Rock Novel「シンデレラ物語」My Hapiness
「トムトム、モンキーズTVに出てるわよ〜
見ないの?」
「あ、ママ僕 モンキーズは卒業したんだよ!」
「❓どう言う事、トムトム」
「R&B Elvisと黒人ブルースロックに
夢中なんだ!レッド ツエッペリンもストーンズ
もお手本はBBキングやマディ ウォーターだって
ママ知ってた?」
「Elvisはママっ子で、彼女が死んじゃた時は
マネージャーのパーカー大佐が慰めるのに苦労したそうよ!」
「He is Mama’s Boy!」
「Tom TomもElvisみたいに
ママが天国行ったら悲しんでくれるのかしら?」
「その時は僕のバンドのマネージャーが
元気付けてくれるとイイけどね!」
「そうね、TomTomもElvisみたいに
腰振って〜女の子にキャーキャー言われたいの!」
「あははは〜腰振りはどうかなぁ?
僕はギター🎸をクルクル回していたいな〜」
「ギター回し?」
「うん、今ね車のシートベルトを
使って猛練習中なんだよ。」
「頭ぶつけたりして危ないんじゃない?
怪我しないでよ。」
「頭ぶつけてこれ以上成績が悪くなったら
僕、教師の倅として立場無いよね〜ママ!」
「Tom Tomはその気になれば、
勉強出来る子よ、でも今はギター🎸に
夢中なんだものね。仕方がないわよね、
ママやパパが何言ったってね。」
「Elvisもそうだったのかな?
でもちゃんと高校は卒業したみたいだよね。」
「そうよ、それだけはお願いよ!
ハイスクール ドロップアウトだけは
ママ許しませんよ。ママやパパが教師だから
言ってるんじゃないのよ、どんなビジネスに
行こうとね、教養は大切だから。」
「Elvisはシンガーになる前はトラックの
運転手だったんだもんね、僕だって
デビューするまで仕事しなきゃならない
かも知れないから、最低限の勉強はするつもり
だよ。」
「高校卒業の暁には、ママが
レスポール買ってあげるから、コピーじゃ
無くて本物を、だから頑張ってよ。」
「本当〜ワーイ!今僕13歳でしょ、
後5年か〜 長いなぁ~!」
「Elvisだって、まだラスベガスの舞台に
立って頑張ってるのよー。彼が13歳の頃は
田舎の街のステーツフェアとかの
のど自慢大会に出ていたそうよ、
トムトムもそろそろ人前で演奏したら?」
「そうだね、この前ランチタイムに
クラスの皆んなの前でビートルズの曲は初めて
弾いたんだよ!」
「パパが働いてる中学校の卒業ダンスパーティー
がもうすぐあるじゃない、Tom Tomの
バンド出れるかパパに聞いてみたら?」
「Good Idea Mama!」
「You are a Mama’s Boy too!
TomTom You are so fine young man
like a Elvis!」
「That’s All Right Mama!」
それから3年後の1977年
僕が16歳の時にBig Elはメンフィスの自宅
グレースランドで突然亡くなってしまった、
メンフィスでキング牧師が暗殺された時みたいに
国民はは悲しんでいたよ。
僕のママも泣いてた。僕ももらい泣き〜したさ
でもきっとママっ子のElvisは死産した
双子の兄弟とも天国で会えて、
ママの為に作った最初のレコード
「My Hapiness」でも歌っているんじゃ
ないかなぁ? きっと それが彼の
本当のhappinessだったのかも知れないね。
僕もママの為に大人になったらElvisみたいに
アメージンググレイを唄うさ!
The End
後のCinderella ボーカル兼リードギター
Tom Keifer 1977年16歳の夏休み
デビューまで後9年!