今週の新聞記事 コレ!
やはり、森喜朗。1937年生まれ83歳。問題となった発言は3日、「女性が入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかかる。」これだけでも、大問題だが、さらに4日の記者会見が火に油を注ぐ。「だから撤回」「邪魔なら掃いて」森氏の立場は東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長。
そんな会長を、組織委員会は慰留する。慰留したのは武藤敏郎事務総長ら。森氏は「みんなから慰留されました。いま会長が辞めれば、IOCはかえって心配するし、日本の信用もなくなる。ここは耐えてください、と。」「たくさんの国会議員からも『いま辞めてどうするのか』と激励されました。」と続ける。
どういう感覚で生きているのかさっぱりわからない。武藤事務総長はじめ組織委員会、及び、激励した「たくさんの国会議員」。ぜひ、激励した人名乗り出てほしい。私は、こういう理由で森氏の慰留を求めた、当然でしょ、と。
2月8日の毎日新聞「風知草」 特別編集委員山田孝男氏は「森擁護の構造を問う」と書いた。森擁護の根底は「面倒見の良さ」にあるとする。しかし、それは、「森を結節点にした利害関係者のもたれ合い」であり、「うわべの調和」と両断。だから議論には弱い。だから、批判は出来なくなる。
最後に山田氏は組織委に対し「慰留して国民が納得すると思うか。国際社会はどうか。日本政府と組織委がもたれ合い、変革を妨げる構造を変えない限り、未来はない。」
未来のない日本にしたのは、そんな大人を選びつづけた国民でもある。ますますガラパゴス化する日本。
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