いざ、ライラックを探す旅へ(そして俳句と短歌らしき何か)
どうも、締め切りギリギリ芸人のchitoseArkです。今回はnote有志による文芸企画「ライラック杯」に参加すべく、ここ北海道にやってまいりました!
パソコン画面の中で!!
(雰囲気を出すため、北海道なアイテムを並べてみました…)
ライラック杯とは
春夏秋冬、季節が巡る度に行なわれているnote有志による俳句・短歌・川柳の企画です。今年の春は「ライラック杯」と称して開催されています。
ライラックを探す旅へ
このnoteをお読みの方の中には、ライラックが何だか分からない方もおられましょう。これがライラックです。
特急ライラック。789系0番台。JR北海道の札幌-旭川間をおよそ1時間25分で結ぶ高速列車です。ライラックなのに何で緑色なのかは謎です。
名前の由来となっているのはこのようなお花だそうです。ライラックは主に寒冷地によく見られる花で、そのためか札幌市を象徴するお花とされているのですって。まぁ植物のことはよく分かんないので、今回はその辺に置いておくことにします。花より電車って言いますし。
でさー?今回のタイトルはライラック杯じゃないですか。ただでさえ私俳句も短歌もサッパリなのに、そのうえライラックとか言われたら、これはもう現地にライラックを見に行くしかないじゃないですか?
なので行くことにしたですよ。
北海道へ!!
行くといっても、そこはホラ、バーチャルの話です。最近はGoogleストリートビューっていう便利なものがありますからね。
Googleマップの画面で、画面右下の黄色い人形のようなものをドラッグ。駅周辺でドロップすれば…。
ほら、もうここは旭川駅だ!
ということでやって来ました旭川。いまからこのGoogleストリートビューを使って、JR北海道の路線上のどこかに写り込んでいる(と思われる)特急ライラックを探す旅が始まるのです。
見つかるまで東京に戻るの禁止な!(えぇっ!?)
その旅の道中で見つけた風景をもとに俳句と短歌を詠むという、言うなればこれ、一粒で二度おいしい企画というやつですね。
既に桜も散り果てた都会より、春を探しに北海道へ。
お、早くも一句浮かんだぞ。私って天才か?
ではさっそく“出っ発”だ!!
北海道を征く!~まずは旭川より
ということでまず旭川駅から出発してみます。
すげー!!雪積もってるよ?(雪があるとテンション上がる私)
しかも氷のデカい彫刻がいっぱい立ってるし!!
あ、あれ?
同じ駅前なのに、いつの間にやら季節が巡ってる?
人が半袖で歩いてるから、これは夏かな…?
Googleストリートビューはこういうことありますからね。
いつ撮ったのかが同じロケーションでもバラバラなのです。
これはライラック探し、かなり骨が折れそうだぞ…。
駅前にはイオンが!!
すげー!!旭川ってこんなデカい街だったんだ!!
(旭川の人ゴメンナサイ…)
旭川駅付近をぶらり。この図は4月に撮影されたもののようです。4月といえば春なのに、まだ町中には雪が残っています。
春は出会いと別れの季節。この時期、親しい人に別れを告げて遠いところに旅立つ人もいるんだろうなと、そんな想いに駆られながら。
さて、私の旅を始めましょう。
ここからは函館本線沿いに追いかけます!!
旭川ら辺はあまり道路と線路が並行してるところがないので、ちょっと離れて線路沿いを進ん…でいるはずなんだけど線路どこ?
まぁでも大自然の中をチャリで走ってるみたいで気持ちいいですね。
左側に見えるのは石狩川。ちなみにもともと特急ライラックは「いしかり」という名称でした。
やっと線路見えてきたよ。だけど列車の姿は影すらも見えず。
「もしかして私、馬鹿なことに挑戦してるんじゃないか」という予感がしてまいりました。
北海道の雄大な景色に抱きしめられながら、さらに先へ進みます。
納内(おさむない)駅の近く。列車走ってないなぁ…。
北海道の道路って、「道道」って記載するのですね。
何か道に迷って、どこか分からない山道に入り込んでしまった…。
おや、なんだか花のようなものが見えるぞ(要拡大)。
何だろうこの花…。ライラックってやつではなさそうだけど。
考えてみたが、私は花のことなどほとんど何も知らないのでした。
カーネーションとバラの区別もつかないし(阿呆)。
とりあえず短歌がひとつできたところで、先に進みます。
深川駅。こうして大きな駅沿いを探すのもひとつの方法。
ところでライラック号は札幌を出ると岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川、旭川と停車するようです。「~川」が続くのは語呂が良くていい感じ。この中で他路線への乗り換えがある駅は岩見沢、滝川、深川、そして旭川。
…おっ、何かがひらめいてきたぞ💡
短歌の担当にぶっとばされそうな一句だが、とりあえず2つ目できた!
ライラック見つけないとな…。
深川から少し先にて列車発見!
私の見立てが間違ってなければ、これは785系という車輛の可能性が高い。
特急電車として活用されることもあるらしいです。
私の心に希望の光が灯る。
Googleストリートビューで走っている特急を探すなんてそんな無茶なという気がしていたけれど。
探せば見つかるということがこれで分かりました。
あとはどこかに(たぶん)いるライラックを捉えるだけです。
そう、あの魅惑の緑色のボディを…!!
滝川駅前。ここにもライラックはおらず。
滝川駅付近の車両基地(なのかな?)
こういう景色好き過ぎて永久に眺めていられます。
砂川駅前。北方領土関連の立て看板が。
こっちの方では四島に対する意識も強いのかな。
北海道の空は青く白く…。
レールは遥か地平線の向こうまで続いて…。
あぁっ、ライラック見つからないようっ!!
美唄市。雲すご…。
美唄駅。空が広い…。
空気きれいだろうなぁきっと。
セイコーマートきたよ!!
北海道に来たらやっぱりここ。
ついつい入り浸って爆買いしちゃう魅惑のコンビニです。
岩見沢駅に到着。
ここに至って私はひとつの決断をするのでした。
札幌側から探す!!
だいたいムリなんだよ旭川から南下して探すとか。
札幌の方が電車いっぱい来るから、こっちの方が早く見つかるに違いない(謎理論)。
雄大なのはいいんだけど、どこまで行っても同じ景色なのにちょっと飽きてきたっていうのもあります。
札幌来たら時計台。お約束ですね。
私は夜にここを見ながら缶ビールあけるのが好きだったりします。
すげえなGoogleストリートビューって地下鉄の駅にまで入れるのかよ!
いったいいつどうやって撮影して回ったのか気になり過ぎます。
さすがにこんなところにライラックは来ないはずですが…。
ちょっとくたびれてきたので一服しましょ(自販機で)。
ところで話変わりますが、皆様はいつまで温かい缶ドリンク飲みたい派ですか?私は基本的にホットコーヒーが好きなので、ちょっと暑くなってもホットは残しておいてほしい人なんですよね。なので春先ちょっと過ぎるとこういうことがよくあります。
思いません?ねえねえ思いません?
例えば上の画像って5月のものですが、画像拡大して見てもアイスしか売ってないように見えます(北海道で5月と言えばまだ寒い日もあると思うんですけど…そんなことないのかな?)。
春先あるあるですよねホントに。
札幌付近から探索を再開してまもなく、遠目に特急らしき車輛をいくつか発見!!
しかし残念、この中にライラックはなさそう…。
また電車だ!
しかしこれは普通か快速だなきっと…。
おおお、またも特急電車だぞ!!
でも残念!!それライラックじゃないんだ。
色的にはむしろこっちの方がライラックっぽいのに…。
平和駅。とまっているのはこれも普通か快速。
大麻駅。大丈夫なのかなここ。
(地元の人はきっと100万回くらい言われてると思いますが…)
念のため、読み方は「おおあさ」です。
江別駅。ぅぅぅ見つからないよ~。
やっぱりGoogleストリートビューで特定の特急を見つけるなんて所詮は無理なのか。
俳句と短歌どうしよう…。
踏切の遮断機が下りている…だと!?
万一ということがある。近付いてみよう。
!!!!!
あの、わずかに映る緑色は…。
間違いない、獲物はもう目前だっ!!
ライラック号、ついに発見!
ライラック…。
ついに私はライラックを発見しました。
これはもう、誰がどう見ても疑いようのないライラックです。
車体先頭にデザインされているのは旭川の名所である旭山動物園のオオカミとホッキョクギツネ。
ライラックに会える場所は北海道江別市豊幌花園町、そば工房風遊または緑産株式会社付近の踏切。最寄駅は豊幌駅。
★☆★☆★ mission complete ★☆★☆★
おっと待て。私にはこの感動を書き記す使命があることを忘れてはならない。それも「五・七・五」という古の書式に則った文言で。
我が創作の泉から万感の思いが溢れ出す。
今こそ放て!
其の尽きること無き熱情を、この一句に籠めて。
こんな句を読まされるためにここまで延々と無駄に長いだけのnoteを読んでいただいたライラック杯スタッフの皆様には、本当に頭が地の底まで下がる思いでございます。いっそ北の大地に埋もれて二度と出てこない方が世のため人のためではないかという声があることは重々承知の介でございますが、今回のライラック杯のテーマは「私らしい、私になる。」とのこと。なればこれもひとつ私らしさと言うことで、どうか寛大なる裁きをお申し付けくださることを請い願う次第です。
それでも溜飲下がらぬ皆様のために、よろしい、このchitoseArk、罰ゲームを甘んじて受け入れ、ここに歌を披露するといたしましょう。
ライラック杯、俳句と短歌まとめ
(了)
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