集集 -ちるらむに集ったメンバーの裏話集- ③まゆ編
"知らないってある意味無敵だったな"
ちるらむ2年目でよさこいも2年目。
はじめまして。今年は高知担当と祭り部をしていました、まゆと申します。
■ちるらむに入るまで
大学までよさこい界隈とはほぼ縁がなく、高校時代の友人の誘いで飛び込んだため知り合いはその子ひとりのみ。過去に他のパフォーマンスチームに入っていたわけでもダンスの経験もない。いざ入会してみたらこんなやつ他に一人もいなくてちょっと焦りました。
入会の理由は単純で、やってみたかったから。
よさこいとの出会いは早稲田祭2019での東京花火のステージ。後にちるらむ入会のきっかけにもなる友人が踊るとのことで観に行った日。衝撃でした。
超楽しそうじゃん…！！全部がキラキラして見えたのを覚えています。帰ってからも興奮さめやらぬで、この衣装のここが好き、この人が好き、この振りが好き、と1曲ずつ写真付きで感想ラインを送りつけました。
すっごく羨ましくて、近くに入れるよさこいチームがないかちょっぴり調べたくらい。（流石に単身乗り込むには知らない世界すぎて断念）
なんだかんだで数年経った2023年2月、「先輩がよさこいチームつくるんだけど一緒に入らない？」と誘われ、断る選択肢はありませんでした。
春から社会人1年目のタイミングで、最初の配属先が土日休みじゃないっぽいという絶望的状況…それでも諦められずとりあえず入会。
奇跡的に土日休みの職場へ異動が決まり、振り入れも終わりかけの5月末から合流。未経験なのに振り入れほぼ行けません、でもやる気はありますやりたいです！なんて今考えると怖いこと言ってる。
よく入会させてくれたなあ。完全に無知ゆえの勢いでした。
■勢いに任せて大正解だった
鳴子ってこうやって鳴らすんだ〜！から始まり、右も左もわからなかったけどずっと楽しくて、まじで入ってよかったな〜〜〜の連続だった1年目。
2年目も迷い無く継続。1年目と違ったのは高知担当と祭り部になったこと。
1年目が本当に楽しくて、このチームのために何か出来ることはないかなと思ったのがきっかけでした。
だからってなんで行ったことも見たこともない高知よさこいの担当？やったことないのに祭り部も兼任？何考えてるんだろうという感じですが、まあやれば出来るっしょ！とこれまた無知ゆえの勢い。知らないってある意味無敵だったな。
■とりあえずやってみた2年目
高知担当会議で出てくるのはもちろん知らない単語ばかりで、（私が出来ることなんて何もないのでは？？）と頭を抱えた覚えがあります。
どうなるか誰にもわからない、ちるらむ初めての高知よさこい。
準備期間から常に不安がつきまとい、当日はやっぱり不測の事態だらけで。
全然予定通りにいかない中でも、いつも通り明るく楽しんでくれたみんなの姿が何より救いでした。
大変だったけど、色んな人が「担当ありがとう！」「高知楽しい！」と声をかけてくれて、不安も疲労も全部「最高だったわ( ᐛ)」で上書き。
前年の12月に担当へ加入してから激動の8ヶ月ちょっと。忘れられない祭りになりました。
＊
祭り部としてメインで担当したのは10月、池袋にて行われる東京よさこい。
昨年の東京よさこいでサポスタに来てくれたり、ここでちるらむを見たことがきっかけで入会したメンバーの話を聞いていたので、今年も素敵なご縁が紡げたらいいなと迎えた当日。
打ち上げまで参加してくださったサポスタさんが多かったのが個人的にガッツポーズでした。多少なりともちるらむのことを好きになってくれたんだと勝手に解釈してるので（笑）
これも「集い」かなと思ったりして。
めっちゃ私事なんですけど、観に来てくれた叔父が「まゆちゃん楽しそうやなぁ！」って言ってくれたんです。
図らずも私が初めてよさこいを観たときと同じ感想。それを言われる側になるとは。そっか、私もう見てるだけじゃないんだ。今更だけど急にそんな実感が湧いて嬉しくなっちゃった池袋でした。
■おわりに
1年目とは違う初めてがてんこ盛りだった2年目。
見切り発車も甚だしかったけど、結局楽しかった。新たな挑戦をみんなが応援してくれて、協力やサポートの手が沢山差し伸べられる、そんなちるらむだから出来た経験。
このチームのために色んな人が1年中裏で動いていることを知り、頼りになりすぎる高知担当や祭り部のみんなに助けられ、改めてサポスタさんのありがたみを感じ、ちるらむメンバーの温かさに泣く…各方面への感謝がとても大きくなった1年でした。
今年はちるらむの中で「ここはみんな優しい」という言葉をよく聞きましたが、ほんとそうで。小さな親切や気遣いが出来る人、それに気づける人(これ大事)が多い気がします。
明るい楽しい優しい。とても居心地が良くて大好きな場所です。
長くなってしまいました。
大好きなちるらむが、関わる人みんなに愛されるチームになることを願って。
おしまい。
▼文・まゆ
