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FIP寛解のご報告と、サポートのお礼

先月11月23日の診察で、主治医から無事に寛解宣言をいただいたことをご報告いたします。“原稿料”をお支払いくださったみなさま、本当に本当にありがとうございました。同時に、お知らせが遅くなってしまい大変申し訳ございません。

本来なら寛解次第すぐにでもnoteでその旨をお伝えすべきだったのですが、ぼくが10月ごろからエピーを心配するあまり自律神経失調症になってしまったこと、介護のために減らしていた仕事への復帰準備(フリーランスのライターなので営業をかけまくっていました)などでばたついてしまい、なかなか更新することができませんでした。

7月の健康診断で引っかかって再検査となり、その際に腫瘍が見つかって、8月にFIPの診断を受けたときの、あの地獄に突き落とされたような気持ちは、たぶん生涯忘れられないでしょう。今こうして穏やかな気持ちで大晦日を過ごせていることを、心から幸せに思います。

偉かったね、頑張ったね、ごめんね、ありがとうね、といま隣でひっつき虫している本人を撫でたら、なぜか噛まれました。ひっついてはいたいけど触られたくはない気分だったみたいです。ややこしいやっちゃな。

投薬期間中だった9月半ばの血液検査ですでにほぼすべての数値が正常に戻っていたこともあり、本来ならば84日間連続で服薬しなければならないところ82日間で切り上げられたこと、幸いにも重症化することなく最低限の通院のみで済んだことなどなどのおかげで、治療費も相場よりは若干、ほんの気持ちだけど、安く抑えられました。また本来は服薬終了後2ヶ月は経過観察扱いになるらしいのですが(病院によってここの判断は異なるようです)、早めの寛解となったことでぼくの自律神経失調症の症状もだいぶ改善されました。慢性化していた頭痛と眩暈がビビるくらいピタッと治ったので、ストレスってすげえなと感心するやら自らの単純さに呆れるやらです。

これも採血やレントゲン、エコー等々の辛い検査をエピーが乗り越えてくれたおかげです。わがままで自己中で甘ったれだけど、すごくすごく親孝行な子だと思います。

当初エピーの治療に妥協はしたくないため考えていた2人めは諦めようとパートナーと話し合っていたのですが、再発もなくここまで来てくれたので、主治医と相談したうえで悩みに悩んだすえ、新たに子猫をお迎えすることに決めました。その決断ができたのも、みなさまのサポートがあったからです。

当初は12月中旬に我が家へ来る予定だったのですが、ちょっと事情が変わって年明けになりそうです。約1ヶ月半で我が家に来たエピーは、ぼくが在宅勤務でほぼ外出をしない環境で育ったため、1人になるのが苦手です。そんなエピーに妹を迎えてあげられる環境を用意できたと思うと、サポートしていただいたみなさまに足を向けて眠れません。みんなの住所の方角わからんし、そんなこと言ったらどこにも足向けられんけど。

これからもきっと、エピーもおもちちゃん(妹の仮名)もなんらかの病にかかる可能性はある。それも含めてすべて引き受けよう、とパートナーと話し合いました。ふたりを幸せにする努力はこれからも惜しまない所存です。

いただいた“原稿料”はnoteを通じておよそ7万円、それ以外のツール(銀行振込やPayPayなど)で4万円、合わせて11万円になります。治療費の約1/4をみなさまにご支援いただいたこと、感謝してもしきれません。その際にいただいた優しい言葉たちも、忘れません。中にはぼくやパートナーのことまで気遣ってくださるものもあって、大袈裟でなく救われました。それからクライアントさまも理解を示していただき、配慮してくださったり、本当に嬉しかったです。

助けてくださって、寄り添ってくださって、励ましてくださって、本当に本当に、ありがとうございます。これからもエピーと、それからおもちちゃんを、あたたかく見守ってください。

腫瘍が見つかってからFIPの診断が確定するまで、そして闘病中の記録を、これ以降、年明けから連載していく予定です。noteに掲載するかメディアに寄稿するかまだわからないのですが、情報を求めているかた/おねこに、できるだけ早く届けたいと思っています。しばらくお待ちいただけますと幸いでございます。
みなさま、よいお年をお迎えください。

伊藤チタ

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伊藤チタ
読んでくださってありがとうございます。サポートはFIP闘病中の愛猫エピーの治療費に使わせていただきます。