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音楽の感想

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2020年6月の記事一覧

The Brand New Heavies_再発が多いのは傑作の証、90年代初期アシッドジャズ。

90年代前半の日本では、渋谷系のアシッドジャズ括りでJamiroquai、Incognito、Gallianoなんかと一緒に紹介されていたThe Brand New heavies。 自分は象ジャケの1stと、3rd『Brother Sister』を所持していたのだけれども、1stの音圧がショボかったため、リマスタリングされた1stを購入してみたらこれがかなり良い。 良いというかなんかだいぶ印象が違うと思っていたら、これ収録されている曲順も歌っている人も違うじゃないか、と。調

Ride(感想)_轟音ギターと美しいメロディーが象徴的なシューゲイザー

Rideはイギリス、オックスフォード出身の4人組で1989年~1996年頃にかけて活躍。自分は2ndアルバム以降、ほぼリアルタイムでシングルやアルバムを収集していたので思い出深いバンドとなっている。 シューゲイザーバンドというと、自分はこのRideのことを真っ先に思い浮かべるのだけれど、シューゲイザーサウンドの特徴といえる轟音ギターや、メラコリックな曲調、陶酔感のあるボーカルのハーモニーなどは2ndアルバムまでとなっていて、改めて振り返ってみるとアルバム発表ごとにスタイルを少