【禍話リライト】まねきねこの家【怖い話】
皆さんの周りにもいるのではないだろうか。異性を目の前にすると急に意見が変わる、ちょっとどうかなあ、これはジキルとハイドでもここまでは変わるまいという人が。これはそんな人にまつわる、別所さんという女性が大学時代に経験した話である。
別所さんの通っていた大学に、栗木さんというクラスメイトがいた。この栗木さんという人が、最大限よく言って癖のある人だった。男性の前、特に自分が狙ってるタイプの人の前だと全然自分たち女子同士の間で言ってることと違うことを言ったりする。そういう人間だったから別所さんは全然信用していなかったそうだ。
とはいえ、八方美人に適当なこと言ってるなあと思いながらも、こういう子なんだと半ばあきらめも混じった感じで、友達というよりはクラスメイト、という割り切った関係で付き合っていた。
ある時、彼女たちの所属するサークルで、栗木さんがお化けなんか信じないよ、みたいな話を始めた。
「ばかばかしい、いい年して大学生にもなって信じてるやつは頭おかしい」
とか、
「昔クラスメイトでお化け見えるとか言って注目集めたがってるやつとかほんとバカにしてた」
みたいな話から始まって、心霊番組なんて嘘ばっかり、みたいな話をしていた。
……そこまで言わなくてもいいのになあ、夏の風物詩を……。
別所さんがそんなことを思っていると、サークルの部室に栗木さんが狙っているイケメンの藍田君とその先輩の大庭君が来た。
すると栗木さん、さっきまでの心霊企画批判はどこへやら、突然露骨に媚びを売り始めた。今売ってんなあ、媚び。大盤振る舞いやあ、三割引きかあ?みたいな、もうえらい媚びようだったそうだ。
「夏だし、今度男何人かと女の子の数合わせて肝試しに行くんだけど、君たちはどうかな。今怖い話について話してたみたいだから、興味あるかなと思ったんだけど」
「そういうの信じてて、あんまりそういう馬鹿にするような感じはよくないと思ってる子もいると思うんだけど、僕ら別に怖いものをバカにするとかそういうことはしたくなくて、純粋に怖いっていうのを楽しみたくて行くだけだからさ。そういう意味では本当に怖いのが嫌な子も来ない方がいいと思う、純粋に信じてて、怖いのを楽しめる子が来た方がいい」
と大庭くんとイケメンの藍田君が誘うと、さっきまでのあのディスりはなんだったのか、栗木さんが「はいはいはいはい!!!!」と、しっぽがあったらちぎれてるんじゃないか、と思うぐらいの勢いで手を挙げた。当然、さっきまでの話を知っているほかの女子たちは内心うわーなんやコイツ...…と思っていた。
当の栗木さんは、そんな雰囲気はどこ吹く風、
「それよりもどこへ行くんですか?気になりますぅ」とか言っている。
「それは行ってのお楽しみなんだけど、これがマジなとこなんだよなあ」
と大庭君が答えると、栗木さんのような豪胆さを(悪い意味でも、いい意味でも)持ち合わせないほかの女の子たちはいやー......としり込みしている。
人数合わなかったらやめておこうか、あと一人いかないと女の子が足りないし...…みたいな感じになっていたので、結局、興味がないでもなかった別所さんは参加することにした。
当日の夜。
男性陣が部室まで迎えに来た。実際に行った場所は大学から歩いて二十分くらいのところで、その日はまさに肝試し日和という涼しい日。みんなで歩いて向かったそうだ。
着いた先は普通の住宅地の中のとある一軒家。外から見る分には特におかしなところもないただの空き家のように見えた。
「この家の玄関にはな、まねきねこが置いてあるんだ。この家では家族が一家心中した、みたいな話があってだなあ...…」
とか大庭君が語っているのを尻目に、別所さんは内心ちょっとこれ話が盛られてるのかなと思ったそうだ。
……まねきねこは本当にあるんだろうけど、なんかこう話盛ってるんだろうなあ、この地方にずっと住んでるけど聞いたことないもんそんなの、一家心中なんて。
実際、後で調べたところによると、一家心中のようなすごい人死にの出るような事件はなかったそうだ。
「昼間一回来てるんだけど、セコムとかもしてないし、周辺住人にすぐにばれる心配がないとかそういうことは調べてるんだ」
「じゃあいきましょうか、鍵も開いてたし。開けたらいきなりいるからさあ、ビビるよ~」
ガラガラガラ……。
ドアを開けると確かにそこにまねきねこは鎮座していた。玄関正面を向いて素焼きのようなよく見るまねきねこが。一般的なデザインとは対照的に子供の背丈くらいはある。
……あれ?
別所さんは違和感を覚えた。というのも、まねきねこというのは右手か左手は招く手をするために上がっているはずなのに、そこが折られていたのだ。
……これは、怖いなあ。
と思った別所さんは、人数合わせとはいえちょっとは盛り上げようという気持ちで、
「これ怖いですねえ、忌まわしいですねえ」
と振ってみたが、割とみんな無反応だった。
(なんでみんな無反応なんだよ!そこは盛り上がれよ!ここが一番怖いとこかもしれないのに..….)
「じゃああがろうか」
内心、スルーすんなよ!と思いながらも上がって見て回ると、家のなかはボロボロですごく汚い。
「あー汚いねえ」
一階部分を見て回る。
「すごい汚いねえ」
ゴミは散らかっているし、まるで誰かが侵入したかのような惨状だった。そうして辿り着いた一階奥には一室だけ、戸の閉まっている部屋があった。「……客間って書いてあるなあ」
閉まっている戸に張り紙があり、そこには偉く達筆な字でわざわざ「客間」と書いてある。
「居間とかにもいちいち書いてあるならまだしも、他のところにはないのにおかしいですねえ」
そんなことを言いながら戸を開けると、そこだけ異様に綺麗な空間が広がっていた。プロが入って掃除していると言われても信じるほどだった。それまでの空間には埃がうず高く積もっていたのにもかかわらずそこには塵ひとつない。
「気持ち悪」
「は?何でここだけ綺麗なん」
この光景を見て少し気持ち悪くなった別所さんは、思わず男性3人に、
「え、これ掃除したんですか?ここだけお客様の部屋です~みたいになっててなんかおかしくないですか」
と尋ねてみるも、「おぉ……」くらいなもので、男性陣はまたほぼ無反応だった。
別所さんは内心、(ここ盛り上げるところだろ?バカじゃないの?)と思っていたが、他のメンバーは、
「なんかいろいろあるねえ」
などと言って、異様にきれいなその部屋の中を散策している。
「あれ、押入れが開かないねえ」
「押し入れ、あ、ほんとだ開かない」
部屋の中にあるのは一般的な押入れだったが、男の手でも開かない。
「なんか金具かなんかで止めているんだろう」
他は全部ちゃんと綺麗にされていて、今すぐにでも使える感じだったそうだ。
「なんか気持ち悪いね、じゃあ二階も見る?」
と話していると、今まで終始ローテンションだった栗木さんが狙っているイケメンの藍田君が口を開いた。
「いやちょっと先輩、やっぱりよくないっすよ、ああいうの」
「え?」
「先輩、あれ折ったの先輩でしょ?」
「お前じゃねえのかよ」
「え、ちょっとちょっと……」
詰め寄られている先輩の大庭君だけでなく、もう一人来ていた男性陣の江口君もなぜかそれを聞いて青ざめる。
要は、三人がいうには昼間見に来た時には手があったというのだ。家を出る時に一斉に出たわけではなく、先輩の大庭君が一番最後だったから、なんか仕込んだりしてるのかなと思っていたら折れていた。だから藍田君は折るのはよくないと思ってずっとムカついてた。そういう話だったらしい。
……だから反応が薄かったのか。
「この部屋はちゃんとチェックしてないからわかんないけど、これは先輩が仕込んだんでしょ、こういうのはよくない」
「いや、俺何にもしてないし、折ったりしないよ気持ち悪い。だいたいそんな、綺麗に腕だけおれるかもわからないじゃないか」
「え、ほんとに先輩じゃないんですか?」
男三人衆の言ってることがおかしいな、出る?みたいな雰囲気で、ほとんどの面子が玄関へと向かいはじめた。こういう時は現金なもので、一番信じていなかったはずの栗木さんが率先して出ていっている。しかし。
「ちょっとおい、止まるなよ!」
「これは違うでしょ、いたずらでしょ」
明らかに憔悴した栗木さんの声。
「私こういうの信じてないけどさあわかるよ。いたずらでしょ!」
もうあからさまに本音が出てしまっている。
「なに、なに!?」
「まねきねこが!内側向いてるの!」
「うわ!」
「んなばかな...…」
来た時には間違いなく玄関の外を向いていたはずのまねきねこがこちらを向いている。子どもサイズのまねきねこだから、先輩の仕業と考えようにも、1人で向きを変えるのは難しい。
「これは最後尾江口くんだったから江口くんでしょ!」
もはやパニックを超えてヒステリーに近い状態の栗木さんもさることながら、その江口くん含めた男全員も
「うわぁ……」
呆然自失の状態である。男全員がもはや頼りにならない状況で、別所さんも何をすべきかわからなかったそうだ。
完全にメンバーが硬直していると、
────バンバンバン!!!バンバンバン!!!!
居間の方から窓を叩くような音がする。玄関にはまねきねこ、そして居間には窓を叩く何者かがいるという状況で、まだ行っていない2階に逃げるという選択を取ることは危険極まりなく、もはや逃げる先は奥の「客間」しか残されていなかった。蹴れば飛ぶような鍵をかけ、とりあえずの安全地帯は作り上げたもののやはり心もとない。
「なんなんだ……なんなんだよこの状況」
「なんか外から叩かれたよ?!」
栗木さんはヒステリー状態に陥りながらもまだ、現実主義者としての体裁は保っていた。
「さすがにこれは近所の人かなんかが気づいて怒ってるだけでしょ!」
「いや違う違う、普通近所の人だったら『何してるんだ!』だ。な?バンバンバンはおかしいだろ」
「だいたい、叩いてきた庭の方って草すごくて人立てねえし……」
「やめてくださいよそういう嘘いうの」
「嘘じゃねえよお前見てみるか、こっから見ればわかるぞ」
「いやいやいや、それはさあ、ねえ」
もはや二進も三進もいかない。腹をくくってまねきねこのいる玄関から逃げようにも、位置からして外にいる奴の方が早く玄関につくということは想像に難くない。
「どうすんの、ねえどうすんだよ!!」
緊迫した状況に栗木さんの本性が抑えられなくなったのだろうか。
「あんたたちのせいじゃんこんなのさあ、どうしてくれんのよ!!」
ここに連れてきた男たちには責任がある、というような剣幕で栗木さんはまくし立てている。一方まだ冷静な別所さんは、携帯で誰かに来てもらうしかないみたいという結論を導いていた。そこでこの場に来ていない古谷君という男の子に藁にもすがる思いで連絡をとったのだ。
『ちょっといまバイト中だから、三十分後でいいか』
現実は無情なものである。
『なんか今そっちテンパってるみたいで状況よくわかんないけど、バイトだから今いけないから、一番急いでいくから、チョッパヤで行くから』
それでもやはり古谷君は真面目な気の利く男だったらしい。
「チョッパヤじゃねえよ……」
────カラカラカラ......。
古谷君との通話が切れたくらいのタイミングのことだった。
「......え?」
「今、玄関開かなかった?」
「もしかして近所の人が来てくれたんじゃないの」
「すいませ......」
「黙ってろよ!!!!...…...…誰がいるかわからねえから黙ってろ」
と大庭君が声を荒らげた瞬間、
「買ってきましたよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「え!?誰!?なに!?」
「知り合い!?」
「知らねえよ……!今度は何だってんだ一体……」
大学生グループがさらなる混乱に陥る中、そいつは楽しそうではあるものの年齢を若く見せようと四、五十のおっさんが無理やり出しているような声で叫び続けている。
「買ってきましたよぉぉぉぉ!!!ご・ち・そ・う!!!!!!」
「もう何、どういうことなのよ……」
「ごちそうをね、買ってきました!!!!!両手にいっぱいね!!!いやぁちょっとそちらにいらっしゃるんでしょ!!!!???」
そういいながら、そいつが玄関を上がってくる音がする。
「ねえ、ごちそうごちそう!!!!!!!一緒に食べましょう!!!!!!ね!!!!!!!!」
得体の知れない男が迫ってくる恐怖に、全員が戦慄していた。
しかし、唯一の逃げ道である窓の外は確かに草がぼうぼうで、出るのはそうと難しいことが一目でわかる有様だった。出たところで1人目で詰まる。しかし、玄関からはもう逃げられない。
万事休す、彼らは奥の押し入れの方にへばりつくようにしているほかなかった。人間いやらしいもので、そうしている中でもやはり栗木さんが一番押し入れの方にいて、みんなが前の方でパニックになっているという状況だった。
「なんか武器になるもんないのかよ!」
「そんなのあるわけないでしょ!」
男性陣がテンパりながらも武器を探していると、
「ごちそう買ってんですよぉぉぉ!!!ちょっとてがふさがってるからなあ、こまったなあ!!!」
と男の声がドア一枚隔てて伝わってくる。ドアを開けようとしているようだ。
「もう、これどうしてくれんのよ!」
栗木さんが、完全に許容度オーバーといった形で金切り声を上げると、
「わーい、やったー」
彼女の後ろ、金具で止められている、絶対に開かないはずの押し入れの中から「返事」が返ってきた。
火事場の馬鹿力とはよく言ったもので、体感で次の瞬間には全員が家の外の道路前に出ていた。結局、彼らは窓から脱出し草樹の茂る庭を強行突破したのだ。
「——おい、大丈夫か!」
大声で呼びかけてきたのは、別所さんが電話した彼、古谷君だった。バイトの残りを二十分くらいで急いで片づけ、車で駆けつけてくれたのだった。
「……うわ!ひどい怪我じゃねえか」
その声で別所さんが我に返ると、古谷君と一緒に来た別の友人が、
「これはまあ縫うほどではないけどこのままではよくないから、今からコンビニ行ってでっかいばんそうこうとかかってくるわ」
と言い出すほどの有様だった。全員手足をズタズタに切って血だらけになっている。何人かはまだちゃんと意識戻ってなくてぼーっとしている。
古谷君が何があったのかを問いただすと、我に返った大庭君が一部始終を説明した。
「おいおい、あの家そんないわれないぞ……一家心中なんかしてないよ……前いたのは確か若いご夫婦で子供いなくて、で、何年かいたけどそのあとひっこしてそれきり何にも起きてないぞ!?」
「だよね、だよね!?誰が言ったか知らないけど、一家心中なんてそんなヤバいこと起きてないよね!?」
「起きてないよぉ……だって出てってからそのあとずっと空き家なんだから……」
古谷君はこの近所に住んでいて、あの家に住んでいた夫婦のことも見たことがあった。ごくごく普通の中年夫婦、といった印象だったそうだ。
「でも確かに、あんな立地条件いいのに何でずっと空き家で草ぼうぼうの状態なんだろうなぁとは思ってたけど。あんなん普通じゃねえよ……」
こうして、なんだかいやーな感じを残して彼らの肝試しは幕を閉じた。
幕を閉じたのはいいものの、別所さんには家のこととは別にもう一つ気になることがあった。なぜか別所さんは男性陣から勇猛果敢キャラにされてしまったのである。どうやら家から逃げ出す時に、ここから逃げるしかねぇだろ!!!みたいなことを言って、別所さんが先陣を切ったらしい。
いろいろあって、肝試しから丁度一週間後ぐらい。部室には怪我も回復したあの時の面子がほぼ集まって感想戦、のような雰囲気になっていた。
「なんかひどいめにあったね、ガセネタだったのに」
「いやでもネットではそういう噂だったんだけどねえ......」
「でも噂がないんなら何であんなことになったんだろう」
「怖いからあんま考えない方がいいよ」
「やめとこやめとこ……」
「あれ?そういえば栗木ちゃんと藍田いねえじゃん」
「ああ、あの二人ならなんかよくわかんないけど付き合ってるらしいっす」
「なんでだよ。本性捲れただろうが」
思わず別所さんは突っ込みを入れてしまった。
「やっぱり男気だ」
「いや違う違う、これはちがうんです」
「でもまあへえそうなんだ、付き合ってんだ」
「まあ付き合ってんならよかったのかなあ、怪我の功名的な?」
結局、それから栗木さんと藍田君はあまりサークルにも顔を出さなくなった。別所さんたちは、まあそんなもんだ、付き合ってると自分たちが楽しいからな、ぐらいに思っていた。
付き合ってると聞いてから一月ぐらい経った頃のある夕方、別所さんはたまたま栗木さんの家の近くを通った。
……サークルには来ないけど、授業は出ていたって聞くから、きっと部屋でラブラブなんだろうな。
そんなこと思っていると、栗木さんの住むマンションの四階くらいの部屋のベランダに誰かが出てきた。見上げると、その人が出てきた部屋はもう薄暗くなっているというのに明かりがついていない。
...…やけに暗い部屋だな……ああ、やっぱりあれは栗木さんだな...………うん?
ベランダに出てきた栗木さんが手を振っている。
……ああ、私に向かって振ってるんだ。
そう思った別所さんは手を振り返した。そこで違和感に気が付いた。あれ?私疲れてんのかな...…。
「あれ?なにしてんのこんなところで」
そこへ丁度、一緒にあの家に行ったもう一人の女の子が通りかかった。
「どうしたの?」
「あれ、いや栗木さんのとこのベランダなんだけどなんか違和感があって...…私疲れてんのかな?」
それを聞いたその子、栗木さんがいるベランダを見るなり、
「いやいやいや腕がでかいって!!!」
手を振る栗木さんの腕が異様に肥大化していたのである。さながら、まねきねこのように。
別所さんは、栗木さんとはそれっきりだった。それでもやはり授業には普通に来ていたし、卒業式にも出ていた。しかし、どんなイベントごとがあっても詳しいことを言わずに、
「家がすごい楽しい!!家にいるのが一番楽しい」
そんなことを言って栗木さんはすぐに帰ってしまうのだ。卒業してから別所さんが風のうわさで聞くところによれば、栗木さんは就職せず、今でもそのマンションで親の仕送りを元に暮らしているのだという。
語り手のかぁなっき氏は、これを知り合いの女性、多井さん(仮名)に話したそうだ。この多井さんはこの話を聴いてこう宣ったそうだ。
「まねきねこの腕を折ったのは、もう人を誘ったからもう誘わなくていいって意味で折ったんだろうね。もうこれで終わりだって意味なんだろうねきっと。いわれもありゃしない家に、意味なんかあったってしかたないだろうにね」と。
(出典)元祖!禍話 第十四夜
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