【睡眠時無呼吸症候群の人の息が止まったときにどうすべきか?】
救急車を呼ぶときというのは、周囲の助けがないと意外と時間と手間がかかるものである。さらに言えば、自分が身動きが取れないときは、いくらメモを用意していてもそれを手に取れないこともあるし、自分が話せないときは、救急車だって呼べない。
それを私は身をもって知ったため、人が病気だとかなんとか聞くと、「救急時にはどうすればいいのだろうか」という考えに及ぶようだ。
それで、まぁお世話になっている方と雑談をしたときに「睡眠時無呼吸症候群」だということを知った。睡眠時に呼吸が止まる病気である。 昼間に睡魔が襲ったり、頭痛がする程度だとは聞いていたものの、「夜中に息が止まったときはどうすればいいのか」「救急車が必要なときはあるのか」「救急車を呼ぶとしたら、どのような状況か」などと妄想がガーーーーっと浮かんでくる。
この病気だと息が止まっても呼吸が再開するのでいいのだと後に知ったけれども、しかし、「息が止まる」ということは、1分1秒を争うことなのだ。対応いかんで人の生死が左右される。気道確保をする場合は、あご先を挙げたらできるのだけれども、同病気だと舌が喉を塞ぐ形となるので、あごを挙げて舌がさらに喉を塞いでしまわないか等々いろいろと不安になるのだ(でも、あご先を挙げる手法で問題はないようだ)。
確かに医療辞書を引いてみたら、病気の説明は書いてある。でも、辞書の記載のみが病気のすべてを表しているわけでもないだろう。上記のような疑問が湧く。でも、このような答えをGoogleが答えてくれるわけではない。医学書を読むか専門家に聞くしか方法はないのである。
そこで、消防団員の私は、消防の方に質問をした。というのも、私は救命方法についても学ぶので、救急時の対応については学んでも学び足りないくらいだからだ。
幸いにも消防署員の方が救急の中枢を担う救急課の方に聞いてくださり、本日回答をいただいた。これは恐らく医学の専門家に聞く必要があっただろうと推測される。
わざわざ時間と労力を割いてくださって得た情報を私ひとりで所有しておくことは非常に勿体ない。必要な方々に広く知らせる責任があるとの思いで、ここに引用したいと思う(許可済み)。ここでのみ記載することだけで情報が広く伝わっていくとは思っていないが、一つの手段としてここに記載し、今後もこのような情報を広く伝える方法について考察を深めたいと思う。
下記、秋田市救急課からの回答。
1)睡眠時に呼吸が止まっていることを確認した場合、近くにいる人はどう対応したら宜しいでしょうか。
睡眠時無呼吸症候群は、器質的(太っているなど)によって気道が狭くなり、
睡眠が深くなると、終いには舌根が沈下によって、呼吸が10秒くらい止まり
体の中の酸素が足りなくなると、呼吸が再開される状態です。
したがって、頭部後屈あご先挙上(いわゆる気道確保)を行えば、気道が開通するため、呼吸は再開されます。
2)救急車を呼ぶタイミング等
基本的に、体の中に酸素が足りなくなれば、呼吸を再開するため心配はありませんが眠りが浅くなるため、日中に眠気や頭痛を訴えたりします。
体質の改善が最もですが、マウスピースや横向きで寝たりすることで、改善できることがあります。
心配でしょうが、このような対応しかありません。
医師に相談するしかないと思います。
近くにいる人の対応としては、現在、普段どおりの呼吸か否かで判断しているので、非常に悩ましい状態であること、心臓が止まっている(例えば、唇が紫色になっている、冷たくなっている)などでないと判断ができないかもしれません。
やはり、予防が大切であるとしか言えないです…。