【デラウェア好き必見】デラウェアで「でら」と書いた「でらWear」を作ってみた
「このちんまいぶどうの名前、何やった?」
「デラウェアな」
「デラウェア農家を敵に回すようなことゆぅてええかな?」
「なに?」
「デラウェア食べるのめっちゃ時間かかる面倒臭せぇ」
子供の頃、居間でデラウェアを食べ始めた時に叔母のイー姉がいて、とくに会話とかそんなんもすることなくすぐイー姉がどこかに出て行った。
3~40分後くらいかな、イー姉が帰宅して居間にいる私を見て大爆笑して言ったのよ。
「アンタま~だソレ食べちょっとけ?」
「このぶどうよ、おいしいけんテゲ時間かかるから好かんとよね。このちんこめーヤツ何て名前やと?」
「デラウェア」
「でらうえあ…言いにきぃねぇ、ええ覚えんわ」
デラウェアもしかして子供の集中力を培うのに一役買う果物かもしんない。
子供だから食べるのに時間かかってたんかと思ってたけど、大人になって食べてもやっぱ時間かかんだよね、子供の時よりかは早くなったけど途中ため息が出るもん。
「はァ…チマチマ作業やなァ…おいしいねんけど」
デラウェアて言いにくさも、覚えにくさも、子供の時のまま。
あのちんまいぶどう何やった?て毎年聞いてるからそろそろ覚えてもいいと思うねんけど、覚えにくい。
つくづく私はデラウェア農家を敵に回す人間である。
ばーちゃんちである宮崎県小林市の夏つったらぶどうが有名。
夏休みにばーちゃんちに行けば、ぶどう。
今でこそシャインマスカットとか面倒じゃない丸ごと食べれるぶどうの種類も豊富にあるけど、昔は巨峰・ピオーネ・デラウェア。
デラウェアが出て来ると「おっきいヤツがいい」とダダをこねる。
チマチマ作業じゃないぶどうを手に入れて食べようとすると、必ずイー姉がしてくる鉄板の思い出がある「アンタがよ~幼稚園の時よ、そのぶどうで」つって。
幼稚園児の私は巨峰とかピオーネのおっきいほうのぶどうを自分で食べる技術をまだ持たず大人たちに皮を剥いてもらっていたのだが、ある日からイー姉に一粒ずつ渡して、いつも大人たちが食べてるように食べてとお願いするようになったらしい、覚えてないんだけどね。
つまり皮を剥くんじゃなくて、皮なり一粒を口に運んで押し出してチュと食べる食べ方で皮のほうに果汁を残せ、て言うんだって。
皮に出来るだけ多い果汁を残すように食べてくれ、ゆぅて私は果汁を飲むらしい。
「ぶどうジュース!て一粒渡してくるとよ~難しい注文すっとよアンタは」
その思い出に浸って大人になった私は還暦を過ぎたイー姉に「ぶどうじゅうちゅ~~~!」ゆぅてデラウェアを一粒渡している。
「オトナになったかいもっと難しい注文するようなったがアンタは」
と姪の成長を褒めてくれるノリの良い叔母である。
おいしんだけどね、時間かかるデラウェア。
デラウェア農家を敵に回す発言ばかりしてるので、デラウェア好き必見のアイテムを作って、名誉挽回・汚名返上。
まずはデザインを作るのに、デラウェアを用意。
デラウェアで「でら」とチマチマ書く。
Wearをプラス。
背景透過をする。
デザイン完了、と。
アイテムをいくつか作ってみる。
デラウェア好き必見アイテム、でらWearTシャツ。
後ろにも控え目の「でらWear」
真っ白はでら清潔感あるし、ピンクだとでらカワイイ。
恥ずかしがり屋サンは、グレーや薄めのパープルを選ぶと、
「でら」の部分が、でら目立たない。
帽子やバッグも。
自分のWearを「でらWear」に出来るアイテムも。
デラウェア生産者必見の「でらWear」Tシャツは、
前も後ろも、左袖も右袖も、
これでもかと「でらWear」
デラウェアだからチマチマと時間かけて仕上げました。
こんだけやったからもう覚えたやろ名前「でらWear」
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