マレーシア政府へ物申す。 マジで、私はブチ切れている(激怒!)
マレーシア政府へ物申す。
マジで、私はブチ切れている(激怒!)
皮肉なことに、自分が救急患者になって、その対策をしたすぐ後に救急患者を見つけた。
【とにかく行動が遅い、救急車を呼ぶまでが非常に非効率。日本式の救急対応をスパルタ教育すべきではないか? 行動もダラダラしていれば、患者の扱いが非常に雑。人の命に対する危機感というものがまったく感じられない。】
さて、今日の夜中の2時の話である。
トイレの中で誰かが倒れている。本当に情けないことに動くことができなかった。ここでどうすればいいか分かっているはずなのに、動くことができない。
勇気を出してトイレの中を見なければならないことは分かっていた。でも、できなかった。シャワー室にいる人を呼び出し、人の声を聞いたら安心して、自分がすべきことが見えてきた。私はすぐに携帯を取りに行った。
本来であれば救急車が一番先だが、寮に住んでいる大学の担当者に電話して、現場に来てもらう手配をして、時間がかかるであろう救急車の手配をしようと私は考えたものの、彼は電話にでない。そうなれば救急車だ。
マレーシアの救急電話「999」が当てにならないだろうことは推測していたけれども、民間の病院の救急車を呼んでも私は費用面での責任が取れない。日本人であれば保険に入っているだろうし、日本人にとってはそこまで高くないから民間の救急車を呼んだけれども、誰が倒れているかがわからなかったので、マレーシア政府の救急車を呼ぶことにした。
まぁ思った通りに非効率な救急電話対応であった。いろいろと質問されていらいらが募る。分かりきったことまで質問するので「考えれば分かるだろう」とブチ切れたら、相手はおとなしくなった。もちろん、それが必要な過程である可能性もある。マニュアルがそうなっているのかもしれない。
でも、ちゃんと救急車の手配が済んだのかが一番心配で「救急車をすぐに寄越せ」とひたすらいい続けた。「ちゃんと向かっているのか」と叫び続けて、「手配をした」と聞いてようやく質問に答えることにした。
記憶が定かではないけれども、相手はこちらの状況を知るまで救急車の手配をするつもりではなかったのかもしれない。でも、患者は倒れているので、有無を言わさず、そして救急車出動が無駄になってでもいいから、先に救急車がきて専門家が対処したほうが患者が助かる可能性が高いのだ。本当に時間との勝負である。
本来は相手の言うとおりにした方がいいけれども、マレーシアという国はやはりこういう対応レベルが日本ほど高くない。しかも、いくら救急であっても、【ダラダラ】と対応するのがマレーシア!
案の定、救急車が到着しても、ダラダラと歩いてやってくる。マジでブチ切れそうだ。「急げ、この野郎!」と叫びたくなったが、叫んでも無駄なことは経験上わかっているので、黙っていた。
病院も非効率で、一度病状を説明して、それが看護師にも医師にも伝達されていけばいいのだけれど、そういう発想もないので、看護師、医師、すべてに何度も何度も病状を説明させられる。それだけで疲弊である。
しかも、さらには寮の扉が閉まっているから開けておくようにと電話がきた。この連絡がくるだけマシだが、、、、
あのさぁ・・・大学病院なんでしょ? しかも、うちの大学の。なのに、なんで鍵を持ってないわけ?
まぁ運営が別なんでしょうがね。
近くにいた大学の教授に扉を開けてもらうように依頼したら、セキュリティが電話にでないとか言い出す。
マジで、何なの? この大学(怒りマックス)
24時間セキュリティがいるはずだろ、ふざけるな!
怒っても仕方がないことはわかる。でも、救急時の対応ができないことは最低最悪である。
さらには、電話口ではうるさくガーガー言ってくる。でも、こっちはこっちで対応がある。こんな信頼のおけない救急電話と話しているくらいであれば、とにかく大学の職員を叩き起こすために電話をかけまくりたい。大学職人に対応してもらった方が確実な気がしてきたからだ。
「2分後に電話を掛け直してくれ」というも、断られる。
電話番号をメモするにも、メモがない。ルームメイトの携帯を手に取り、「電話番号を教えてくれ」と言うが、「999」と言う。私は再度ここに電話してマレーシア人がちゃんと引き継げるかを心配したために電話を切りたくはなかったが、大学職員を呼ぶ方が大事だと判断し、電話を切った。
電話が繋がらず、緊迫してくる。家の場所を人づてに聞き出し、扉を叩くも出て来ない。
ようやく電話が繋がり、「すぐに来て」と言うだけで、彼は対応してくれた。
ああ・・・・・・
あの頼りない救急電話よりも遥かに役に立つわ。(そう思わせる救急電話に対して、さらにムカついてくる)
そして、彼は鍵がかかっているトイレに入り込んで対応してくれた。
私はすぐに救急マニュアルを手にして「息はしているか」「からだの向きは」と確認した。
幸いに息はしているようだ。嘔吐状態ということで、私は救急マニュアルを参照して、からだの体勢を横向きにするように彼に言ったが、彼いわく横を向いているようであった。でも、彼が言うのは顔だけであり、恐らくからだ全体ではなかったため、これは私の指示ミス。
あー、自分が対応できる勇気があればいいのだけれど、やっぱり怖かった・・・。情けない話だが、本当に厳しかった・・・。いかんせん、注射さえも見られないのだ・・・私は・・・・。救急隊の凄さを改めて思い知った。
友だちが「飲み過ぎじゃないの?」と言っていたが、実は私もそう思った。それであればむしろいいのだ・・・。命に別状がないという点において。
まぁしかし、最初の時点で私がトイレに入り込み、呼吸と体勢の確認ができるまでの勇気を養わないといけない。
本気でこの国の医療機関は問題だらけである。日本だって、問題があるだろう。これまでも問題があり、それを改善し続けた結果の今だ。
しかし、あんなにダラダラして、患者の扱いが悪く、訓練されていない救急隊員を見ているとイライラしてくる。滅多にイライラしないが、重要なことにはイライラする!!!!!!!!