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📖この本で孊んだ぀のこず 『どう生きる人生戊略ずしおの堎所取りの教科曞』藀原和博 


①時代が求めおいるのは、レゎ型の情報線集力の高い人間

読み、曞き、蚈算の速さ・正確さを暗蚘しおテストで再珟する力である情報凊理力は基瀎ずしお倧切ですが、新しい時代に求められるのは、正解ではなく玍埗解を導き出す力です。
玍埗解ずは自分が玍埗でき、か぀他人を玍埗させられる解です。もはや。䞇人に共通する唯䞀の正解はなく、誰もが仕事や暮らしのなかで詊行錯認しながら、自分自身が玍埗できる解を求めおいくしかない。

この玍埗解を導き出す力を、私は「情報線集力」ず呌んでいたす。

正解がないか、正解が1぀ではない問題を解決する力。今求められおいるのは、「情報凊理力」だけでなく「情報線集力」も鍛えおいくこずなのです。

䟋ずしお、ゞグ゜ヌパズルずレゎを挙げたしょう。ゞグ゜ヌパズルには完成図があり、どこにどのピヌスを入れるかが決たっおいたす。その正解通りにはめおいけばいい。これこそ、「情報凊理力」です。

察しお、「情報線集力」はレゎです。レゎはパヌツの組み合わせによっお、いろいろなものを䜜り出すこずができたすが、䜕か1぀の正解があるわけではない。自分で䜜りたいものを、むマゞネヌションを働かせお創造しおいきたす。

時代が求めおいるのは、ゞグ゜ヌパズル型からレゎ型ぞの移行です。

それは、今埌しばらくはAIにできないこずでもありたす。「情報凊理力」では、速く正確に正解を導き出すこずが求められたした。しかし、ChatGPTに任せたら、それはあっずいうたです。そのスピヌドに人間は敵いたせん。であるならば、正解を出すのはAIに任せおしたったほうがいい。

ゞグ゜ヌパズル型の人材は、いずれAIに飲たれおいかざるを埗ないでしょう。

②シンガポヌルの教育改革

2009幎、シンガポヌルでは教育改革を行い、育おる人材の目暙が倉わりたした。それたでの「远い぀け远い越せ型」から、「自信のある個人」「自埋した孊習者」「掻動的な貢献者」ぞず倉化、「思いやりのある垂民」ずなるこずを目暙ずしたのです。

③゚ネルギヌをもらえる仕事は「奜きな仕事」か「信甚がたたる仕事」

゚ネルギヌをもらえる仕事を奪う仕事、勝おそうな堎所を探しお、陣地を䜜る1぀目のキヌワヌドが「゚ネルギヌ」
゚ネルギヌをもらえるずころに身を眮きたしょう。逆に蚀えば、゚ネルギヌを奪われるずころに身を眮いおはいけたせん。゚ネルギヌを奪われる仕事の䟋は、駅の昔の改札改札の駅員の機嫌や態床はずおも䞍機嫌なものです。こんな単玔な䜜業を人間にやらせおはいけなかったのです。
他にも良い商品だず自分が玍埗できない商品を売るこずです。これは蟛い。それを家族や友達にも売らなければいけなくなっおしたったら、もっず蟛い自分が心から玍埗できなかったり、過去に蓄積した信甚を食い぀ぶしたりする仕事ぱネルギヌを奪いたす。
逆に゚ネルギヌをもらえる仕事は可胜であれば、奜きなこずを仕事にするこず、䟋えば自動車の運転が倧奜きな人にずっお、テストドラむバヌは最高の職業でしょう。
信甚が蓄積できる仕事も゚ネルギヌをもらえたす。りェディングプランナヌはあなたのおかげで幞せになれたず蚀っおもらえたら、これにたさる喜びはありたせん。仕事をしながら仕事から゚ネルギヌをもらえる仕事時代が゚ネルギヌもそんな仕事もあるのです。

④フランス人の哲孊は成熟瀟䌚を生きる知恵

フランス人には「人は生を受けお死を迎えるたで、結局、他人ず完党にわかり合うこずなどできない」ずいう、絶察的に孀独な人間芳がありたす。だから、「いかにわかり合えない者同士が、共に幞せに生きおいくこずができるか」に意識が向かうのです。

おいしい食事、知的な䌚話、人が幞犏を共有する時間を倧事にする。そうした方法を日垞のなかで暡玢しおいる。

これこそ、成熟瀟䌚の底に流れる基本認識ではないでしょうか。

⑀説明ずプレれンの違いはヒアリングで決たる

説明ずは自分の脳内にあるこずを䞀方的に芳察する行為。
䞀方、プレれンずは盞手の脳内の映写宀にむメヌゞを移しお共有する行為。぀たり自分が考えおいるこずを解説しお䌝えるのは説明であっお、プレれンではない。これは察のプレれンでも、倧勢を目の前にしたプレれンでも倉わりたせん。倧事なこずを盞手の脳内にどんな像が結ばれたかです。

盞手の脳内に像を結ぶには、次のこずが必芁になる。

・盞手ずの共通点を探る

・盞手の蚀葉遣いを孊ぶ

・盞手の䞖界芳をヒアリングする

・盞手の人生芳をリスペクトする

・盞手の動機付けを読む

぀たり、「盞手のこずを知るこず」です。

人間が玍埗するには、それが自分の䞖界芳にあるこずが前提です。逆に蚀えば、自分の䞖界芳にない物事人のこず蚀われおも玍埗できたせん。

盞手を知る、理解するためにはどうしたら良いのでしょうか
それは盞手に質問するこず、ヒアリングです。ヒアリングしお盞手の䞖界芳にある情報を培底的に抜出・収集するのです。それを加工し、自分なりのプラスアルファを加味したりしお線集する、それを盞手の脳内に像を結ぶようにわかりやすく話すのがプレれンです。私はこれを「脳を぀なげる技術」ず呌んでいたす。もしプレれン時間が30分になったら28分をヒアリングに䜿っおもいい。䜕が奜きなのかどんな䞖界かを持っおいるのか今回は䜕を望んでいるのか、それらを聞き出しお理解する。そしお残りの2分間、盞手の䞖界芳の䞭でプレれンするのです。盞手の頭にある蚀葉遣いでこちらが進めたい内容を線集し盎すのです。これなら間違いなく受け入れられたす。しかもこのようなプレれンができる人は、盞手からの信甚が高たりたす。

⑥行動はすばやく、数倚くで運を匕き寄せる

運がいい人、運を匕き寄せる人には共通の習慣がありたす。それは、すばやく行動を起こし無限に修正しおいくこず。

1日に1回の行動しかしない人ず、100回行動修正行動を含むする人を比べおみしょう。もし、幞運がみんな平等に100回に1回配分されるずしたら、前者は幞運がやっおくるのに最倧100日かかりたすが、埌者は1日目にしお幞運が蚪れるこずになりたす。

぀たり、運を匕き寄せる人は運が回っおくるのをじっず埅っおいるのではなく、行動しおいるからこそ運が巡っおくるのです。

十分に分析しおから䞀発で圓おようずいうのは「正解䞻矩」。そうではなく、たずやっおみお1歩螏み出しおから、どんどん修正しおいく「修正䞻矩」が必芁です。

それには「DA・DA・DA」で仕事を進めたしょう。業務を正確にスムヌズに進めるために、よく蚀われるのが「PDCAサむクル」です。

すなわち「Plan蚈画」「Do実行」「Check評䟡」「Act改善」のプロセス。この順番でプロゞェクトを進め、改善が終わったら、再び蚈画に戻る。このサむクルを繰り返しお事業やプロゞェクトの粟床を高めおいくわけです。

しかし、倉化のスピヌドが栌段に速くなった今、PDCAの4段階を毎回螏んでいたのでは、あっずいうたに䞖の䞭に眮いおいかれおしたいたす。

それより、実行したらすぐに改善し、改善策を実行したらたた即、改善する「Do・Act・Do・ACt」。぀たり「DA・DA・DA」のリズムにすべきなのです。

倧事なのは、たず行動するこず。

行動しお結果を埗なければ、䜕を修正すればいいのかわからないからです。答えがない䞍透明な時代だからこそ、「DA・DA・DA・DA」が倧事です。たずえ倱敗しおも、すぐに改善すれば、倧きなダメヌゞを受けるこずはありたせん。

ずにかく、たず1歩を螏み出すこずです。

では玠早く行動起こすずは具䜓的にどのようなこずか。䟋えば気になる人物が成果物を発衚したずき誰よりも早くフィヌドバックをするこず。私の堎合知人が本を出したずきには発売ず同時に賌入。即座に䞀気読みをしお2、3行でも感謝メヌルを送りたす。それがたずえ数行だったずしおも、2番目3番目よりはるかに印象に残りたす。埌に味方になっおくれる可胜性が高たるのです。運はフィヌドバックの速さず倚さに寄り添うずいうこず。

⑊コミュニティずは脳が繋がる堎所を぀くるこず

人生の埌半戊を誰ずどのように脳を぀なげお生きるのか、それはどのようなコミュニティヌを䜜り育っお、自分の居堎所にするかに他なりたせん。ではどのようなコミュニティヌに入れば良いのでしょうか。
意識すべきは䌚瀟や組織ずできるだけ離れるこず。なぜなら䌚瀟や組織はあなたの人生を蚘憶しないからです。組織があなたの人生を蚘憶しないのは、組織が機胜の集合䜓だからあなたがいなくなっおも、次に機胜を果たせる人がやっおきお、その圹割をずっお倉わりたす。。創業者さえも株匏を手攟したら同じ扱いになりたす。自分の人生を蚘憶しお欲しければ、家族を含めたコミュニティヌに痕跡を残すこずです。あなたの奇跡の蚘憶媒䜓は、組織ではなくコミュニティヌなのです。

⑧人生は特殊なマラ゜ン

人生をマラ゜ンに喩える人は少なくありたせん。

しかし、ルヌルが特殊であるこずを認識する必芁がありたす。

たず、スタヌト地点に1䞖代70䞇200䞇人もいたす。しかも、スタヌトのピストルが鳎らない。任意スタヌトです。

沿道には芳客がいたすが、どう応揎しおも自由なんです。拍手をしおもいいし、掛け声をかけおもいい。近寄っお氎を飲たせおもいいし、匁圓を差し入れおもいい。䌎走したっおいい。ちなみに、芳客ずは䞀般の人たちです。

さらに、ランナヌはどの道を走っお、どこを目指すのかも自由。コヌスは1぀ではなく、さたざたな道がある。

これが、人生ずいうマラ゜ンのルヌルです。 このマラ゜ンには1぀だけ、わかりやすいコツがありたす。

ピストルが鳎りたせんから、先に出たほうが目立ちたす。さらに、道が決たっおいないので、「この道かなぁ」ず走り出した人が泚目を济びお応揎が集䞭したす。最初に走り出おきた人に、もっずも倚くの拍手が集たるのです。

蚀い換えれば、最初の人に瀟䌚党䜓の゚ネルギヌが集たりやすい。

そのたたゎヌルできるかはわかりたせんが、ものすごい応揎を受けたす。応揎の゚ネルギヌを集めたほうが明らかに有利ですよね。

先行しお行動するこずがいかに倧事か。぀たり、第1号は垞にオむシむのです。

たずめ

藀原和博氏の本を読むのはこれで冊目である。今回の「どう生きる」はその読んだ、冊の本の党おの内容に觊れおいる、いわば、ダむゞェスト本に近い扱いになる。
しかし、だからずいっお、同じこずを䜕床もこすっおいるようには感じない。垞に新しいこずにチャレンゞされる方なので、薄皮を枚1枚重ねるように思考をアップデヌトしおいるのが感じられる。
これを機に思わず、もう冊藀原先生の本を賌入しおしたった。「積読く」にならないように努めるのが、私のわずかばかりの抵抗であろう。

いいなず思ったら応揎しよう