見出し画像

初恋

経歴を話す中で
高校を辞めて
ロンドンで暮らしていたという
話をすると
誰もが、すごいという。

きっとみんなが
海外留学という想像する。

そして必ず追加で聞かれるのが
きっかけは?という問。

「、、、、、。」

みんなと想像する素敵な答えを
待ってるんやろうと
思うんやけ
私の場合、違う。。。

海外に行ったきっかけ。

はるか上を通り越す
理由。

わたしの海外へ行った理由。
それは
「逃亡」

理由は逃亡です。
というと、きょとーーんとする。

え?何言いました?って
感じで。

さかのぼること、わたし。
高校一年生の16歳です。

一つ年上の別の高校に通う
男子に恋焦がれていました。
うぶですね~。

まあいつも街で顔見知りの
グループの中にいた子で
たまにバイトが終わったら
そいつらの軍団がいたりして
ちょっと交わったりしてたんですね。

告白なんてしてなくて
こっそり恋してたんですけど
態度に出てたんやろうと
今は思うんですけど
急になぜか向こうから
絡んでくるようになり
しまいにゃ、バイト先の
下で待ってたりしてね。

そんなこんなで
向こうから、
付き合おうと言われたわけです。

そんで、人生初めての
誰かとお付き合いが
始まったわけです。

右も左も恋愛の仕方が
わからないおちづちゃんんは
それはもう、、、
どうしてたのか覚えてませんが
まあ、女子してたんでしょう。

そんなある日のこと。
事件は起きたわけです。

学校が終わって
街の子たちがたむろしている
エリアを歩いていると
向こうから彼の親友が
歩いてきたわけです。

よう~~元気かみたいな
挨拶を交わした後。
わたしはそいつに聞いたんです。
わたしの大好きな彼は
今どこにいるのか?と。

そしたら、そいつもあほです。
な~んも考えてなかったたんでしょう。

「彼女といっしょに
あっちてスケボーしとるわ。」と。

え?え???????
彼女???
え?わたしが彼女なんですけど・
え?どういうこと??・

うぶなおちづちゃんは
パニックです。

そんな私を見て
そいつが
「いや。。。あの
彼女って言う角は
女の子っていう意味て。。。」と
言い出して
そいつをぶん殴って
おもいっきり蹴り飛ばして
「どこにおんねん、やつらは」と。

付き合いだして数か月ぐらいで
その仲間うちの彼女が女子大生で
その女子大生の友達が
グループにちょいちょい
入りびたるようになったタイミングで
彼氏との距離感が
おかしいなと思ってはいたんですけど
恋してるおちづちゃんは
彼のことを信じていたのですね~。
あほです。

ほんで、そいつから聞いた場所へ
行ってみると
もう、、、、もう!!見てられないほど
いちゃいちゃしてたんです。
その女子大生もなんか感化されて
ザ女子大生みたいなかわいい服装だったのが
彼と同じようなビーガールに
なって、スエットとか着てるんですね。

あ~~~~~~~~~~~
こりゃ、完全に黒です。

腸がもげそうで
吐きそうで、泣きそうで。。。

でも、初めて好きな人と
実った恋。
好きだったんです。
ものすごく。

言えない。。。。
「なにしとんじゃ~~こら」
言えませんでした。

棒立ちに固まった私を
二人が気づいて
彼が私のそばにやってきて
「いや、、、あの、
違うって。
彼女がスケボーを教えてって
言ってきたな。
そんで、教えてあげてたんよ。」と。

もう私の頭は
真っ白です。
言えない、、、。
口が開かない。
日本語が出てこない。。。

「あ、わたし今からバイトなんよ
行くわね。
じゃあ、ごゆっくり。」そういって
その場を立ち去った。

もう、悲しくて悲しくて。
もうこの世の終わりです。

あ、、、、。
私の恋は終わった。
しんど。
ってなりました。

学生の時期って
そういうことが大きな
ことなんですよね。

星の数ほど男がおるって
言われても
その人じゃないと嫌だって
思う。

それで、わたしの
脳みその中では
暴言でののしりまくりたい、
わたしのことは?
わたしへの気持ちは?
私のこと好きじゃなかったの?
いつからあいつと関係してた?
え?隠れてわたしのこと
笑ってた?
独りよがりのかわいそうな子。
え?周りはみんな
知ってたん?
でも誰も言ってくれんかった?
かわいそうにって
陰口言われてたん??

もうぐるぐるぐるぐる。

あ。
わたし、ここに居たくない。

って、思ったんですね~~。

当時、携帯はまだ普及されてない時代で
PHSの時代。

彼から電話かかってきたらどうしよう。
なんて言う?何話す??

ていうか。言いたい。
ボロカス言いたい。
あ~~~~~。
ののしって、追い詰めて
どつきまわしたいけど・・・・・。

当時のかわいいうぶな
ピュアな私は
「嫌われたくない。。。」

そんで、なぜそういう理屈で
そうなったのかわからないけど
「日本に居たくない。」

って、なったんです。

「なんで海外へ行ったんですか?」

その答えがこれです。

長い~~~
一言では言えない。
でも一言でいえば
「 逃亡」

ちょうどタイミングよく
もうすぐ冬休みというタイミング。

どこへ逃げよう・・・。

当時、ビバリーヒルズ青春白書に
はまっていたことと
幼稚園の時からずっと
ディズニーランドに行ってみたかった。

よし、ロサンゼルスに行こう。

そうして、わたしは
誰にも何も言わず
忽然と徳島から
日本から姿を消したというわけです。

その続きは
次のブログまで。

いいなと思ったら応援しよう!