RATOM サウンドバー レビュー(第2版)
私はPCでブルーレイを視聴できる環境にあるが、PCやスマホで音楽をダイナミックな音で聴くことも期待して、Bluetooth接続ができるサウンドバーを探していて、値段がそこそこなのにAmazonレビューで評価が結構高かったこの製品に決めた。
サウンドバーは、内蔵アンプもあり、2wayな点で、通常のモバイルスピーカーよりも原理的も優位と考えた。
まず想像していたより巨大なのに驚いた(幅90cm)、奥行きも15cmあるので、卓上に置く場合それだけのスペースがあるかどうかは確認した方がいい。
写真でお示ししたとおり、私の場合はかろうじて可能であった。
音はともかく迫力がある。フルレンジの比ではない。
これまでのわたしの装置ではかなり歌詞が聞き取りづらかった、平手友梨奈の「かけがえのない世界」(Apple MUSIC版)で、てちのヴォーカルがきちんと分離して聴き取りやすくなった。
ただし、音質的には、高域端と低域端がどちらもストンと落ちている印象。まだエージングは進んでいない段階での感想だが、音の品位を追求すると今一歩だと思う。このへん、他のオーディオメーカーのサウンドバーと比較したらどうなるのか、私にはわからない。
しかしそれでも、こういう「モバイルオーディオ」のあり方もアリじゃない?とは感じさせられた。
ただ、Bluetoothはやや音切れしやすい気もする。PCやスマホとの位置関係を工夫したほうがいいと思う。
【追伸】:あれから半日鳴らし込んだ結果、高域端、低域端のストンと落ちる感じは随分和らぎ、角が取れて透明で繊細になった。これで完全に私のPCモバイル環境の主役になれる。
なお、この製品は、電源の極性に敏感である。適切な方向にプラグを繋がないと音がかなり汚れる。
電源の極性の重要性については、また改めて別記事を書きたい。