FP2級試験に挑戦した話
一昨年FP3級に合格したが、
「今度は2級だ!」
・・・とはならず、
勉強きらい・・・
だるぃ・・・
一発合格できる気がしない・・・
2級なんて取らなくてもいいじゃん・・・
などとと思いながら2年近く過ぎた。
しかし、今年に入ってから
仕事に行き詰まりを感じ、
そろそろ2級の勉強せにゃ
いかんかのぅ・・・
と重い腰を上げて
受検勉強を始めたのが今年の7月。
で、
9月に受けた試験の感触は
ダメダメだったが、
どういうわけか奇跡的に合格していた。
・・・いや、点数は聞かないで。
◇
何かと自分に言い訳して
勉強しなかった理由は
合格する自信がなかったからだ。
ようするに臆病な性格だということ。
よく言えば慎重なのかもしれないが、
単に一歩前に踏み出すのが怖くて
自分から動き出す勇気がない臆病者なのだ。
◇
そんな私の背中を強く押したのが、
クライアントだった。
FP3級はライター5年目くらいに
あるクライアントに
背中を押されて渋々受けた。
で、FP2級の時は
別のクライアントに背中を押される形で
ようやく受ける決心がついた次第だ。
昔からそうなんだが、
私は他の人から背中を押されないと
中々最初の一歩が踏み出せないようだ。
◇
ただ、どういうわけか
一度背中を押されるとエンジン全開になり、
自分でも驚くほど急ピッチで動き出す。
最初の一歩を踏み出すまでに
年単位の時間が経過することもザラなのに、
一歩踏み出した途端にギアがトップに入って
ものすごい勢いで走り出すのだ。
今回のFP2級の試験もそんな感じで、
受検申込みからの2ヶ月は、
文字通り猛勉強した。
苦手な数字ともガッツリ向き合い、
ルーティンワークが苦手な私が
毎日欠かさず過去問を解き続けた。
あの2ヶ月間は、
完全にいつもの自分ではなかった。
まるで別人のごとく勉強していた。
◇
その結果、
最初は過去問の正答率2割も
ザラだったのが、
1ヶ月後には50%超になり、
受検直前には正答率が合格ラインを超えた。
受検当日はボロボロで「絶対落ちる」
と思っていたが、
蓋を開けたら合格していた。
・・・いや点数は聞かないで。
◇
本当は
「そんなに勉強しなくても合格したよ♪」
なんて、
余裕の表情で合格報告したかった。
でも、実際には
(たった2ヶ月だけど)
目の色変えて猛勉強したし、
その間は仕事も家事も
だいぶおろそかにした。
※皆様にはご迷惑をおかけしました・・・
家ではもちろん、
電車の中でも病院の待ち時間も
ドライアイでかすむ目に
目薬を差し続けながら
「過去問道場」の問題を解きまくっていた。
私の場合はそこまで必死にならないと
到底合格できなかったことは間違いない。
◇
もちろん、
2ヶ月の猛勉強で合格したベースとして、
3級取得時に身についた知識や
金融ライター業務で身についた知識がある。
それでもFP2級は私には難関資格であり、
他の人がバカにするほど
合格は容易じゃなかった。
正直言って
受検までの2ヶ月はとても苦しかった。
こんなに勉強で苦しい思いをしたのは
おそらく受験生だった高3の時以来だ。
◇
その甲斐あって見事合格を勝ち取れたのは
純粋にうれしい。
ただ、
資格の取得はスタートに過ぎないことも
また事実であり、
まだまだ次の資格取得への勉強が続く。
そのことを痛感したのは合格した後。
日々変化し続ける金融事情から
置いてきぼりにならないために、
次の資格を取得するための勉強が
必要になった。
◇
で・・・・・・
今日ようやくそのために必要な
講座の受講申し込みを行った・・・
ああ・・・猛勉強の日々再び。
そう思うと泣けてくるが、
仕事でFPの知識を使う以上仕方ない。
まだエンジンが止まっていないうちに
その勉強を始めなければ、
また次の一歩を踏み出せなくなる。
はぁぁぁぁぁ・・・
老骨に鞭打ってがんばろ。