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Rock Novel「シンデレラ物語」High School Days V 1979
「ジョン、私とカコちゃんにお願いって
なあーに?」
「あのさ、あっちの VIPルーム誰も居ないから
使わせてもらおうー、バーから移動〜しよう。」
「ここギャラクシーのマネジャーに断らないで
大丈夫? トム先輩の職場なんだから
出禁になったら大変よ!トム先輩のバンド
ここに出演してこれから食べていくんだから。」
「大丈夫👌ここで俺好かれてるから!」
「もーお気楽なんだから。」
「マーサは心配し過ぎ〜オレに任せておけ!」
「マサヨ先輩〜 トム先輩さっき、私がお化粧濃くして頭クリクリでこんな格好だから、気づかなかったみたいですね!」
「そう見たいね!カコちゃん今夜は
面白くなってきたね!」
「人ごとだと思って〜マサヨさん〜こっちは
ドキドキ💓ですよ。益々トムさんに嫌われたら
どうしよう〜!」
「大丈夫よ、ジョンがさっきトムに
あの美人さん紹介してって言われたそうよ!
カコちゃんって気付かずに〜(笑
それで私達にジョンお願いがあるって〜
何だろう?そっちが気になるわ!」
「おーい!こっち来いよ〜お二人さん!」
「はいはい!」
「何よ〜お願いって!」
「このソファーでヒザマクラして!」
「え!」
「ヒザマクラの練習!」
「練習って?」
「この雑誌見て!『ML』って
前にマーサに日本の土産で貰った音楽雑誌だよ。」
「ああ、アレね。日本のロックファンの
女子が読んでる人気雑誌だけど。」
「私が好きなクイーンが一杯載って
ますよ、ジョン先輩もその雑誌好きなの?」
「カコちゃん好きって言うかさ、読んで研究しての、今、オレ様 戦略〜家ですからね。」
「ヒザマクラと何の関係があるわけ?」
「兎に角やらせてヒザマクラ!マーサちゃん。」
「うん、分かんないけど〜どーぞ。」
「それでオレ様に『どうしてロックスターに
なりたいの?ジョンは』って聞いて!」
「???」
「いいから〜頭を撫でて聞いてくれ〜」
「オッケー👌『どうして、ジョンはロックスターに
なりたいの?』撫で撫で〜」
「オレは絶対に有名になりたいだよ!」
「ジョン先輩〜何のおまじない?
これでロックスターになれるの?」
「うん、多分な!」
「どう言う事?」
「マーサ先輩この雑誌の編集長〜女の人でしょ
ジョン先輩何か企んでるんじゃない?」
「カコちゃんって、鼻が効くなぁ。勘がイイ!
オレのマネージャーになりたい?日本サイドとの
やり取りやって〜!よ。
そうなんだよ、編集長女性なんだよ。へへへ」
「ジョン〜それで甘えん坊君作戦で
雑誌の表紙にしてもらおうと言う魂胆な
訳だ!」
「お二人ともお見事です〜👏
僕のハニートラップ作戦〜練習成功〜
じゃ念のため、カコちゃんでもう一度
練習させておくれ!」
「おーい❗️ジョン ボンジョビそこで
何女の子とやらかしてんだ〜
ご両親呼ぶぞ〜」
「ヤベ〜 マネジャーだ!」
「マーサ、カコちゃん、裏ドアからずらかれ〜!」
「💥どーん! イテ〜 あ、トム〜」
「お前ら何やってんの?」
「イヤ〜 かわい子ちゃん お名前は?
僕はさっき歌ってたトム キーファー !」
「えーっと〜 その〜 わたし〜、、、」
(マーサ先輩、ジョン先輩 どうしよう〜)
To Be Continued
ニュージャージー
GALAXY RockClub 1979年
トム キーファー 18歳
ジョン ボンジョビ 17歳
緒方 雅代 17歳
小田 香子 15歳