自転車でGo!ちょっと遅れての聖地巡礼~都内から日光東照宮へ150kmの旅路
久々の自転車遠征。今回は都内の自宅からおよそ150km離れた日光東照宮に聖地巡礼の旅へ行ってまいりました。その道のりは後半の行程およそ50kmがほぼすべて登りという、鬼サイクリングでありました。
茅原実里さんが立った日光東照宮の五重塔前へ
それにしても、久々の自転車遠征が何で日光東照宮なのか。
その答えはこれです。
第46回世界遺産劇場 日光東照宮 声優朗読劇
2024年10月5日、世界遺産登録25周年記念事業として行なわれた第46回世界遺産劇場にて、声優たちによる朗読劇が行なわれました。登場した声優は梶裕貴氏と増田俊街氏、茅原実里さんのお三方。日光東照宮入口の五重塔前に造られた特設ステージで、「NEZUMI ~汐留のシジミ売り~」(江戸の怪盗・鼠小僧)、「どんぐりと山猫」(宮沢賢治)を演じられました。
茅原実里さんvoicy放送「義賊とどんぐり」
私が応援しているみのりん(茅原実里さん)が日光東照宮に…。
私はこれ、諸事情で行けなかったのですが、みのりん(茅原実里さん)の放送を聴いていたら、何かその景色をどうしてもどうしても見たくなっちゃいましてね…。
(みのりんが立っていた場所に行きたい…!!)
気付いたら日光までの行程について、地図で調べ始めてたってワケよ!
150kmってことはどう頑張っても着くの夜だな…。タイミング的にちょうどライトアップされてる時間帯にその五重塔が見れれば良し!帰りは東武鉄道の株主優待きっぷをチケットショップで事前購入し、輪行で帰ればOK!!
(うん、行ける!!久々の自転車遠征、このなまった身体に喝を入れるにはちょうどいい距離感だ!!)
私はこのとき、これがどれほど恐ろしい道のりなのかについて、まるっきり何も知らなかったのです…。
まずは日光街道(国道4号)へ
かくしてchitoseArkの車輪は再び回り始めました。
2024年10月14日の朝6時、約9日間遅れての聖地巡礼。
それでは、“出っ発”だ!!
旅立ちの朝にSunrise!!
JR・東京メトロ・都電の王子駅付近にて国旗を掲げた都バス。
この日は祝日、それもスポーツの日だったのですよ。
宮城ゆうゆう公園。ここは今年お花見をやったところです。
ところで何でここに来たかというと…。
この公園、実は王子方面から荒川を渡る通路としても使えるんです!!
公園までは自転車に乗ったまま登れるので、このまま河川敷を走ればそのまま荒川を渡る橋へ。
(荒川特有の「自転車は降りて押してどうぞ」の罠を回避できるルート!)
まだ先は長いけど、大きな河川を渡るとテンション上がります。
私が水辺から遠いところで育ったせいかもしれないけれど。
環七を経由して日光街道へ。
ここから足立区を越えると埼玉県です。
この時点で1時間以上経過…ちょっと時間かけ過ぎだなぁ。
さすがに長いこと乗ってなかったブランクは大きいか…?
埼玉県をほぼ東武鉄道沿いに北上する!
ついに埼玉県突入!!
せんべいの草加です!!
皆様もおひとついかがですか?(商売w)
それはともかくここの道、東武鉄道を越えるために自転車がわざわざ道を外れなくちゃならないのです。国道はたまにこういうのあるからなぁ。結構な回り道になるので、迷わないよう注意が必要。
日光街道に戻ってきたよ。ここは谷塚仲町交差点。
へー!!ブックオフスーパーバザールが新しくできるんだ!!
11月5日オープンか…出来たら行ってみようかな?
東武鉄道、獨協大学駅付近。
ここは2017年に松原団地駅から改名されたんだよね。
越谷市に突入!!
そろそろお腹空いてきたぞ…。
朝ご飯休憩(𠮷野家4号線越谷店)
そんなこと言ってるそばから𠮷野家発見。
このタイミングで見つけたら、朝食はもうここで決まりでしょ。
ホントにっ!?
何でも値上げ値上げのご時世において、これはちょっと嬉しいよ?
健康診断対策期間中なのでサラダを付けました。
いただきまーす!!
実は私、すべてのチェーン食べ物屋の中で𠮷野家が一番好きなんですよ。
私の𠮷野家に対する愛は、下記noteをご参照ください。
ごちそうさまー!!
確かに100円引かれてるよ!!嬉しい~!!
さらに埼玉路を北へ
元荒川を越え、越谷市をさらに北上。
春日部方面を目指します。
国道4号はここで道が分かれています。
ここは左側に行くのが正解。
同じ国道4号でも行き先が異なるので要注意です。
この「下間久里」という分岐に来たら左へ。
ここは事前に調べて覚えてきました。
東武鉄道、せんげん台駅付近の交差点。
空が青い…そして広いっ!!
とうとう春日部市だゾ~。
オラの里だゾ~。
いまも残る「東武野田線」の表示板。
現在は「アーバンパークライン」という名称だそうですが、その名前で呼ばれてるの見たことありません…。
ちょっとドラッグストアで休憩。
こっちの店舗はやっぱりデカいなぁ~。
さらに進むと杉戸町へ。
そして幸手市へ。
やがて久喜市へ。
埼玉県は続くよどこまでも。
もう埼玉飽きた…(埼玉の人ごめんなさい)。
でも道は走りやすいです。
ついに利根川に到達。
長大な橋を渡りつつ、川の向こうを見る。
(鉄橋を貨物列車が渡っているの分かるかな?)
ようやく茨城県に突入!!
珍しく自撮りっぽいことやってみました。
茨城~群馬・埼玉・栃木の県境ゾーンへ
「古河市へようこそ!!」
セブンイレブンのお姉さんテンション高いよ!!
大堤交差点。ここは左折。
(もしかしたらもっといいルートあったかもですが…)
渡良瀬川にかかる立派なアーチの新三国橋。
ここは交通量多いので、後方に注意しながら一気に渡り切ります。
ここを越えると…。
何と埼玉県に戻ってきちゃいました!?
しかし埼玉と言ってもここは加須市。
黄色い花がキレイです。
しばらくは渡良瀬川沿いにこんな道を走ります。
景色はいいんだけど交通量めちゃくちゃ多いので、そこは本当に注意!
新じゃない方の三国橋。
本当はこっち越えるのが正解だったかも(地図ではそうなってた)。
埼玉県加須市。読み方は「かぞ」ね。
「カス」って読んじゃダメですよ!!
栃木県栃木市…。
え、えええええ!?
まさかのいきなり栃木突入だよ!?
しかしその直後に群馬県板倉町へ。
そう、この辺は埼玉・栃木・群馬の県境が入り乱れる「三県境」と呼ばれるエリアなのです。実際にここを車で走ると、しょっちゅう県境が変わるのでカーナビが軽くバグります(笑)。
そして再び埼玉県。
そこに見えるはFMわたらせのスタジオ。
第1チェックポイント、道の駅かぞわたらせ
長旅のときはいつもいくつかのチェックポイントを定めるのですが、今回はここ、栃木県への入口となる「道の駅かぞわたらせ」を第一のチェックポイントにすると決めていました。
ここだけの話ですが、実はここ、私が少しだけ仕事で関わった場所でもあるのです。このことについては深くは触れませんが、あのときのあれ、元気に動いているようで、ほっと胸をなでおろしました。
自転車散歩マップの看板。やっぱりここ自転車で来る人多いんだろうなぁ。ん?ここに写ってる自転車、私が乗ってるのと同じANCHORでは!?
ここまでの走行距離およそ70km。そろそろおやつ休憩してもいい頃でしょ…ってことでソフトクリームでも食べようかな?と思ったら…。んぎゃーーー何よこの食券の列!!!
ということで私のおやつはレモン牛乳になりましたとさ。
次のチェックポイントでランチにしよう…。
再び、“出っ発”、栃木路へ!!
渡良瀬川を再び渡ります。
何度も渡らせるからわたらせ川…いまいちなギャグでゴメンナサイ…。
橋の中央から見た渡良瀬川はこんな感じ。
道中でたまたま、東武鉄道の4両編成を撮れちゃったよ!!
私は特に撮り鉄というわけではないけど、こういうの撮れるとちょっと嬉しくなります。
道中あまり撮るもんがないので…(失礼)。
これはたまたま信号待ちしてたときに撮った高架。
長いことずっと直進してきたけれど、ここ「川連」という交差点でようやく右折です。
お…これは…!!
第2チェックポイント、栃木駅
道の駅かぞわたらせからおよそ1時間15分くらいで、ようやくここ、栃木駅に到着です!!
東武鉄道とJR両毛線の駅です。
栃木県は宇都宮が有名ですが、栃木駅だってあるんですよ~!!
「路傍の石」だいぶ昔に読んだはずだけど、こんな台詞あったんだなぁ…。いま自転車でこんなところまで来てる私は、人生を本当に生かしていると言えるだろうかと、自身の胸に問いかけてみたり。
栃木駅前にはこんな公園もありました。
「栃木の偉人古澤丈作」とのこと。私はこの方知らなかったのですが、栃木の人ならみんな知ってるのかな?我が国におけるロータリークラブの黎明期に尽力された方みたいですね…。
「当然のことですが、事業の人である前に道徳の人であるべきです。考えてみるに事業の経営に全力を傾けるのは、そのことによって世の中の役に立つためであります」
…然りです。あまりに共感したので写真に収めました。
これが当然だと思っている経営者は、世にどのくらいいるでしょうか?
うわーでっかいレモン牛乳!!
さてさて、そろそろ13時まわってるし、腹も減って来た。
そろそろどっかで何か食べなきゃなぁ~。
(何故か写ってるのが焼肉きんぐw)
栃木は蔵の街って言われているらしく、それでこのような街並みが多いようです。川越っぽくもありますね。それにしてもお腹減った…。
ここからはこの「日光例幣使街道」という道を走るのです。
それはともかく腹減った…。
せっかく栃木に来たから名物のじゃがいも入り焼きそばとか食べたかったのですが、そんな店はどこにも無し。都市伝説だったのか…?
腹が減ったので戦でござる!合戦場でお昼ご飯
もうとにかく何か腹に入れないと死んでしまう!!ということで、スマホで飯屋の在り処を検索し、栃木駅周辺から少し離れた「合戦場」というところまでやってきました。ここには何があるんだろう…?
このお店、和定食から麺類までいろいろあるみたいです。
とんカツとかもあるけど、ちょっと胃の中に入りそうもないな…。
ここからの道中は登りが想定されるので、少しでも腹に溜まるものを食べておきたいところ…ということで、カレー南蛮うどんにライスを付けました。野菜も取れたので健康的ではないでしょうか。
食べ終わった後のどんぶりに何と「合戦場」の文字が!!
いったいここ、どこまで戦いなのか!?
ともあれ、ごちそうさまでした!!
これでしばらくは走り続けられます!!
登る!登る!どこまでも続く坂道
かくしてお腹が満たされた私は、再び走り始めるのでした。
「合戦場小学校」。小学校まで合戦なのか。
運動会の騎馬戦がどんななのか気になり過ぎます。
道中のスーパー?「オータニ」で少し休憩することにしました。
ここでトイレとともに飲み物の補充。
うおおおお!!!「ワニワニパニック」がこんなところにっ!!
こういうの末永く残ってほしいものですホントに。
栃木駅を出てからというもの、進む道はずっとこんな感じです。
登り坂になってるの分かるでしょうか。
ひぃはぁ、鹿沼市に突入。
道はなおも登り続けています…。
この頃からぼちぼち、行先表示板に「日光」の文字が現れはじめます。
道はなおも登り続けています…。
米不足が騒がれた昨今ですが、栃木の稲穂は今日もよく垂れています。
鹿沼の市街地に近づいてきたためか、ようやく少し走りやすくなってきました。ここは関東の難読地名でよく出てくる場所。「楡木」と書いて「にれぎ」と読みます。
第3チェックポイント、新鹿沼駅
もう16時近くということで、陽もだいぶ落ちかけてきました。
それにしても何かえらくファンシーな駅だなぁ…。
もともとここはチェックポイントとしては予定していなかったのですが、栃木を出てからというもの終わらない登りの連続で、心身ともに疲弊していたこともあり、少しだけ休憩することにしました。
とりあえずここのイチゴでも見て癒されよう…。
ちなみに私は果物でイチゴが一番好きです(次点が桃かな)。
もう正直、ここで自転車バラして輪行袋に詰めて、東武鉄道で日光行くでもいいじゃないとか思いましたよ。でも…。
決めたんでしょうが!自転車でみのりんがいたあの場所に行くんだって!
みのりんだったら何があろうが、絶対にあきらめないよ?
暗き森を越えて目指す世界遺産への道
もう迷わない、“出っ発”だ!!
目指すは日光東照宮!!
行先表示板に「世界遺産 日光の社寺」という文言が現れるようになってきました。道はなおも登り続けています…。
小休憩。
まだ鹿沼市かよ…。
ついに日光市へ!!
しかし何だ、この茂みに入る道は…?
日光市の道は暗くて狭くて怖い。
その鬱蒼とした森は西洋の童話の世界のよう。
こんな両端を木に阻まれているのに、後ろからめちゃくちゃ車が通り過ぎていくのがさらに恐ろしさに拍車をかける。
この暗い森の中、ハンドル操作をしくじったらもはや助かる術はなし。
道はなおも登り続けています…。
誰だこの道考えた奴は!!(八つ当たり)
悪夢のような森を抜けると、ようやく少し開けた場所に出ました。
もうお決まりですが、道はなおも登り続けています…。
日光の距離表記におけるトラップ
ここで日光における距離表記の罠について少しお話ししておきましょう。
例えば上の写真だと、「日光市街 7km」ってありますよね。これ、実は日光の手前の「今市」という場所を指しています。じゃあ日光東照宮とかがある場所はっていうと、その下の「日光の社寺 16km」って方を見なくちゃいけないんです。「それ日光市街じゃなくない?」って言いたくもなります。これ近くに来るまでは「日光市街」の距離しか表示されてないので、近づいたと思ったらいきなり9kmも増えたやん!!ってなるんです。
何でこんなことになってるのか。推測ですけれども、日光市役所が日光駅の方ではなく今市駅(下今市駅)の方にあるから、行政上そこを「日光市街」って呼んでいるんじゃないのかなぁと。でもこれ、別の土地から来た人にしてみたらトラップですよ。今市も栃木県の中ではかなり有名な土地なので、これは「今市市街」って書くべきじゃないのと思ってしまうんですが、私が間違っているんでしょうかね…。
そんなことを愚痴ってる間に、辺りはすっかり暗くなってきました。
道はなおも(略)。
何かまた森が見え隠れしてるんだけど!?
ここ本当に日光市街地なのか?
ここからどうするの?
今市(日光市街)までやってきました。さっき書いた理由により、ここから日光駅のあるあたりまでが約9km。
ここからの道もさらに登りであろうこと…そして、日光駅までの間にはあの鬱蒼とした森林道路が待ち受けていることが想像されます。
ここで私は再度、どうするかを考えなければなりませんでした。
時刻はまもなく18時。翌日は出社なので、日光に泊まることは出来ません。この日の東京行き最終電車に乗るためには遅くとも19時過ぎくらいには日光東照宮にたどり着き、できれば20時に東武日光駅で自転車をバラして輪行袋に詰めるくらいのタイミングでいきたいところです。
どうする?
下今市駅は近い。いますぐそこに行って輪行すれば、スケジュール的には余裕でしょう。普通に考えれば、それが賢明な判断というものです。
どうする?
…考えるまでもねぇだろうが、そんなこと!!
ここまで来て日光東照宮までの完全走破をあきらめて、みのりんに合わせるツラがあるとでも思ってんのかッ!!
あと9km…最後に振り絞るだけの力を私に!!
1分1秒も惜しいが…ここは思い切って休憩を取る!!
ファミリーマート、日光中央町店。
よくぞこのタイミングで、この場所にあってくれた!!
おにぎりとドーナツを買ってこの場で食う!!
この甘味が、私に最後の力をくれる!!
よっしゃこれで当座の気合いが入った!!
いくぜ日光、本日何度目かの“出っ発”だ!!
道は想像した通り。
暗くて寒くて狭くて、そしていつまでも、どこまでも登りでした。
ただ救いだったのは、さっきに比べると後ろから来る車が減っていたこと(あれば自転車にとって神経すり減らされるんです)。
おにぎりとドーナツを食べといて良かった。こんな切迫した状況でも、あと少しでみのりんがいた場所にたどり着けると思うと、むしろ笑みすら浮かんでいるのが自分でも分かるのです。
長かったような短かったような9km。
トンネルにも似た闇夜の森を抜けると、そこは…。
ついに日光駅(JR)・東武日光駅に到着!!
こちらがJR日光線、日光駅。
そしてこちらが東武日光駅。
さて、これから日光東照宮ってとこに向かうんだけど…。
どこにあるのかな??
ギャース!!!!
日光駅エリアから東照宮までめちゃくちゃ距離あるやん!!
私てっきり、東武日光駅の駅前が東照宮なんだと思ってたよ!!
(何も調べないで行く人)
しかもその道のりが、これまでとは比べものにならない登りだったり…。
ええい、ここまで来た以上撤退はない!!
どんな道だろうが行くまでだ!!
日光東照宮前に到着
ようやくたどり着いたのですが…。
あいにく営業時間外で、その奥には入れなそうな様子でした。
時間もないし、もはやここまでか…。
そんなとき、こちらの職員らしき方がたまたま歩いてきたので、五重塔へはまだ行けるのですかと聞いたところ…何とそこまで案内してくださるというではありませんか。
これぞ神の奇跡。
いやむしろ貴方様が神!!!
しかもその方も自転車乗りで、いろは坂などへも自転車で登ったほどの猛者なのだとか…。それだけに、こんなボロボロになった私の姿を見て、何かを感じてくださったのかも…?
あのときの親切なお方、本当にありがとうございました!!
そしてついに…!!
日光東照宮・五重塔へ聖地巡礼
ここに、9日前みのりんが立っていたんだ…。
時間は19時20分。
ちょうど朗読劇が行なわれていたくらいの時間だったと思います。
(18時30分開演だったはずなので)
(みのりん…少し遅くなったけど、やってきましたよ💕)
自宅からここまで持ってきたみのりんのアクスタと一緒に。
(夜なのであまりキレイに写ってないのが悔やまれます)
下山しようとしたとき、顔にわずかながら霧雨がかかりました。
あれおかしいな?
ここまでの道のりは、ずっと晴れていたはずだけど?
もしかしたら、朗読劇に行けなかった私のために、あの晴れ女のみのりんがわざわざ霧雨を降らせてくれたのかも知れないなぁ…なーんて。
そんなこんなで…東京へ帰るよ!!
家に帰るまでが聖地巡礼です。
まずは駅まで戻るよ!!
東武日光駅に到着。
もはやお土産屋もすべて終了し、人もほとんど歩いていません。
駅前に置かれているこの車輛は、東武鉄道日光軌道線の静態保存なのだそうです。だから路面電車っぽいのか…。
とりあえず自転車を分解して輪行袋に詰めます。
どうやら電車間に合いました。
そして東武特急「リバティ」初乗りです。
(荷物置き場があるのとても助かりました!)
この特急は春日部止まりだったので(何でだ?)、そこから北越谷→西新井→大師前と電車を乗り継ぎ、大師前駅で自転車を組み立てて再び走行再開!結局、自宅に着いたのは0時過ぎでした。
ただいまみのりん💕
かんぱーい!!🍻
かくしてアクスタは在るべき場所に還りました。
今回も無事で良かった。これもみのりんのご加護かも。
あ、読者の皆様に言っておきますが、私別に怪しかったり危なかったりするファンとかじゃないですからね~?
闘い終わって反省会をば
いやー、ちょっと日光をナメ過ぎてましたわ。
そこが一番の反省点ですかね…。
一応事前に調べた感じでは、日光東照宮の標高が634mだそうなんですね。
(スカイツリーとほぼ同じなんですって)
私、以前に河口湖に自転車で行ってるんですが、あそこが水面標高およそ833mらしいんですよ(注:諸説あり)。
この両者をまとめるとこんな感じになります。
このことから、次の推論が導き出せます。
まぁこのような感じに読み取っていたので、今回のサイクリング、河口湖に行ったことのある私なら楽勝だろうと踏んでいたのです。
あ、河口湖行った時の手記もよろしければ是非。
(今回と似たような理由で行っちゃってます…)
これは両方行ってきたからハッキリ言えるんですが、間違いなく河口湖より今回の日光東照宮行きの方がキツかったです!
河口湖への道は峠越えがあったり、起伏が激しかったり、約30kmで500mを登らせる坂道があったりするんですが、道自体は走りやすいんですね。
日光への道は何がキツいかっていうと、栃木から先の約50km、起伏ってもんがほとんどないんです。
とにかくずっと登り。
いつまでもどこまでも終わらない登り。
確かに坂自体はそんなに傾斜なく、普段乗りでもこのくらいの坂ならいくらでもあるくらいの、ごく平凡な坂道です。
そう、「この程度ならそうでもない」と思ってしまうところがこの道の恐ろしいところで、これが延々どこまでも続くんです。
そうするとどうなるかっていうと、気持ちが次第に折れていくんですよね。20kmくらいずっと登ってるのに、あと20kmとか書いてあるのを見たときの気持ちといったらそれはもう…💀
さらに疲労に拍車をかけるのが、日光市に入ってからの森の中を抜ける道。
鬱蒼と茂る森の道は、かの「ヘンゼルとグレーテル」のごとき世界のようでそれはそれは美しいのですが、自転車に乗っている状態でそんなメルヘンに浸ってるヒマなんてありません。
両端を木で阻まれているので道幅が極めて狭く、さらに森林のため見通しも悪い。そんな中、後ろから車がガンガン来るのです。車はもちろん自転車を避けてくれますが、道幅があまりないのでどうしても後ろが常につっかえている状況です。こんな有り様なので、自転車の身としてはヘタに休むことも止まることも出来ません。ましてやこんなところでハンドル操作を誤ったりしたら死亡確定です。しかもこの間ずっと登りという…(泣)。
このように、日光行きの道は自転車にしてみたら有り難くない状況がすべて重なっているのですね。体力よりもむしろ神経をすり減らされる感じ。でもこういうのは自分で行ってみないと、googlemap見てても絶対に分からないので。そういう意味では貴重な経験に導いてくれたみのりんに深く感謝しています。また行くかは分かりませんけれども…。
(正直言って、私的には河口湖行く方がよっぽどラクです)
気になる気になる!?体重はどうなった?
そこは触れとなきゃですね。今回のサイクリングは聖地巡礼の意味合いもあるけど、何より今秋の健康診断イベントにおける初っ端のスタートダッシュという意味合いもあるのですから。
で、どうだったかというと…
体重何と2.5kg減!!!!!
衝撃の結果!!
これが自転車の底力ですよ!!
ダイエットが上手くいってないそこの皆様も、これ見たら自転車に乗りたくなってきたでしょう?さぁ、皆様もサイクリストになって、健康的な人生を謳歌しようではありませんか!!
しかしこの話にはオチがありましてね。
このあと、体重がどうなったかというと…。
わずか4日で元の木阿弥(号泣💦)
何故なぜWhy?
私があんだけ死ぬような思いをして落とした体重どうしたの?
何で戻っちゃってるの?
これ、何もなってないじゃん!!
今年の健康診断どうすんだよーーー!!!
かくしてchitoseArkは今夜も走り続ける…!!
1km積んでは健康診断のため、2km積んでは健康診断のため…。
健康診断に何としても勝利すべく、ほんのわずかでも時間が空けば夜の街を自転車でひた走るchitoseArkに、はたして栄光は微笑むのか…!?
以降は健康診断の報告noteをお楽しみにしてくださいませ。
聖地巡礼のお話しはこれにてお開き。
(了)