こっそりのぞき見!/新クラス【探究コミュニケーション】
こんにちは。知窓学舎講師兼スタッフの生田あゆみです。
4月から、年長&小1生対象の新クラス「探究コミュニケーション」が始まりました! このクラスは親子の対話を通して子どもたちの好奇心と探究心を育む、知窓学舎初の親子講座。いつもの教室にかわいらしい声が響くようすをお届けします。
これまで2回、開講された探究コミュニケーション。
1回目は「自分の身体を知る」、2回目は「分ける・描く・つなげる・創る」をテーマに、親子対話を楽しみました。
自分の身体って、自分が思っているよりたくさん動くことを可視化したり、「誕生日順」「好きな野菜の旬の時期」など、様々なテーマに合わせた並び順を考えることで多様性を身体で感じるアクティビティを楽しみました。
いずれ、こんな問いに向き合う時が来る時にこの日のことを思い出してもらえるかななんて思いながら、背伸びする子どもたちの姿を眺めていました。
5月の担当講師は、ふだん高学年の受験理科を担当している森田日菜子先生。森田先生、なんと知窓学舎の1期生! 今は大学院で学ぶ傍ら、臨床心理師としてカウンセリングのお仕事もされています。
このプログラムは、交互なぐり描き物語統合法(MSSM)と呼ばれる、遊びの要素を取り入れた描画療法をベースに、親子でストーリー創作を体験します。最初に大きな画用紙に6つのマスを作り、一筆書きで自由に線を描いてもらいました。
その後、描かれた線から想像して形を描き、最後に親子でそれぞれのマスをつなげたストーリーを考え、発表。
お互いの絵とストーリーに、「そう来るのか!」「これはなかなか思いつかない」と驚いたり、刺激を受けたりするシェアタイムになりました
区切られたマスは心理的安全性を担保していることを暗に示し、安心の中で絵を描くことでより自由な発想を感じられる手法なのですが、子どもたちは実に伸びやかに、そして自由に想像の世界を絵と物語にしていきます。
時に親御さんとは全く違う発想が飛び出して、お互いに主張を譲らない一面もありましたが(笑)、そうした違いを出し合いながら着地点を見出していく対話のプロセスが、日々の中でも大切にしたいこと。
授業後、保護者の皆さんからは「子どもの新たな一面を発見できた」「子どもと深いコミュニケーションができた」といった声が多く寄せられました。
探究コミュニケーションでは、身体の動きや感覚を通して自分を知ることと、対話を通して他者とつながることを大切にした授業を展開しています。
こうした体験が、探究的な学びの素地となり、思考を深める入り口になります。
通年受講以外に、単発でのご受講もできますので、一度体験にいらしてくださいね! 気になるテーマがありましたら、ぜひご参加くださいね。
次回は来週8日(土)。フラワーアレンジメントとマインドフルネスをテーマに開催します。下記Peatixリンクよりお申込ください。
文:生田あゆみ
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