「弱者は善、金持ちは悪」というぶっ壊れ理論

今アメリカではバイデンVSトランプで大統領選挙をしている。
私は政治に疎い無学な一般的学生なので詳しい事はわからないが、この選挙につきまとう、なんだか気持ち悪い価値観を感じることがある。

それは
バイデンを支持するものは知的で心優しいまともな人間であり、
トランプを支持するものは無知で粗暴でぶっ壊れな自己中心的人間である
という価値観である。

私はこのような誘導された印象がとても嫌いである。
嫌われ者になる覚悟もなく、ただ全員にいい顔をしている人間が嫌い、そしてそういう人間が「善人」として慕われる現象が解せないのだ。
私が大学時代にサークルの幹部をしていたときにもそのような現象はよく起こっていたように思う。
私は幹部ということもあり、毎週の活動に出席し、後輩や同期にある程度の注意をせねばならない。
しかし同期の全員に理解深い系女子はたまーにサークルに顔を出したかと思えば
「そのメイクかわいい〜」
だとか
「そういう考え方っていいよね〜」
とかいうノリの会話を後輩と短時間で交わし、結局後輩全員に慕われていた。
うるさいことも言わずに私のことを理解してくれる優しい先輩
ということなのだろう。
私ははっきり言ってそういう人間を僻んでいる。
具体的な仕事をするわけでもなく、毎回の活動に出席するわけでもなく、たまに短時間きて「うんうんわかる〜それいいじゃ〜ん」と言っているだけの人間がなぜそんなに好かれるのか。
そんなこと教えられるまでもなく理解はしているのだ。
肯定してくれる人間っていい人に見えるよな。
ということだろう。

でも、なんとなく私の中で、自分は割りを食っているのではないかという気持ちが膨らんでしまうのだ。

アメリカの大統領選挙の話に戻るが、
そもそもアメリカなどという世界的に重要な国の大統領を決める選挙において、
バイデンはLGBTQや性差別への理解があるので理知的で素晴らしい人物だ
というような価値観は重要なのだろうか。
よくバイデンの特徴を上げる際に出てくることなのだが、これがイマイチ理解できない。
たしかにLGBTQや性差別の問題は重要なことだ。
しかしアメリカの大統領選挙においてはそういった事柄よりも外交や経済で成果を出してくれることが重要なのではないか。
弱者に寄り添う政策をすることがアメリカ大統領として最も重要なことじゃないだろう。
もちろん大事なことだが最も大事かと言われると違うと思う。
しかし、こんなことは現代ではおおっぴらに言えることではない。
弱者の救済が最優先。金持ちや力のある人間をとことん叩け、そして金をむしりとれ。
という考えが主流になっている。僻みや妬みほど人にエネルギーを与えるものはないのかもしれない。

常に弱者優先。弱者を救済しよう。
なるほど。

しかも日本のマスメディアの偏向報道もひどく、トランプ下げバイデン上げが激しい。
バイデンのスキャンダルや不正疑惑は一切報道せず、強い言葉でトランプを貶め、トランプのアテレコはまさに悪役と言った声で行っている。

私はアメリカにとってなにがいいのかでなく、日本は日本の立場でどうなるのが日本にとって一番いいのかを考えた方がいい気がする。
アメリカが中国や韓国を抑えられなくなったら日本はどうするのだろう。
揉める位ならこっちが折れればいいよ〜
というようなお人好しな国民性であり、大した軍備も持たない日本はどのように侵略から身を守るのか。
私には分からない。大した知識もないため確実なことは言えないが、
中国や韓国もそんな酷いことはしてこないよ〜弱みなんて握ってなくとも話し合えばなんでも友好に解決できるんだよ
というような楽観さは持ち合わせていない。
日本のマスメディアの偏向報道にかなり嫌悪感をおぼえるのも相まって、完全にバイデンのことも気持ち悪いと思ってしまっている。
私は耳障りのいいことを並べて人に支持される人間
という嫌いな人間像にバイデンを当てはめているのかもしれない。
そして、トランプのことを
不動産王というキャラクターや堂々とした物言いのせいで割りを食っている人
というように見ているのだろうか。

この文章をちまちま書いているうちにバイデンの当選確実のニュースが流れてきた。
これがひっくりかえることはあるのか。
バイデンが大統領になったら日本にどのような影響がでるのだろうか。
私には分からないがなんとなくバイデンはきらいだ




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