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Rock Novel「シンデレラ物語」Go South !

「や、君 僕らのコンサートに来てたよね?」

「ええ、私のマネージャーがチケットくれたから
一緒に観に行ってたの。」

「君のマネージャーって?」

「私もシンガーソングライターで
今ナッシュビルでレコーディング中なんです。」

「そうなんだ!君、どこ出身?」

「ここ地元テネシーのジャクソンです。」

「あ、僕 トム キーファー  シンデレラの」

「ハハハ🤣もちろん知ってますよ。」

「そうか!僕らのコンサートに来てくれて
たもんね。ハハハ😆 前の方に居たの
気になってたんだ。」

「え、あんな大きな会場で、観客が見えてるの?」

「もちろんさ!特に君みたいな綺麗な子はね。」

「あら、お上手ね。」

「バウンサーに君を連れて来るよう頼んで
たんだよ。でもファンに揉みくちゃにされて見失っちゃたんだ。」

「え、そうだったんですか。」

「まさか、僕らが泊まってるホテルのラウンジで
又君に出会うとは思ってなかったけど。」

「私も今夜はここメンフィスに泊まってるんです。」

「そりゃ、都合が良すぎるね!」

「あの、そう言う意味じゃないんですけど。」

「あ、ごめん、ほら僕指輪してるから、
安心して、ただ君と話ししたかっただけだよ。」

「ですよね、ご結婚してるのはどこかの
記事で読んでて、、、 でもいい声してる
ひとだなぁと前から思ってたんですよ。」

「あ、ここのバーにピアノがあるね、弾ける?」

「ええ、ギターとピアノ出来ます。」

「じゃ、一杯やりながら弾かないかい?
一緒に。」

「ええ!」

「Don’t know what you got  til it gone ♪」

「いい曲ですね、シンデレラのこの曲」
どんな気持ちで書いたんですか?」

「ありがとう。僕がひとりで作ったんだよ。
ある時この名声も富も突然全て無くなったら
どうなるんだろう?って思ってね。」

「そんな、まだシンデレラでデビューして3年目じゃないですか?
アルバムも2枚目が大ヒットしている
真っ最中で。」

「良く知ってるね?僕のファン?」

「いいえ、シンデレラのファンなだけです。」

「ハハハ😆 なーんだ!」

「メンフィスは好きですか?」

「ああ、メンフィスやニューオーリンズは
水が合う気がするよ。ナッシュビルにいつか
住んで見たいよ。今はニュージャージーに
いるんだけどね。」

「ほんとに? ナッシュビルに越したいん
ですか?」

「ああ、母さんがルイジアナ出身なんだ
だから南部料理を良く作ってくれてね。
君はビスケット アンド グレービー焼ける?」

「もちろんですとも!南部の女ですから、
エルビスのお母さんみたいに何でも
作れますよ。」

「明日、エルビスのグレースランド見学に行くんだよ。あ、よかったら君も一緒に行かない?」

「明日はマネージャーとナッシュビルに戻って
レコーディングなんです。」

「そっか、残念😢だね。」

「いつか、ナッシュビルで会いましょう!」

「ああ、きっとね!君の名前は?」

「サヴァンナ」

「サヴァンナ♪ いい名前だなぁ。」

「覚えててくれますか?」

「ああ、君の靴片方くれたら👠
覚えててあげるよ。」

「靴👠片方持って私をいつか
迎えに来てくださいね!シンデレラの
トムキーファー さん!」

(大笑い🤣)

1989年 メンフィスにて

トム キーファー とサヴァンナ スノーは
ナッシュビルで1996年に再会して2002年にトムは彼女と再婚する事になる。シンデレラは
2014年は事実上解散、トムとサヴァンナは
キーファー バンドを組んで2025年
現在もツアー中!

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