新解釈・三國志
「三國志」ネタはいつか書きたいとは思っていたが・・・ YouTubeゲーム配信で著名なうどんさんのKOEI「三國志」配信を相当以前から追いかけていた時期もあり、三國志演義の雑学は増える一方、横山三国志も読んだし、中国のTVシリーズ"Secret of Three Kingdoms"も通して観たし、Wikipediaも暇つぶしに漁りまくった。
今日たまたまYouTubeのレンタルアニメを見つけたのの関連リンクで表示されたので、どうせ軽い作品だろう、ポテチ1袋分ぐらい楽しめればいいや、Google Play残高もたっぷりあるし、私の映画レビュー、いつでもマジなのが多いから時にはこんなのもいいだろ、と、早速観はじめた。
はっきり言って大泉洋(劉備)がコメディをやる時のキャラ作りそのまんまが全編浸透しているといっていい映画である。諸葛孔明がムロツヨシなのでなおのことノリがアレである。
それでも一応赤壁の戦いまでの「演義」の主要なエピソードはおさえているし、美女連環の計を発案したのは劉備ではないだろというくらいで、オリジナル要素はほとんどない。 語り部の教授の西田敏行以外、演義にも登場しないこの映画オリジナルの架空の登場人物はいない。
この流れで「長坂の戦い」エピソードは含めるかなと思っていたが、2分で描いた。 一応西田教授のわかりやすい解説は入るので、三國志に何の予備知識もない人が観るのも困らないだろう。
まあ、そういうわけだから、この映画を切り口として三国志の世界に入門することも可能だとは思うが・・・・
ともかくギャグが寒い。
橋本環奈と広瀬すずの無駄遣い・・・これは客を呼ぶために仕方ないか。 これでセットと衣装には一応お金はかけているようですが。
ホント、劇場に1800円かけて観に行った皆様、ご愁傷さまです。
まさにポテチ「小袋」一袋ですね。