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押し付け

まあどのタイミングでも
どんな場所でも
いきなり知らん人に
「おい、こらぁ」と声をかけられたら
「なんじゃこらぁ」と
即座に返せられる。

1秒もかからんかもしれん。

でも、そんなことはもうしない。

脳みその周波数が変わったのか
神経がさらに図太くなったのか。

おい、こらぁとは
言われてないんやけど
そんな感じで
初対面の私に対して
ものすごい圧で
言い込んできたおばはんが
店に入ってきた。


けど、いつもなら
なんじゃこらだったのに
自分の反応が
な〜〜〜にも感情を揺れ動かされなかったに
自分でびっくりして
そのおばはんが帰った後も
全然精神食らってない自分がいて
わたしめっちゃ成長したんちゃん!!って
思って
これは書き残しておこうと
今ブログを書いている。

いきなり店に入ってきて
でっかい声で
「すいませんーーここはなに屋さん?」と
聞いてきた。

「何屋さんですか?」
って聞かれたくないから
わざわざ、
「御用の方はベルを鳴らしてください」と
書いてあるし
「これって何に使うもんなん?」とか
世の中の大半の人が
1ミリも日々の中で
自分が使ってるものが
何でできていて、その原料が
自分にもたらすメリットデメリット知らなくて
自分という人間の構造が全くわかってないわけで
そんな人に
うちの製品がささるわけないから
店頭には
石鹸しか並べていない。

店何屋さんかな〜って
入ってくると見込んで
石鹸だけ置いている。

ほんまはなんも店頭に並べときたくないけど
もしかしたら一見さんでも
うちのお店の商品に出逢えるきっかけは
なくしたらあかんと
思って石鹸を置いている。

石鹸という商品。
サイズ形はわかる。
そして、最低限の情報。


たかが石鹸で
このサイズで
この価格。
そこのハードルを越えれるかどうか。

「高!!」
買い手側に、たった一言。
高、っと言われて
どれだけ傷ついてきたか。

ほなお前、作ってみ〜って
思う。
『この原料で、このクオリティーで
原料配合して
環境に配慮してパッケージ作って
薬事法通す工場作って
人雇って、機械買って
衛生管理して
デザイン考えて、デザイナーに制作依頼して
ホームページ作って通販サイト制作して
店舗借りて、店舗の固定費払って
この石鹸と同じクオリティーで
これより安いもん
作ってみーって』

でもそんなこと、
高いってだけいつたやつに
説明するんもしょーもない手間。

この石鹸がこの値段で
まあそうなるわな、こんだけこだわっとったらって
思ってくれなければ
石鹸以外の全ての商品、すべて
そう思われて終わり。

だから、お店として構えてるのに
のぞいても何もない店でええ。

知らん人からしたら
何のために店しとんか?
そう思う。

でもそれをお互い口に出し合わなくてもええように
したスタイルが
この石鹸しか店頭には置かないスタイルが
完成した。

ネットで検索しても
出てこないならしゃーないけど
ちゃんと外にお店の名前を書いている。」

ほんまに知りたきゃ、
おっさんでもスマフォ持っとんのに
調べたらすぐ出てくる。

「何屋ですか?」
聞かれても説明しにくい。
だって、そんな一言で説明できるような
ものを提案していないから。

とれたてのバナナですよー。
甘くて美味しいよ。
うんこも出るし、どうですか?

そんあ商売と違う。

コンビニのおにぎりが揚げ物が
インスタント食品が
スナック菓子やアイスクリーム
香りのきついシャンプーや柔軟剤
歯磨き粉と書かれたものが
身体の血液をドロドロにして
血圧を上げたり、糖尿になったり
疲れやすくなったり、便秘になったり
風邪ひきやすかったりすることを
それを説明したとて
は?って言う人に
うちの店を一言で言ったとて
伝わるわけがない。

でもチーツリーを知れてよかった。
作ってくれてありがとう。
って言うてくれる人がたくさんおって
その人たちのために
店をしている。

今日日、店だから
こうしないとならないなんて
法則はもう存在しない。

なのにも拘らず。。。。。


今日来たおばちゃんは
ほんま刺客やったと思う。

わたしの気づきの出来事やった。

あ。わたし。めっちゃ
負のエネルギー飛んできても
やられrん。

昔はほんまに
負のエネルギーがきたら
かかってこいとばかりに
立ちむかっとったけど
それを
なんか
めんどくさ!!って思ってる自分を
今日感じた。


大体の人は
興味本位で入ってきて
店のスタイルを見て
あ、違うなと
す〜と幽霊みたいに出ていく。

お互いストレスない。

いちいち接客される方は
うっとうしいんちゃん?って
思うのに
せんかったらせんで
めっちゃブチキレられた。


物申す〜〜〜みたいな感じ。w

店内も見もせず、ベル押してくれの
サインも見ず。

もちろん、わたしは
呼び鈴も鳴らさず、声をかける人は
チーツリーのインスタも知ってて
お買い物もしたことあるし
うちのことをなんとなくでもわかってくれてる
人ばかり。

そう思って、はいはーい。と
出て行ったら

「何屋?ここ」と
パンパンのスーパーのビニール袋を持った
おばはんが立ってた。

しかも答える前に
「チー?なに?専門店?製品?」とか
言いながら
店の外に書いてある店の看板を読み出した。

「チーツリーのオリジナルの商品を
試したり、買ったりできるお店です、」

「は?チーツリーってなに?」

あ〜〜めんど、って思った。

めんどいけど
「チーツリーオーガニックという会社の
製品を販売しています。」と
丁寧に答えた。

そしたら石鹸二種類しか置いてないお店の中を
見て
「まだお店完成してないのね。」と。

「いや、してます。営業中です。」

「じゃあここは一体なに屋なの?、
なにを売ってるの?ここは。
お店でしょ、お客に説明する義務あるんじゃないの?』と。

うわ〜〜〜〜〜〜めんどくさーーー。
なにこのおばはん。

こんな人、一生うちの
お客にはならんぐらい
一目見て判断できるぐらい
こちとら長いこと商売しとんじゃ、
と思いながら

昔の私やったら
ブチ切れて
相手の愚の根もでんぐらい
コテンパンに言いまかしてたけど。

わたしの心の中は
「めんどくさ〜〜〜このおばはん。
教えたところで興味ないくせに、
自分の持っとる世の中の当たり前ぶつけてくるなよ〜。」って
思いながらおばはんの
わたしへの攻撃を
聞いていた。

店なんだから、お客さんに対して
説明する義務があるでしょ。
だってーーーーー。
わたしにそんな常識が通るとでも
思っとんかい、このおばはんは。

見る目ないし
殺気を感じんって
ある意味最強やなーと。

ちゃんちゃら笑ける。
いつの時代の話ですか?それ。って。
喉まで来て、
アホくさっと思って引っ込めた。

かわりに
「世の中に人のほとんどの人が
必要と思ってない石鹸とかスキンケアとか
薬草茶とかそういうもんを作って販売しています。」
と言いかえしてあげた。

なんかわからんけど、
めっちゃキレてわたしに
商売しているのにその態度と
このなんにも置いてない店の
悪口を言いまくってきたので
無視して
奥へ引っ込んだら
そのうち店から出て行った。

わたしが
押し付けてないのに
あんで押し付けてくるのか。

いろんな新しいことへチャレンジしてる
仲間とよくその話題になる。

誰が何をしたって
ええやないかと。

心も体も傷つけてない。
こっちで勝手にやってることを
いちいち自分の価値観で
否定してきたりするの
あれはなんでなんやろうかと。

こんなスタイルです。

へ〜あっそ。って思うか
え〜〜なになに興味めっちゃある。」か
どっちかでええやん。

そんなことしてて
恥ずかしくないんですか?とか
誰でもそんなことしてないのに
そんなことやっていいと思ってるの?とか。

もう昔からそんな否定
戦ってきたけど。

やっと、うんざりしたって感じ。
そしてめんどくさいって
思うえて
そんな負のエネルギーが
襲ってきても無害になってきた。

こんな風に思えるようになるって
私が成長したってこと。

なにかひとつの修行を
成し遂げた感覚。

すごい。
今日は自分で
そんな自分に感動してる。

今日のおばはんみたいな人は
世の中にいっぱいおる。

自分の意見を言わなおれん人。
43年、いろいろ言われた。

「高校には行かんとな、最低でも。」
「海外へ行ってなんかあったらどうするん。」
「高校辞めたら、人生棒にふるで」
「子供は痛い思いして産んでこそ。」
「母乳ちゃうん?え?子供が可哀想」

押し付けんな。

そう思う。

みんなはこうしてる。
世の中の大半はこうだ。

知ったこっちゃない。

どう生きようが。

意見を言うなら
ケツ拭く覚悟で言え。

そう思う、今日この頃。

今日は横浜から
わざわざ一人のお客さんが
お店に来てくれた。

そして、帰り際に
「来てよかった、るんるんです。
人生そんな風に生きればいいんですね。」と。

いろんな心の重しを
わたしに外されて帰ってくお客さんたち。

「出会えてよかった。」
今日もそう言ってもらえた。

それだけで、お店やってる意義な〜〜〜〜〜。

わたしは押し売りはしない。
押し付けもしない。

こうしたらええなんて
いうことは絶対に他人には言わない。

でも、私とお話ししてると
みんな泣く。

「そんな風に思えばいいですね。
目から鱗です。」と。

どんな日々耐えてるの?と
思うけど。

「自分を愛しなさいよ。」
美輪明宏バリに伝えている。
あ、これも押しつけかな。。。

自分を愛すって
みんな二の次、三の次なんやな〜〜。

一番にしいよ〜〜。


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