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Rock Novel 「シンデレラ物語」人魚の黒髪

「ちょっと、お兄さん、この後ろの男、あなたの長髪舐めてるわよー❗️」

「そんな事してねーぞ。え❗️男だったのかよ。」
と叫び男は次の駅で降りて行った。

「ありがとう、いや〜日本って変な奴が
いるって聞いてたけど、電車の中で🚆人の
髪舐める、ヘア フェティッシュなのがいるとはね。ビックリしたよ。」

「あの人、最初に私の髪も舐めてて、
気付いたの、そしたら次はあなたの
所に移動して、また。」

「日本のビシネスマンって、見た目は
きちんとしてるのになぁ。あの男だって
スーツ着て、アタッシュケース持ってたよね。」

「TOKYOの電車は混んでるから気を付けてね!
痴漢も出るから、女の痴漢もいるかもよ!」

「え、❗️そうなの?」

「うん、私の幼馴染が大学生で朝のラッシュアワー
に女に触られたって言ってたわ。カワイイ顔した
男の子だから。私は違うけど(笑)」

(大笑い)

「じゃ、ボディガード今日は頼むよ!
数日前に日本に漂流したばかりで、右も左も
分かんなくて、キミ英語も上手だしさ。」

「漂流ってまさか、泳いで来たって、
言うんじゃないでしょうね?それともヨット
で流されちゃったとか?」

「そうさ、アメリカの🇺🇸東海岸から、
マーメイドみたいに泳いで来たんだよ!」

「(笑) もう、お兄さん、私の事からかわないで。」

「つい、キミが無垢な顔してるから、ジョーク言いたくなったんだ。ゴメン、ゴメン!」

「じゃ、コーヒーでもご馳走☕️してくれたら
許してあげる!」

「あ、美味しい所ある?腹も減って来たし
次はシブヤって言う若者の街でしょ?」

「そうねー、イギリス🇬🇧のビーフパイ🥧の
美味しい所あるわよ。サラダバーもコーヒーも🥗付いてくるの。」

「もしかして、ビクトリアンステーション?
ガイドブックに載ってて行ってみたいなぁ
って思ってたんだ!」

「そ、良かった!ビーフパイもプライムリブも
美味しいのよ。、ランチは安いし。」

「キミ、勘がいいんだね。あ、金なら
あるから大丈夫だよ、俺、こんなジーパンと
シャツと長髪でヒッピーみたいな格好だけど。」

「あ、そんな意味で言ったんじゃないの、
すいません。とっても素敵よ、背も高くて。
緑の黒髪で!」

「ほんとう〜照れるなぁ。」

「何しに来たの、日本に!」

「日本にはいいヴィンテージギター🎸が
沢山あるって聞いてね、見に来たんだよ。」

「ギターの蒐集家か何かなの、お名前は?」

「あ、初めてまして、トムだよ、
トム キーファー です。よろしくね。キミは?」

「ヨーコ!ヨーコ オノ!」

「え? 冗談だよね!」

「みんなそう言うけど、ほんとうなんだって
ば! 赤の他人だけど。似てるとこは
私も長髪黒髪ってとこだけど。」

「長髪黒髪同士よろしく!
キミの髪も天使の輪が👼キレイだよ。
ちょっと触れてもいいかな?」

「ナメないならイイよ。」

「ハハハ〜 そんな趣味ボクはないよ。
いや〜でも〜 うーん〜
シルキーで気持ちイイね。ずっと朝まで
こうやって、キミの長い髪をボクの大きな手で
すいていたいな〜。」

「朝までって、今会ったばかりよ!」

「あ、お嬢さん、失礼。
でもボクも勘がいいんだよ。何かこのまま
ずっとキミといる気がしてるんだ。」

「もー、あなたどこから来た人?
潮の香りがやけにさっきからするけど。」

「そう、海の底からーさ!人間の女をさらう
半魚人の話って知ってる?」

「もう、トムさん、冗談ばっかね。全く。(笑)」

「冗談だといいけどね!(😉ウインク)」

The End

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