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音楽の感想

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2022年7月の記事一覧

Electric Light Orchestra(感想)1971-1975年_実験的なプログレ・バンドからポップ路線への変化

まだ音楽がCDにパッケージングされても売れていた1990年代、アルバムを買うと1枚あたり、J Popが3,000円くらいで、洋楽でもだいたい2,400~3,000円の値付けがされていた。そんな中CBSソニーから発売されていたElectric Light Orchestra(以下ELO)のアルバムは1枚1,800円で購入できたから買い易かったこともあって、よく知らないのになんとなく聴きはじめた。 そんな、アルバム1枚あたりの値段がきっかけで思いがけず長い付き合いになっているEL

Electric Light Orchestra(感想)1976-1986年_作品が充実していく全盛期から活動休止まで

ELOおよびJef Lynneがソロでリリースしてきた1976-1986年までのアルバムの感想などを。 1975年までアルバムについての感想はこちら。 A New World Record[1976年] (全英6位・全米5位) ELOを代表する曲をどれか1曲選べと問われたら、私の最も好きな「Telephone Line」(全英7位/全米8位)の収録されている1枚。 そのほかにも「Livin' Thing」(全第4位/全米13位)、「Rockaria!」(全英9位)、「Do

2022年、夏の夜に聴きたいメロウなグルーヴの曲

今年の梅雨は明けるのが早くて暑い日が続くと思ったら、7月も中旬になって雨の日が続いたりと身体のバランスを整えるのにひと苦労。 いずれにせよ湿気とうだるような暑さには逆らわずに、チル・アウトよりはメロウなグルーヴのある曲を聴きたいときのR&B、ソウル、ソフトロックで、主にここ1年くらいにリリースされた音楽などの感想を。 Piece Of Me/Lady Wray他名義も含めると、恐らく3枚目となるUSのシンガー、Lady Wrayによるアルバムは2022年1月リリースで、郷愁