Rock Novel「シンデレラ物語」リユニオン❼
「では最後に、今回日本の武道館で
行われる、シンデレラの
リユニオンを手助けしてくれた、
ミホ カタヤマさんからの弔辞です。」
「皆さん、はじめまして。
ミホ カタヤマと申します。トムさんとは
スターバックスで出会いまして、シンデレラも知らなかったのですが、不思議なご縁でお手伝いする事になりました。
ジェフさんとは短いお付き合いでしたが、
初めて会った日から他人とは思えない気が
して、気さくにいつも
『ミホちゃん、ライスボール作ってよ!』
ってキッチンにひょっこり朝、来るよな気がして、ジェフがもう居ないなんて信じられません。
今日は皆さんに聞いて頂きたいお話が
ひとつあります。
ジェフから黙っていて欲しいって言われたん
ですが。彼の名誉の為にも話しておかなきゃと
思って。2014年シンデレラでやった最後の
ロック クルーズの舞台の事です。
ジェフさんが酔っ払って舞台から落ちて
それがきっかけで、シンデレラは解散する
事になったそうですが。実はジェフさんは
わざと舞台から落ちたんだと、私に話して
下さいました。トムさんがもうソロでやって
行きたいのが分かっていたから、きっかけを
作ってあげたかったそうです。シンデレラの
ままでやっていても、らちが明かないし、
ソニーとの契約も反故されてしまったから。
でもトム兄貴はメンバー思いで中々
解散を言い出せないでいたから、自分が
舞台から落ちれば、解散せざるを得ないく
なるんじゃないかって画策したそうです。
それで、料理学校に入学して、自ら音楽の道
は絶ったそうです。その後は
トムさんのソロでの活躍を喜んでいたそうです。
でもトムさんに会えなかったこの
約10年間はほんと淋しかったって、おしゃって
いました。ですから今回の武道館のシンデレラ
リユニオンはとっても嬉しそうでした。
ジェフさんにとってはこの数ヶ月間の
トムさんとの交流は(嗚咽)そして私との
お喋りが、少しでも慰めになってくれていたら
幸に思います。兄弟を亡くしたように
私も淋しいです。息子さんのセバスチャンに
全て任せて旅立たれたんだと思います。
ありがとうJeff LaBar😭シンデレラの
リユニオンのきっかけを作ってくれて!
日本で🇯🇵待ってて下さい。今日はありがとう
ございました。微力ながらシンデレラの
マネージャーとして武道館で頑張って参ります。」
「トムさん、ごめんなさい🙏黙っていて。」
「イヤ、いいんだよ、オレもそんな気が
してたんだ、ジェフの奴!そう言う
ところは日本人の血🩸だよな〜全く。
一人で背負いやがって!何も言わないで
消えるなんてさ。ミホもう泣くなよ。」
「うん、若いセバスチャンが居るんだから
大丈夫よね、トムさん。」
「ああ!あいつのギター🎸もオヤジの
Jeff LaBarに負けず劣らずいいぞ!
オッサンも負けちゃいられないな!」
「そうこなくっちゃ、トムさん!
日本のファンも首長くして待ってるわね
1991年以降、32年ぶりだものね。」
「俺らも年取る訳だよな!エリック
フレッドそうだろう?」
「🤣ああ、リーダー全くな!」
「ミホちゃんも日本でいい人見つかると
いいね?年取っちゃう前に!」
「大きなお世話よ!フレッドさん!」
(笑)
「ミホちゃん、ごめんな、フレッドは
昔から生意気で一言多いのよ!
ドラマーだからね。」
「そうなのエリックさん!」
「ベースは何言っても無視されるんだよね、
エリック!」
「そう言う事!バンドの決定事項も最後に
知らされるのは、オレ ベースのエリックさ。
クイーンの映画でもそうじゃない、
ベースのジョン ディーコンって
大人しくて、ちょっと馬鹿にされてない?」
「ハハハ〜確かにそうね!」
To Be Continued