オーディオテクニカ ATH-MVL2 TS/MARVEL/Tony Starkモデル レビュー
この製品は、「アイアンマン」で活躍する、トニー・スタークとのコラボ限定モデルである。ケースとイヤホン本体に署名が刻印されているのがカッコいい。
この製品のBluetoothコーデックは、aptX TWS Plusという、かなり珍しい形式である。
これは、もともとはQualcomm社製品で採用された技術であり、その特徴は、通常のBluetoothイヤホンが、片方を親機とし、もう片方を子機とする形で伝送がなされているのに対し、この形式の場合は、両方の機器それぞれが独立してスマホ等との接続をしているという点である。
通常のBluetoothイヤホンの多くは、何か一定の状況になると、片耳の方に音がどんどん偏って行ってしまい、ペアリングをやり直さないとそこから回復しないという現象があるのだが、これが生じないということになる。
実際聴いてみても、ステレオ感の安定度という点で、他社の製品よりも明らかに優れている気がする。
さて、音質だが、高域方向に向けて、いたってシャープである。実にシャキッとしている。それに対して、低域は若干膨らむ傾向はあるかもしれない。ソニーの機種をヤワで丸っこい音過ぎると感じる人にはうってつけかもしれない。
ただ、少し音像が平面的かなとは思う。
この製品は限定モデルであるから、現行製品の同水準のものを現状では買うしかないのではなかろう。
恐らくこのあたり: