【最新号紹介】治療(CHIRYO)6月号 ジェネラリストの外来戦略 得意分野を活かして差別化を目指す!
新緑の季節、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
自分は30歳になるとき、三十路(みそじ)になるから味噌でも作るか、という本当にしょうもない思い付きで大豆から味噌作りに挑戦したのですが、
作る工程は五感が刺激されて楽しく、半年寝かせて出来上がった味噌もクセはあるけど悪くない味で、それ以降、毎年味噌を仕込むようになりました。
コスパもタイパも悪いのですが、
発酵という‟なまもの”な感じのスリルにハマっているのかもしれません…
麹はいくつか種類があって、完成時の味や香り、色も変わってくるので毎年選んで楽しんでいます。
医師のキャリアもいつどんなものを仕込むかによって、数年後の姿が大きく変わってきますよね。
今月の「治療」は、個性や興味を活かして外来診療を彩っていこう、という企画なのですが、導入が思いつかなくて無理やり味噌の話からつなげております…
特集の目次
強みを活かすには?伸ばすには?
総合診療医は「どんな健康の不安も相談してください」と言えるのが強みですが、患者さんからすると「禁煙に興味があるけど、やっぱり禁煙外来をやっている病院のほうがいいのかな」などと考える方もいるかもしれません。
より患者さんに受診してもらいやすくできるように、専門外来を立ち上げるというのも医療機関の魅力アップにつながる可能性があります。
「専門外来ことはじめ」の章では、総合診療医に関連ある領域で、外来を立ち上げるにあたっての必要な設備や勉強するための情報などをまとめております。興味がある項目を読んで、立ち上げまでのイメージをつかんでみましょう。
スペシャルインタレストを磨こう
総合診療医は総合診療それ自体の専門医なわけですが、それと別に各々の得意な領域や関心の高い領域(スペシャルインタレスト)をもっている先生も多いことと思います。
専門外来という枠組みではありませんが、これもジェネラリストの診療を拡張する要素として取り上げております。どれもさらりとこなせるとかっこいいものばかりですね。
コミュニティ・ホスピタル、コミュニティ・ケアは診るスケールを、まちや地域に拡大するものです。
最後の項目ではアメリカ版のスペシャルインタレストの状況をご紹介いただいております。
総合診療医の可能性の広さを感じさせる特集となっておりますので、ぜひ読んでみてキャリアの進め方の資料にしていただければと思います。
文責:南山堂「治療」編集部 カーター
『治療(CHIRYO)』2024年6月号
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