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三脚が6ケタ台?金銭感覚が麻痺する鳥写真の世界

今日も鳥写真愛好家あるあるネタを投下致します。

前回の話は下記をご覧ください。

前回は、鳥写真愛好家=レンズ沼から抜けられなくなるという話をしましたが、実は他にも散財の種があります。それが三脚です。

大砲、あるいはバズーカと呼ばれる超高倍率レンズ(※)はかなりの重量があります。(お値段もすごいですが)

※サンプルとしてアマゾンの商品紹介ページ(CanonEFEF600mm F4L IS II USM フルサイズ対応)へのリンクを貼りました。ご参考までに。

そんな重量級の大砲レンズを装着したカメラで手持ち撮影を行うのははっきり言ってほぼ不可能です。

そこで必要となるのが三脚ですが、なまじのものでは到底カメラとレンズの両方を支えきれません。そのため、以下の条件が必要不可欠となります。

【大砲レンズ用三脚の条件】
・脚(厳密にはこれを「三脚」と呼ぶ)が大砲の重さに耐えうる強度を持つ
・動体の動きに合わせて自在に動く「自由雲台(後述のリンク参照)」も必要

しかし、この手の三脚がまたびっくりするほど高いのです。

・比較的安価な「三脚&雲台キット」でも10万円台

脚の部分だけで10万~20万円以上。

自由雲台も10万円以上がゴロゴロ

※いずれもご参考としてアマゾンの該当ページへのリンクを貼りました。

これらの金額を見ていると、もはや通常の金銭感覚などぶっ飛びます。正直そんな高いもの買う人がそんなにたくさんいるのか?と疑うレベルです。

しかし、私が出会った、どこから見ても庶民的な鳥写真愛好家の紳士と淑女の皆さんの多くが、節約したり仕事を増やしたりしてコツコツとお金を貯め、上記のようなすごいレンズ&三脚&雲台のオーナーになっています。

それを見ると、もはや鳥写真にお金と人生をつぎ込んでいるとしか思えないほど熱く、正直その情熱に圧倒されてうっかり「私も……」とよろめいてしまいそうな時もありました。

しかし、家族に「最近おかしいんじゃない? 鳥写真にのめりこみすぎてて怖いよ」と言われてはっとし、「これを買ったら我が家の家計が破綻する」と、思い直しました。

それにしても、今思えばあのイケイケムードの中でよくぞ冷静な判断ができたものです。もし熱に浮かされて貯金をはたいて買っていたら大変なことになるところでした。

以上の通り、鳥写真の世界に足を踏み入れると金銭感覚がおかしくなりがちです。できればまともな金銭感覚が残っている早期のうちに、家族などカメラに興味がない人に自分の金銭感覚について忌憚なき意見を仰ぐことが重要だと痛感しています。

今日は、三脚も高い!というお話でしたが、実に恐ろしい? 鳥写真のディープな話はこれだけではありません。そのため、いましばらくこのネタを続けさせていただきます。

カバー画像:筆者撮影

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