それがアナタのやる理由
趣味の盆踊りが高じてボランティア活動や参加するイベント、慰問も含めると年がら年中踊っている。
そうなると「本番だけで踊れる人」に位置付けられるので、イベントのにぎやかしや穴埋めに呼ばれ、行った先で踊りを覚えるというようなこともままある。
前日の夜に曲目を聞いて眠る前に振りの確認を1時間できる余裕のある時もあれば、本番前リハーサル10分でプログラムの内容を聞くということもあるし、現地に着いてからでないと何もわからないという無謀なお手伝いもある。
「千徒さん、緊張なんてしないでしょ?」
「してるよ」
「してる?緊張してるように見えへんのに」
「緊張しない人間なんて知らんわ、誰だって緊張するって」
「緊張が顔に出ないよね~肝据わってるよね~」
「肝は据わってないけど、覚悟を決めるのがすご~く早いねん」
「早いんや?どんくらい?」
「10秒以下」
「それは早いな…」
「常に腹を括って日々を営んでおります」
「疲れそうやな」
「毎日が過労やで」
やりたいことが山ほどある時、時間とか経済状況とか諦める条件は様々だろうけど、結局はみんな気持ちで決めてると思う。
自分が諦めるか否かの選択って、自分がやりたいかどうかだと思うんだよね。
時間的に無理で経済的にも無理で諦めなきゃいけない状況でも、どうしてもそれでもやりたい気持ちが勝ったら、睡眠を削ってでも借金を抱えてでも、やると思うんだよね本気でやりたかったら。
だから諦めがつくってことは、諦め切れないっていう気持ちがこれっぽっちも自分の中にはないのだから、潔く諦めるべきだと思う。
要するに諦めがつかないんだったら早く腹を括ってやれてこと。
どうしようかな~と先延ばしにしてる時間があるなら、その時間で諦めがつかないもうひとつのことまで出来る可能性だって出てくるんだから、とっとと腹を括ってとっとと行動しろってことやね。
「迷ったらやめろ」てよく聞くけど、ウソやと思ってる。
迷ってるってことは諦め切れていない証拠、それがあなたのやる理由。