パリオリンピックが閉幕しましたが、皆さまどの競技が印象に残りましたか?
プロ野球好きとしては野球やソフトボールが観たかったなぁと思ったりしますが、新しい競技や普段話題にならないマイナー競技を知るにはいい機会になりますね。
花形競技の陸上100mでは長らく10秒の壁というものがありました。しかし、いまや金メダルを取るには絶対条件というくらいまで10秒の壁を破る選手が出てきています。日本でも2017年の桐生選手を皮切りに、4名の選手が達成しています。
この壁を乗り越えたポイントのひとつには、すでに達成した人がいるのだから自分もできるはず、という意識の力があるとも言われています。
じつは今月の特集も、身近に自分たちも感じるような疑問を調べて論文化した人たちがいる!ということを知っていただき、そのような意識の力を皆様に見出していただきたいと思って企画しております。
特集の目次
身近なエビデンスをその手に
はじめの章では総合診療のフィールド別に最新エビデンスをぎゅぎゅっとまとめており、お好みでつまめる内容となっています。
ご自身と関連の深いところから、気になるトピックを探してみてください!
Made in Japanの総合診療研究
続く章では、日本の総合診療がこれまでに発信してきた研究を紹介しています。研究の内容だけではなくて、手法ごとに解説がされており、日常で生じるいろいろなクリニカルクェスチョンをどのように研究に落とし込むかの参考になります。
論文となるとうまくいった成果して載りませんが、そこに至るまでの苦労話も赤裸々に語っていただいておりますので、より研究を身近に感じられるかもしれません!
海外で総合診療領域の研究を行うエキスパートからのメッセージ
本特集のp.1015「総合診療医が行う研究とその広がり」(金子 惇先生)では海外の先生から、この特集の読者のために特別メッセージをいただいており、本誌には翻訳(金子先生訳)したものを掲載しております。
こちらでは英語の原文を紹介したいと思います。
先人たちの積み重ねから今の医療が成り立っているわけですが、今回の特集を頭の片隅においていただき、臨床疑問がわいたときに自分でリサーチしてみよう!と思っていただける後押しになれば嬉しいです。
文責:南山堂「治療」編集部 カーター
『治療(CHIRYO)』2024年9月号
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