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Rock Novel「シンデレラ物語」ガラスの靴でシャンペンを!
「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」
「ええ、」
「じゃ、カウンターへどうぞ。」
「何か珍しいカクテルありますか?」
「じゃ、シンデレラはいかがですか?」
「シンデレラ?私そんな可愛いいの、飲んでいいのかしら?バーテンダーさん」
「お客様、飲んだら変身出来るんですよ!
好きなものに〜カワイイのでもカッコイイの
でも〜。何にでも。」
「へー!何かのおまじない?」
「信じる人にだけかかる、おまじないです。」
「そう、じゃ一杯頂こうかな?」
「はい、どうぞ!」
「じゃ、僕にも同じの一杯頂戴!」
「お兄さんも、シンデレラ飲むの?」
「ああ、僕はもうシンデレラだけどね、
他の者にそろそろ変身しないとなぁって
思ってね!ネットフリックス見てたら
TOKYOに素敵なバーがあるって紹介見てね、
ナッシュビルからわざわざ飛んで来たんだよ。」
「へー!アメリカ🇺🇸のナッシュビルですよね?」
「いいや、ロシア🇷🇺のナッシュビル!から
毎週通ってるんだよ、自家用ジェットで。」
「え?」
「ジョーク ジョークだよ。そ、南部の」
「もーう!」
「シンデレラだったって?」
「あ、昔昔の事だけどね。」
「🤔うーん!何かのナゾナゾ?」
「シンデレラと掛けて、カクテルと解く
その心は?」
「その心は?」
「12時になったら、鐘🔔が頭の中でガンガン
鳴り響く!」
「このカクテル、シンデレラはノンアルコールだから、頭はガンガンしませんよ!
安心して召し上がれ!」
「ハハハ〜そりゃ参った!」
「バーテンダーさんにお座布団一枚!」
「はい、お二人様に、コースター1枚
差し上げますよ。」
「ありがとう〜いい旅の土産に
なったよ。」
「お兄さんもう帰ってしまうの?」
「帰らない方がいいかい?」
「ナゾナゾもっとしませんか?」
「もうすぐ12時だね、このシャンペン
グラス🥂空けたら帰らないとな。」
「シンデレラのガラスの靴と掛けて
お兄さんの声と解く!」
「その心は?」
「その心は、壊れ易いが、女の子の
心を永遠に虜にする!」
「バーテンダーさん、最高のシャンペン
一本開けて!このシンデレラ妃に!
ガラスの靴で乾杯だ!」
「バーテンダーさん、ありがとう〜
私今夜はシンデレラに変身出来たみたい。」
「ありがとう〜バーテンダー🤵♂️
僕も今晩は王子🤴になれたよ。」
「フレディ マーキュリーさんも
ここでそのガラスの靴でシャンペンを
召し上がって行かれたんですよ。」
「そうなんですか、こちらのホテルは
フレディの常宿って聞いてたんですけど、
本当だったんですね。」
「フレディと元シンデレラのトムさんの声に乾杯🥂!」
「Thank you ! Japanese Cinderella!」
ホテルオークラ のオーキッドバーにて
元シンデレラ トム キーファー
The End