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100円(税別)でも意外と侮れない!?ダイソーのボードゲーム「財テクゲーム」を遊んでみました

100円ショップの雄であるダイソー(株式会社大創産業)がボードゲームを発売していることはご存知でしょうか?

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様々なタイトルがいずれも100円(税別)で販売されています。内容も100円クラスかと思えば、それなりに遊べるタイトルもあり侮れません。

しかし、これほどの規模の作品が販売されようとは…。

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「財テクゲーム」。そのパッケージから伺い知ることが出来る数多くのトークンと凝ったゲームボード。

100円(税別)でこれ?

もう見た瞬間に即買いです。

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とりあえず家族で遊んでみることに。
パッケージ開けて、ひと通り梱包物を出し並べてみました。

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内容物は、①ゲームボード1枚、②コマ4つ、③サイコロ2つ、④説明書(日本語、英語)、⑤財テクカード27枚、⑥ポストカード36枚、⑦ニュースカード36枚、⑧保険証書…生命保険・自動車保険×各6枚、⑨借用証書…1億円・2億円×各7枚、⑩紙幣…10万円×22枚、50万円×18枚、100万円×23枚、500万円×24枚、1,000万円×27枚、5,000万円×12枚、1億円×9枚。

何度も言いますが、これ100円(税別)のゲームですからね。

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これがゲームボード。

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プレイヤーは上記のように所持金7,000万円を持ってゲームスタート。
(そんだけ銭持っててまだ欲しいんかよっ!!)

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ゲームはこの「決済マス」よりスタート。ここは1周すると必ず戻ってくるところで、ここで給料(なんと月給200万!)をもらったり、事業や借金の利息、保険証書などの収支を決済するのです。

ゲームの目的は10億円を現金で貯めること
ここで決済した結果、一番先に10億円を達成したブレイヤーが勝利です。

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ゲームの基本はすごろくと一緒。サイコロを2つ振り、出たマスの目に従ってお金を支払ったり受け取ったり、カードを引いたりするというもの。

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このマスに止まったら「財テクカード」を1枚引きます。

財テクカード1

財テクカードにはこんなのがあります。「不動産」「投資」「起業」の3種類が存在し、それぞれ元手を支払って購入するかどうかを決めます。購入したら、一番下に書いてある金額が決算日の収入になるのです。

でも、いきなり「億」とか言われても買えませんよね。そこで…。

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ジャーン!!道切り拓く者には銀行が融資してくれるのです。ほら、これが借用証書!最大3億円まで貸してくれます。利子は決済日に支払う必要がありますが、あんだけ儲かるなら100万単位の支払いなんて楽勝だよね!?

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あーあ、2億円も借金しちゃったよ…。でもこのプレイヤーは決算日の収入が3,300万円に。これを繰り返して自身の財源を増やし、10億円を目指すのがこのゲームの基本です(なお融資は決算日に返済することが可能)。

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しかし、財テクしてる以上ノーリスクではあり得ません。
この「ニュースカード」を引くと…。

ニュースカード

このようにロクなことがなかったりします(たまには良いニュースもあるのですが…)。事故などで財源を強制売却させられるとか、シャレにならない事態になることも。

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「ポストカード」って何じゃらほい?郵便局かな?

ポストカード

どうやらこれは「モノポリー」でいうところの「チャンスカード」と「共同基金カード」みたいなものみたい。良い効果をもたらすものもあれば災厄をもたらすものもあり。

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何か不測の事態が起きたときのために「生命保険」「自動車保険」に入ることも可能。このあたりは「人生ゲーム」みたい。

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これが保険証書。

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ただ…このゲームにおいては金額的に保険の意味がないかも。数千万が飛び交うゲームにおいて数十万のやり取りのために時間食うのもねぇって感じ。うっやば、金銭感覚がどっかイッちゃってるよ…。

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株価が暴騰する日もあれば…。

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株価が暴落する日もあり…。

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ギャンブルに身を投じることもあれば…。
(「幸運のサイコロ」。掛け金を100~500万円の範囲で決めてサイコロを2つふりゾロ目が出れば10倍に。3回までチャレンジ可能)

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冒険に身を投じることも…。
(ハイリスクハイリターンなアドベンチャーコースを選択可能なマス)

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溜まっていく寄付金。誰がゲットするのか…?
(マスに止まった者がゲットできる)

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そんなこんなで、10億円を手にした者は…!?

まさかの該当者ナシ!!

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<結果>

長いんじゃこのゲーム!!家族3人でプレイしてて、みんな結構それなりにスピーディーにプレイしてたはずなのに、4時間くらいプレイしてても誰も10億なんていけそうもなし。プレイヤー間の金額差は増えてきたし、食事の準備の時間が迫っているしで、家族で協議した結果、ある特定の時間で全員決済!その段階で財源も売却し借金も完済したうえで一番金持ってるプレイヤーをとりあえず優勝としたのでした…。かくして結果は、

1位プレイヤー:6億3620万円
2位ブレイヤー:5億3070万円
3位プレイヤー:3億6650万円

ということに。あと2~3時間くらいやってれば10億円プレイヤー出たかもしれませんが、とてもじゃないけどそこまでモチベーション維持できませんでした。とりあえずこんだけ金持ってりゃ生きてくのに十分です!!

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<総評>

確かに100円(税別)分以上は遊べたと思います。ここまでのゲームボードとトークンをこの金額のパッケージにブチ込んだことは偉業と言っても過言ではありません。

ただいかんせん、10億円貯まるまで遊ぶゲームじゃないわこれ。

4時間プレイしててこの結果ですからね?どんだけ重量級ゲームなわけよ?ゲーム中やることは「借金して財源買う」→「儲けて借金返済する」→「また借金してもっとデカい財源買う」の繰り返しであり、その財源を買うにはいつ止まるか分からない「財テクカード」のマスをひたすら待つしかありません。しかも希望の財源がきてくれるかは運次第なのですから、プレイ時間がラーメンのごとくいくらでも伸びていくわけです。

まぁいかんせん100円(税別)。多くを期待してはいけません。

ただ、今回そうしたように「時間を決めてそこで強制的に決済して終わる」とか、あるいは「勝利条件を3億円にする」とかすれば、それなりに遊べるゲームになるかもしれないです。

(追記:後からの思い付きですが、「財テクはカードをめくるんじゃなくて任意に選択可能とする」または「財テクはいつ何を購入してもいい」というルールにするだけでもゲーム進行がスムーズになると思います。そもそもこのゲーム、時間がかかる原因は財テクを自由に買えないことなので)

…とはいえ、もうこれウチでは遊ばないかもなぁ。ボードゲームの積みゲーまだまだあるし。

そうだ、これ良ければ希望する読者の方に1000円(税別)で販売しますよ!それがいいそれがいい!!皆様いかがですか?(財テクw)

<参考>

過去に書いたダイソー100円ボードゲームの記事。


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