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「ミンキーモモ」の脚本家、故首藤剛志氏に、脚本の今後の展開について相談される夢。

わたしは高校生です。しかし実際に通っていた高校とは違うようです。

私は、どういうわけか授業をサボって校内をうろついていました(私は現実にはサボったことはありません。皆勤で、ついでに言えば、生徒会副会長、成績優秀な模範生徒ということになっていましたから)。

ところが、いざ教室に戻ろうとすると、どうしても自分のクラスにたどり着けません。

正確には2年生で、校舎の2階に私のクラスはあるのですが、なぜか2階にたどり着けず、どれだけうろうろ探し回っても、上級生のいる3階と、最上階の4階にしかたどり着けないのです。

あるいは突如グラウンドを延々ランニングしている(・・・あ、これだけはすぐわかる。「ウマ娘」の影響だ)。

そうした経過を経て、自分のクラスにたどり着けたと思ったら、「今日のこの時間は、このクラスの生徒は全員校外実習に出ているよ」と、他の教師に言われる。

うちのクラスの生徒達は、しばらくして戻ってくるのだが、クラスメートは、「○○君、今度突然、ドイツに放浪の旅にでるらしいよ」とか、「△△さん、ホントは自殺だってさ」という噂ばなしをしている。

しばらくすると、なぜか廊下に、すでに亡くなった、アニメの名脚本家、首藤鋼志氏がいて、私に話しかけてくる。

(この首藤氏は、「魔法のプリンセス・ミンキーモモ」や「戦国魔神ゴーショーグン」、「幻夢戦記レダ」、晩年は「ポケモン」などのたくさんの作品で知られた、大脚本家である)

「今、『ミンキーモモ』の新シリーズ(3回目)を放送しているんだが、低視聴率で打ち切り寸前なんだ。とうしたらいいと思う?」

なぜか、クラスメートの多くも「ミンキーモモ」の新シリーズをテレビでみていて、「首藤さんの才能も、もう尽きたね」とか噂をしている。

ちなみに夢の中の私は、この新シリーズを観てはいない。

私は、首藤氏から作品の構想とその意図について尋ねる。

すると、

「人魚姫はね、○○の伝説によれば△△という流れで、そこには□□という象徴的な意味が込められているんだよ・・・」

と解説を始める。

私はそれを聴いていて、イライラしてくる。

「首藤先生、そんな頭でっかちな理屈で作品を作ろうとしても、難解なだけで、視聴者のハートには響きませんよ。昔の先生はどこに言ったんですか!」

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・・・これで夢は終わる。

首藤さんは、本来、象徴主義と感性に訴えかける面のバランス感覚があり、ファンタジックな世界とリアルな現実社会のビターな相克というテーマに説得力があった。

ただし、OVA第一作「夢の中の輪舞」は非常にバランスのいい、感性に訴える作品でしたが、OVA2作目、「旅立ちの駅」は、ちょっと頭でっかちで、理解に苦しんだ思い出がある。

他に、「頭でっかちな象徴主義に陥り、不評で大コケしたアニメ作品」といえば、私にまず思い浮かぶのは、やまざきかずお監督が作った、劇場版「うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー」が思い浮かぶ。

やまざき監督は、前任者の押井守監督が生み出した、アニメ史に残る傑作、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」へのリプライとして、自分の劇場版を作ったらしいのだが、押井監督のような天才的才能には恵まれていなかったのだと思う。

押井監督なら、どれだけ象徴的でシュールな作品を作ろうと、観客にアピールするんだけどね。

最後は頭でっかちになって、思わせぶりばかりで、伏線を全然回収できず挫折し、さんざんな評価を浴びた作品といえば、あの庵野秀明監督の「エヴァンゲリオン」TVシリーズも思い浮かびます。・・・庵野さんは、むしろそのおかげで、最近まで「エヴァンゲリオン」で飯を食えたわけですが。

******

この夢、私が「頭でっかち」になっているということではないと思う。むしろ感性のおもむくまま、本能のおもむくままま(爆)となってきているというか。

私は一部のネットフェミニストの「頭でっかち」ぶりにはずいぶん悩まされてきたが。

そして、この時はブログの方で、「2001年宇宙の旅」について「この映画、思わせぶりな象徴主義のようでいて、実はシンプルなプロットの『娯楽作品』ではないか」と書いたばかりである。

この夢の前半の、「どうしても自分のクラスに帰り着けない」という展開は、私が今安心して所属できる集団を持たない、さすらえる放浪者のような状態になっていて、「本来の居場所に戻れない」という意味であろう。

あと、繰り返すが、私が最近「ウマ娘」にはまっていて、トレセン学園という、実質「高校生活」を懐かしく感じているということもあろう。

ちなみに私は男子校(夢の中では共学校・・・これは今でも残念。)、トレセン学園は当然女子校で、恋愛問題はタブーになっているという、これは逆の共通項はあるが。

まあ、今はこのあたりの自己解釈に留めておくとしよう。

下に、懐かしい「ミンキーモモ」のオープニングだけ貼っておきます:


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