「みたらし団子の約束」 下
この物語は2部構成になっています
第2章:秘密と未来
ある日、修二は深刻な表情で店を訪れた。美咲は心配そうに彼を見つめた。「どうしたんですか?何かあったんですか?」
修二は大きなため息をついた。「実は...僕には話していないことがあるんです。」
美咲は黙って修二の言葉を待った。
「僕は、この街に滞在しているのは一時的なんです。実は、仕事の都合で来月には東京に戻らなければならないんです。」修二の声は沈んでいた。
美咲の胸が痛んだ。彼女は修二に強い想いを抱いていたことを、この瞬間に確信した。「そうなんですね...」
修二は続けた。「でも、僕はこの街とあなたが好きです。だから、もしよければ、東京に来て一緒に新しい生活を始めませんか?」
美咲は驚いたが、心の中で嬉しさが溢れた。修二と一緒にいる未来を想像すると、自然と笑顔がこぼれた。「はい、もちろんです。」
その後、美咲と修二は共に新しいスタートを切った。東京での新しい生活は挑戦の連続だったが、二人はお互いに支え合い、幸せな日々を過ごした。美咲は「福笑い」の味を東京でも広め、多くの人々に愛されるようになった。
みたらし団子が結んだ二人の絆は、どんな困難も乗り越えられる強さを持っていた。彼らはいつまでも幸せに暮らし、美咲は修二と共に新しい「福笑い」の笑顔を広め続けた。
おわり
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