読書人間📚『炎上する君』西加奈子
『炎上する君』 著者 西加奈子
短編8話
「トロフィーワイフ」
あゝ、こう言う呪いにかかってしまう人いますね。
難儀だなぁ、と思いつつ
実際、女性は何かしらの呪いにかかっていたりするもので、令和世代、時代的には(コロナ禍)男女の在り方、考え方も変わる時、
女にも男にも、呪いが消えて無くなればいい。
「私のお尻」
今時代、大概の人に自己顕示欲が大なり小なりあるのは誰もが知る所で、
まさか、自分と闘いだすとは誰が思おうか。
対自分、何を越えれば自由になれるか、
「ある風船の落下」
自分の価値観、物差しを超えてくる人、事は
往々にしてあるもので、
裏切られた悲しみや苦しみを抱えきれなく
ふわりとタンポポの綿毛の様に地を離れ、風に舞って遠くへ消えてしまいたくなる時がある。
しかしそれはまた誰かと手を取り合って生きて行く為の一つの大切なステップかも知れない。
西加奈子さん、
同世代にこういう物を書く人が居て誇らしいなと思う。
一見、作風は奇想天外奇天烈で、宇宙の思考を持つ人か?と思いきや、とても人間臭さに寄り添っている。
きっとこの人は型にハマることなく自由に
人間や事情を愛している人なんだろうなと感じる。
カバーイラストは、西加奈子さんご本人のもの。
多才な方なんですね。
今朝のTVで大竹しのぶさんが主演だと流れてましたが
(凄いタイミング!!)
今年は『漁港の肉子ちゃん』と言う作品が
劇場アニメになり6月公開予定ですって。
ピッタリなイメージでしたよ。
▲この記事をネットに書いたのは3月2日
カバーデザイン/須田杏菜 さん
角川文庫
📚本の記録
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