【最新号紹介】治療(CHIRYO)6月号 終末期ケアのドラマチックcase files
2022年も早いことで6月を迎えようとしています。
雨に紫陽花の花が鮮やかに映える季節が近づいてきました。
治療6月号では、終末期ケアを取り上げます。教科書的に説明していくのではなく、普段から終末期ケアに携わっている先生方にお集まりいただき、先生方がその道を選ぶきっかけになった症例、思い出しては襟を正すような症例など、色あせない鮮やかなままの記憶、ドラマチックな症例を集めました。
特集の目次
記録より記憶に
終末期ケアの対応をマニュアル的に学ぶことはできますが、悩みや感動はなかなか伝わりにくいものです。
患者と真摯に向き合い努力した記憶に残る症例でも、症例検討会で取り上げ共有されることは少ないでしょう。
違う意味での特別感
本特集には、そういった真摯に向き合った症例がぎゅっと詰まっています。
もちろん、学術的意義の大きい症例も大切ですが、それだけではない症例にこそ普段の診療を少しよくするヒントがあると思います。
「ドラマチック」な例の共有をもって、教科書的な説明で不足している部分を補完できればと思っております。
感動をみる姿勢
治療6月号の特集はがんの終末期ケア、非がんの終末期ケアの2つに大別されます。その前に総論としてこれら症例を読む姿勢を井口真紀子先生に、特集の後にコラムとして安楽死についてノンフィクション作家の宮下洋一さまにご執筆いただきました。
どちらも、読むだけにならず症例から学びを得ようと、一歩引いた立場に身をおける内容となっております。ぜひご覧ください。
新連載のお知らせ
6月号から新連載、コロナ禍での検疫を振り返り、これからのありかたを示す「アフターコロナの検疫」が始まりました。
著者は、田中一成先生(元成田空港検疫所 所長、静岡市保健福祉長寿局理事 兼 保健所長)です。
成田空港は日本最大の国際空港ということで、人員や安全面などのさまざまな制約があり、オリンピック・パラリンピック対応も相まって状況も次々と変化しました。
しかし、そういった中で実行された対応策にはさまざまな工夫がありました。
コロナをはじめとする感染症への今後の対策を考えるうえで、大いに参考になる内容です。
もちろん、普段触れることの少ない検疫について知ることもおもしろいです。ぜひご覧ください。
1月号からはじめた「治療」の読者アンケートも実施しております。ぜひ応募ください!
アンケートをお答えいただいた方には各種豪華書籍・雑誌の抽選がございます。
「治療(CHIRYO)」2022年6月号
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南山堂(☆HPをリニューアルしました☆)
文責:南山堂「治療」編集部 a