山崎孝明 「精神分析の歩き方」短評
第9章「モチベーション論」は、心理専門家が、どのような領域で、どのような雇用形態で働いているかに全く無関係に、面接の、クライエントさんとの合意形成に至るまでの「実践知」として、極めて優れており、自己点検のために、この章だけ独立させてでも必読かと思います。
私は、ここで書かれていることのある程度はできているとおもいます(来談した人に、決してフォーカシングは勧めずに、まずはニーズをうかがうことを、私なりに大事にしてきたつもりです)が、とてもここまでできていないことの方が多いと、いろいろ反省させられました。
本書全体へのレビューは、批判も含めて、以下に書きました。