運動会
まさか、まさか
20年も運動会という場に
参加することになるとは
思わなかった。
ちなみにすみれが中学校までと考えると
さらに9年もある。。。。
うぅぅぅぅぅ~。
さかのぼること、40年前から
わたしは運動会は
一年の行事で
最も避けたい行事でした。
幼稚園は2年間
お母さんの背中にしがみつき
一切参加せず
鼻くそほじりながら
おんぶされて
お母さんが代わりに走るという
写真が残っている。
「穴があったら入りたかった。」
今も尚、語り継がれる思い出。
次は小学校4年生の時の
運動会の前日のこと。
お母さんと大喧嘩をして
明日お母さんは運動会行かんし
弁当も作らんと言われた。
普通ならきっとここで
子供は泣きつくんであろうが
私はそんなことはしない。
どうぞどうぞ、来んでええ。
当日早く起きて
お母さんが台所に立つ前に
お弁当箱に
ご飯を詰め、その上にお茶漬けの素、
その上に焼きのり、
その上にご飯、茶漬けの素、焼きのりと
段にして自家製お弁当を作った。
そして、独りで運動会へ。
昔は今と違って
午前の部、昼飯のタイムがあって
午後の部があって
家族がござを敷いて
わいわい食べる時間がある。
お父さんがやってきて
「おかあさん、お弁当作って
持ってきてくれとるぞ、
一緒に食わんか。」とやってきた。
ふん!!!!!
わたしは早く起きて自分で
作ったお弁当があるからいい。
と突っぱねた。
あ~~~全く。
しょーもない意地っ張りの
娘。
運動会の何が嫌って
練習。
前にならえなおれ、
休め、の動作を
あほほどやらされた。
暑い日の中で。
組体操も嫌だったし
阿波踊りも嫌だった。
なんで体操服で
阿波踊り?って。
徒競走だけは
毎年おばあちゃんと約束で
一番とったら
おもちゃを買ってくれるという
それだけで
6年間全部一番だった。
昔から、そういうところは
抜け目ない。
暑いし、全員参加の
そしてプラス親だの
おじいおばあ親戚と
もうごったがえす運動会。
もうそんなことも
おさらばだと思ったら。
まさかの子供たちの運動会。
いっぺんにぽんぽんぽんと
運どきゃ、まとめて
観れてさっさと
済ませれたのに
上と真ん中9歳差、
真ん中と末っ子6歳差。
17歳の体育祭を目途に
高校を辞めて
24歳から息子の運動会開始。
たった、7年だけの
フリータイム。
そして、今なんて
野外で
そんな遠くで
競技してる子供のを
裸眼で見らない。
サングラスをして
帽子をかぶっていても。
「あそこらへんにおる。」
「え?どれ??」って
言うてる間に
動いて、もうわからん。
同じ運動着着て
同じような背格好で。
私の運動会観覧は
ただそこにいたという
事実を子供たちに
なんか言われたときに
言う事だけが目的。
今の時代は女子も短パンだけど
私の時はブルマだった。
スタイルの悪い子供にとっては
最強に嫌な恰好。
脚の長い同級生が
ぴっちぴちのブルマ履いて
「わたしめっちゃスタイル悪いんよ
恥ずかしいわー。」と言って
ストレッチしてる姿見て
蹴り飛ばしたろかと
思ってた。
わたしはサイズの3サイズぐらい
大きいのを買い
かぼちゃパンツみたいに
ちょっとでもこの大きなお尻が
わかりにくく
脚が短いのを1ミリでも隠したい
そんな小学生だった。
そして、すみれの運動会。
すみれの幼稚園は
毎年すべて年長さんが
主体となって
運動会を作るのが伝統らしく
名前も運動会ではなくて
「らんらんにこにこらんど」という
いつの年代の子供たちが
名付けたのかわからんけど
そんな名前で
開催され続けている。
子供たちが、あーでもない
こーでもない、
これがしたい、したくない。と
議論しあって出来上がるので
年長の親たちも
子供たちの成長に
感極まるのだそう。
わたしはそこらへん
ドライなのだけど
高校卒業までエスカレートの
学園なので
娘含め、一緒に育った子供達の
高校卒業式は
わたしも号泣するかもしれんな~。
あんじは今年最後の運動会。
なんやら、マイクを持って
司会進行をするらしい。
え?誰が?
おれが。
え?どこの子が?
いやだからおれだって。
まじで!!
選抜されるなんて。
ぽんこつあんじが?!!
あほのあんじが?
はい、あほです。
なに??
まさか、学校では
優等生なの???
まさかね。
嫌な運動会も
最後はあんじのコントが
観れるということで
行く気になった。w
長男は中学校入ってからは
「個人懇談以外学校へ来るな」という
恐ろしいお達しで
体育祭は行かないで済んだ。
そういうお年頃。
あんじは来年、来るなというか
来て欲しいというのか。
最近は、中学生の子も
親に見に来てほしいという。
昔は誰も親見に来てなかったな。
わたしのお母さんは
小学校も中学校も
しょっちゅうわたしのせいで
お呼ばれ食らってたな~。
言うことを全く聞きません。
やれと言われたことをしません。
みんなと同じことができません。
友達をケガさせた。
忘れ物が多い、宿題をしてこない。
言い訳をする。と
いっぱい言われてたらしい。
おかんはいつも
わたしが子供たちになんか言うと
「お母さんは、なんも
できんかったのにな~~~」って。
おい、ばらすなよ。
おとうさんは
「まあ、ちづるから
産まれてきたのにどの子も
みんな上出来。」
おい!!
小さい時から
毎年運動会なんてもん
なくなったらええのにって
思い続けてきたけど
なくなる気配なし。
しゃーない。
あと、9年。
とりあえず行くべ。
あ。次終わったら
下手すりゃ孫の運動会が
はじまるの!!!
うわ~~~~~。
わたしの運動会呪縛は
当分抜けられそうにない。。。