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ロックノベル「シンデレラ物語」男と女
「貴方は不倫した事ありますか?」
「(苦笑)エディ、また唐突な質問だね!
あるよ、一度だけ。」
「ヘー、聞いてみるものですね。
正直な人だ。トム キーファー は。」
「いいんだよ、今のワイフにも話してあるし
彼女と結婚する前の話さ。」
「どんな女性?」
「その時は完璧な女と思ったよ。
ただ完璧じゃないのが双方に伴侶が
既にいた事だけど。」
「ダブル不倫?」
「そう言う事。」
「で、その完璧な女性と良く離れられましたね。」
「いや、離れるつもりはさらさら無かったよ
こっちはね。」
「貴方の方が振られたんですか?」
「まぁ、そう言う事。ある日突然メールで
『夫に全て告白しました、今まで
ありがとう。メールも電話番号も変えます。』で
おしまい。」
「へ〜痛いですね。」
「そう、ばっさり切られた!」
「で、その後?」
「音沙汰無しだよ。ま、遠距離恋愛だったから
近所でばったりとかは無かったから、
不幸中の幸いかな?」
「遠距離?」
「俺が飛行機✈️で時々会いに行ってたんだよ。
ワイフには仕事にかこつけてさ、彼女とは☎️電話では毎日話してたなぁ。」
「長い事?」
「数年続いたよ。でも女って怖いよね、突然変貌するからさ。」
「前日まで『貴方の声聞いてるのが
1番』なんて言ってたのにさ。」
「トムの声はクセになるのが分かる気がしますよ。彼女怖くなっちゃたんでしょうね?」
「何に?」
「その貴方の声に!または完璧な女性を
演じる事に?」
「そうかな?」
「または当時貴方が結婚してた人に?」
「どうして?」
「だって、貴方を完璧な男に仕上げたのは
売れない頃から支えてくれた前の奥さんでしょ?」
「まあね。」
「そうですよ、彼女
つまんなくなちゃったのかも?」
「何に?」
「きっとその女性、自分の旦那を
トム キーファ〜みたいなカッコいい
男に育ててみたくなったのかも?」
「なるほどね〜。」
「誰かが完璧に作った物を時々借りるより
やっぱり自分で1から人間って創造したいん
じゃないでしょうかね? 僕の想像ですけどね。
愛って❤️その創造過程 プロセスを
分かち合う事だと思うな。それが理想の
カップル👭像」
「エディってDJより結婚カウンセラーに
なった方がいいんじゃない?」
「ははは🤪それいいですね!
でもDJとかバーテンダーってある意味
そう言う仕事ですよね。
神が男女を創造したって事も
何か意味があると思うし、
神様も楽しんで人間作ったのかも知れない
ですよね。」
「そして神は満足して7日目に休んだ!」
「なるほど🧐」
「俺ももっとイイ楽曲作って、金、土は
舞台に立って、満足して7日目
日曜日ゆっくり休みたいよ。」
「ええ、是非3枚目のトム キーファー バンドの
アルバム💿期待していますよ。」
「ああ、遠くの彼女にもやっぱり
『彼の声は1番』って言わせてやりたいよ」
「トム、その調子貴方は音楽を創造するべく
その声とギター🎸を神から与えられたんですよ
ギフト🎁を使わない法は無いですよ。」
「ありがとう、エディ エーメン!
これからもキーファー バンドの応援頼むよ。」
「もちろん!僕の饒舌な口が👄
健全な限り。宣伝しまくりますよ。」
「ほんとうちらの商売道具‼️喉を大事に
しないとね。エディもいい声してるよ。」
「うーんでも貴方みたいに誘惑出来る
👄口じゃないのが残念😢」
「ミック ジャガーには負けるけど!」
(大笑い😆)
The End
2024年
元シンデレラ トムキーファー 62歳
DJ エディ トランク 59歳
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トム キーファー 1986年