Rock Novel 「シンデレラ物語」KISSにキッス!
「これ、君に!エリックと俺から〜」
「ありがとう〜カスミ草〜どうして?」
「日本で人気の花って新聞で読んだから、」
「🤔? 普通はさぁ。薔薇🌹とかと一緒に
ブーケ💐にくっついて来る脇役なんだよ。」
「そうだったのか?通りで花屋のお姉さん
変な顔してた訳だ!ベイビー ブレスだけ
って注文したからか。。。」
「でも嬉しいわ!トムありがとう!」
「ミカ、今日でこの店最後って店長に
聞いたからさ。
君の作るカクテル🍸美味しかったよ。
寂しくなるね。日本帰っちゃうんだろう?」
「ここでバーテンダーしててもね、
大学も中退しちゃったしさ。あたしって
何やっても中途半端!もう23歳だし。」
「そうなんだ、ミカお店上がったら今夜暇?」
「よ!みかん🍊ちゃん」
「エリック、何度言ったら分かるの〜
ミカだよ。みかんは日本のオレンジ!」
「ジューシーなみかん🍊ちゃん、
一度かじってみたいって、トム言ってたぞ。」
「え!あ、お花、ありがとうー😊」
「花?何のことだい?」
「このベイビーブレスあなとトムからじゃ
ないの?」
「俺、知らないよ!トム俺をダシに使うな!」
(苦笑)
「電話だぞー、トム!
キッスのマネジャーからだぞ!」
「はい、もしもし。あ、はい直ぐ伺います
ありがとうございます♪」
「エリック、KISSのジーンがお忍びで
前に俺らシンデレラのステージ見てたんだ
ってさ、それで今夜NYの彼のペントハウス
に来いってさ!」
「ミカごめんな、今夜食事でもって
思ってたんだよ。sayonara partyで!」
「トム、良かったじゃない。このチャンス
逃しちゃダメよ。カスミ草とあなたの事
忘れないから!武道館でいつかコンサート
してね、シンデレラ見に行くわ!カスミ草
持って!」
「うん、ありがとうな。ハグさせて!」
「💋」
「トムったら〜 ハグじゃなかったの!」
「思い出に!KISSぐらいいいだろう〜」
「キッスはジーンにした方がいいんじゃない!」
「👅」
(大笑い)
トムの舞台をいつもバーの脇から
眺めてた、私はカスミ草、あなたはこれから
咲く大輪の花💐お元気で!お互い与えられた
場所で咲きましょう。サヨナラ愛おしい人
ミカ、いつも見守ってくれてて
ありがとう😭デートするチャンスが
無くて残念だったけど、いい思い出を
ありがとう。薔薇🌹も一緒にあげた
かったんだよ。でもあまりに〜薔薇じゃ
告白みたいで、度胸が無かったんだ。僕。
ごめんよ🙏
1983年 ニュージャージー
Galaxy Rock Club にて
トム キーファー 22歳
カスミ ミカ 23歳