訳では無さそうで、急坂への対応のレベルは高くないのではとも思う。
2.展開予想
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3.印、買い目
【印】
◎9.コナコースト
○3.リバティアイランド
▲14.ペリファーニア
△5.ハーパー
×6.モズメイメイ
×13.ドゥーラ
【買い目】
ワイド ◎▲-◎○▲△××
3連複 ○-◎▲△××
馬単 ○-◎▲△××