Rock Novel 「シンデレラ物語」サヨナラ TOKIO See you again!
「シンデレラのマネジャーの片山美穂です。
今日はJeff LaBarの追悼コンサートにこんなに
大勢の人に、ここ武道館に集まって頂けて
嬉しく思います!そして、シンデレラ Reunion
に手を差し伸べて下さった、ジョン ボンジョビ
スキッドロウ のメンバー、セバスチャン バック
そして、今日飛び入りで来てくださった、
Kissのジーン シモンズさん、ラウドネスの
皆さん、この場をお借りして感謝の辞をを
述べさせていただきます。Arigatoo!
ジェフも息子のセバスチャンがギター🎸を
自分の代わりに弾いてくれるのを見守って
くれているはずです。」
「では、紹介致します!
ボーカル ギターのトム キーファー
ベース エリック ブリティングハム
ドラム フレッド コーリー
キーボード ゲリー コーベットそして、
セバスチャン ラバー 新生 シンデレラです!」
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「ミホちゃん目覚ました?」
「あれ、武道館は? ジェフさん、
何でここに?死んじゃたんじゃないの?」
あたし、ここ天国に?」
「何言ってるんだよ、覚えてないの?
交通事故に遭って、1週間気を失ってたんだよ。
夢でも見てたのかい?」
「ミホ、生きててくれてありがとう〜な。
もうダメかと思ったよ。」
「トムさん、どうして?」
「覚えてないのかい?ミホがスタバで
ジェフと俺を会わせようとして、
俺が『余計なことすんな』って飛び出して
行って、俺を追いかけて道に出てきた所
トラックに🚚はねられたんだぞ!」
「武道館でセバスチャン入れて
シンデレラはリユニオンしたの
夢だったの? ジェフさんが死んじゃたのも
夢だったんだ〜。あーよかった。」
「勝手に俺の事お釈迦にしないで
くれよな!」
(笑)
「ミホ、それでさ、俺たちずっとジーザスに
祈ってたんだよ。ミホを目覚めさせてくれたら
これからは、ロックンロールじゃなくて
神のための歌を作って教会で歌うって。」
「そうだったの。私が余計な事
しなければ。。。」
「ミホちゃん、ううん ありがとう。
俺の命救ってくれて。また酒飲むとこだったよ。
これで、よかったんだよ。これからはトムと
ナッシュビルの教会で演奏していくよ。
酒もクスリともオサラバ!自分のちっぽけな
プライドともサヨナラさ!家族と神の為に
生きたいんだ。」
「トムさんはそれでいいの?」
「ああ、神との約束は破れないよ。
サヴァンナもディランも応援してくれてるさ。」
「ドーナッツ🍩屋さんは?」
「それなんだけどさ、ミホに教会のキッチンでやって欲しいんだ。」
「うん、いいよ。楽しみね!お父さんの
カールさんのレシピで!」
「ああ」
「ミホのね、日本のパパもお酒に溺れて
睡眠薬飲んで死んじゃたの、あたしが
7歳の時に。事故かもしれないけど、
半分自死だよね。だから、あたしも離婚した時は
そんな風にいつかアメリカで1人アパートで
死んじゃうんじゃないかって怖かった。
でも聖書に出会って洗礼受けて、
今まで頑張って来れたんだよ。トムさんも
クリスチャンだったんだね。ありがとう。神様」
「なんかいいバンド名ないかな?ミホ
教会で『シンデレラ』じゃね。」
「ヘアエンジェル👼 日本語で神は髪と
同じ発音だから。」
「Hair Angel!」
「いいじゃない! ヘア エンジェル」
「『ヘア エンジェル』ここに!結成だ。」
「シンデレラより益々カワイイ名前に
なちゃったね!」
(大笑い)
The End