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除霊の方法を模索する。
一昨日の夜中、叫んで飛び起きた。現実と虚構が織り交ぜられた、いやにリアルな夢。ぜいぜいと肩で息をするぼくの背中を、大きな手がそうっと撫でる。横を見ると、薄目を開けた夫が大丈夫と口だけで言った。猫がぼくの叫び声に驚き、みゃあみゃあと騒ぎ出す。
ああ、ちゃんと夫と結婚してた。そして新しい家に住み、可愛い可愛いエピーを迎えていた。新しい家族と共に、ちゃんと幸せに生きていた。こっちが現実だ。そう理解した途端、どうしようもない虚しさが身体を押し潰した。
"いったいいつになったら、悪夢から解放されるのだろう。"
読んでくださってありがとうございます。サポートはFIP闘病中の愛猫エピーの治療費に使わせていただきます。