#2 無垢材の床の魅力
10月に入り、朝晩の気温が25度を下回るようになってきました。これぞTHE秋。待ってました!
わが家は2023年10月に引き渡しを受けたので、今月でちょうど住み始めて1年になります。
今回は、1年経ってあらためて感じる無垢材の床の良さを、3つお伝えしたいと思います。
1.無垢材の美しさ
これは言わずもがなですね。
板の一枚一枚に模様があって、表情がある。
ところどころに節や年輪があったりなかったり。色もよく見ると薄い茶色や濃い茶色まで様々。
ゆらゆらした模様が光に反射して綺麗に浮き出てきたりも。自然ってそういうものですよね。
窓から差し込む太陽の光を柔らかく受けとめる。
毎朝起きてリビングにきて、朝日を浴びる床を眺めながら「無垢床にしてよかったなぁ」とうっとりしています。
ちなみにわが家の床材はオークです。(寝室と子ども部屋はパイン材です)
2.夏はさらっと、冬はぬくもり
築20年の賃貸マンションに住んでいたときのフローリングは、ペタペタして冷たい食感でした(伝わる?)。私は冷え性なこともあり、以前は冬も夏もスリッパが欠かせませんでした。
無垢の床は夏はさらっとした触感、冬はぬくもりを感じます。わが家は床下エアコンということもあり、より感じやすいのかもしれません。
現在の家になってからは、冬も夏も一年中裸足で過ごすようになりました。
子どもも床の上でごろごろ寝そべってます。
ここちよいって、こういうことですね。
3.年を経るごとにできる傷も「味」になる
ぱっと見は綺麗に見えるフローリングも、1年住んでいるので、よく見るとそれなりに細かい傷がついてきているのがわかります。(言い訳ですが、なにせわが家には0歳児がいるもので。硬いオモチャをポイっとしたり、椅子につかまり立ちしてそのまま押して歩いたり、、、まあ仕方ない)
わが家はキッチンも無垢床なのですが、しゃがんで見ると水はねの跡があることに気づきます。
普段のお掃除はロボット掃除機のみですが、本来は蜜蝋ワックスでの定期的なメンテナンスが必要な無垢材の床。
推奨する頻度は半年に一度ということなのですが、私がズボラな性格のため「1年経ってからでいいかな」ということにしています(ほんとはよくない)。今月中にやるぞ!
住まうことによって出来た傷、それも家族が住んだ証であり、「味」。
年を経て飴色に変化していくこと、それは風合い。
住まいとともに、私も年を重ねていくごとに良い味を出していきたいものです。
あとはまあ、仮に40〜50年後、子世代に代替わりすることになった時、もしどうしようもなく傷だらけになってたら、そのときは建ててもらった工務店に研磨して綺麗にしてもらうのもアリかな、とおおらかに考えてます。
無垢材のデメリット
良さの裏返しになりますが、こんな方には向いてないかもです。
無機質な素材や規則的な柄が好き
絶対に靴下を履いて過ごしたい(→無垢の床はさらさらして滑りやすいです)
傷やシミがつくのが許せない(→結局無垢床の上に透明のマットレスなどを敷いてしまうのであれば、最初から違う素材にしてしまったほうが良いかも)
定期的なメンテナンス(蜜蝋ワックスがけ)を絶対にしたくない
床の素材を何にするか。
自分たちの好みにできるのが、注文住宅の醍醐味です。
床や壁は、住んでいると毎日目に入るもの。
ふとした時に目に入るものが「良いもの」「美しいもの」だと、こころが潤う気がします。
個人的には、家づくりの予算が少なくても床材は優先度を上げてこだわったほうが良いかと思います。
家づくり検討中の方、家づくり進行中の方のご参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。