Rock Novel「シンデレラ物語」人魚の赤いギター🎸
「僕、人間になって、赤いギター🎸を弾きたいんだ、母さん!」
「お前は半魚人、ハープとその美声で
人間を海の底に誘い込むのが宿命、
お前のサガなんだよ。」
「嫌さ、この声で人間の女を魅了したいんだ、
殺すなんて出来ない。」
「そんなに言うなら、Voo Dooのまじない
婆さんの所へ行っておいで。」
「婆さん、俺に人間の脚と🦵ギター🎸をくれよ!」
「ああ、いいとも!」
「そんな簡単に?」
「お前のそのイイ声をくれるなら、なんでも
叶えてやるさ!」
「え、でも!」
「やるのか、やらないのか!」
「分かったよ、その代わりこのギター🎸の音で
人間の心を感動させたら、声は返してもらうよ。」
「ああ、いいともさ。」
「じゃ、この毒薬をお飲み!」
「ゴッック」
「ここは何処だろう、婆さんの薬を飲んでから
随分寝てたみたいだけど?」
「あ、脚が!ギター🎸も」
「君、大丈夫?ギター🎸持ってるけど
弾けるの?」
「ああ、僕はトム、海から🏖来たよ!」
「え、海って?西海岸の事?」
「ああ〜ええとー、フィラデルフィアの
Ocean Cityの事だよ。」
「オレはジョン、ニュージャージーから」
「君、ホームレス?」
「うん、まあ」
「ギター🎸が弾けるなら、オレのやってる
レストランで、住み込みで働らかないか?
一緒にバンドやろうや!オレはボーカル
だから、リードギターは君に任せるよ。」
「僕のギターも聴いた事ないのに
何で?」
「なんだろう、キミ、トムだったね。
分からないないんだけど、凄い魅力が
あるから、一緒にやりたいんだよ。」
「一つ条件があるんだ、」
「なんだろう?」
「バンド名は僕に決めさせてくれる?」
「イイ、アイデアがあるのか?」
「ああ、merman」
「mermanって、人魚の男の方の事?」
「フーン、いいじゃん!ミステリヤスで
君にピッタリだよ。」
「オッケー👌じゃ、練習だ!」
「あんたのその赤いギター🎸浄瑠璃、
津軽三味線、ブルース?
何だろう、魂が揺さぶられるなぁ〜」
「ありがとう〜!」
「俺はジーン シモンズ!
知ってるよね?」
「❓えーっと!」
「あ、ジーンさん、もうトム何ボケッとしてるんだよ!KISSのジーンさんでしょー。僕
ジョン ボンジョビです。」
「あ、すいません。ジーンさん。」
「トムとジョンか!普通の名前だなぁ
でもギターもボーカルもルックスも
抜群だな!オレの会社でスカウトするよ。」
「ありがとうございます♪
バンド名は mermanなんで、
普通じゃないんですけど!」
「半魚人のmermanか!そりゃ、いいなぁ!
この世の物じゃないのは、オレ達KISSと
同じだな!人魚姫の可愛子🧜♀️ちゃんか!
髪が二人共長くて、いい足してるな!最高!」
「⁉️」
To Be Continued