結婚に煮え切らない彼氏は、2年経っても煮え切らないままだった。
「結婚に煮え切らない彼氏とは、別れた方がいいですか?」と、ネットの掲示板で質問されているのをよく目にする。
意外にも同じ悩みを抱えている人は多いものだ。
煮え切らない彼氏 vs 結婚したい彼女 の戦いは、いつの時代から繰り広げられているのだろうか。
戦争が終わり、武器を持たない日本でも、この戦いは永遠と続いている。
私も当事者の1人だった。
初めて、彼に結婚の話題を出した日を今でも覚えている。
女性から、結婚についての話題を出すのは勇気がいることだと思う…。
当時は20代後半(30代目前)ということもあり、自分の中で結婚願望がピークだった。
周りの結婚ラッシュだったこともあり、焦っていたのかもしれない。
彼の結婚に対する意思や、この交際が将来を見据えたものなのかを知りたかった。
だから、焦りをぶつけるのではなく、落ち着いた話し合いができるように、私から口火を切った。
結果は、割とポジティブな返事だったと思う。
(はっきりとは覚えていないけど笑)
「1年なら待てる。でも2年は待てない。」
そう思ったし、彼にもそう言った。
彼も承諾していたと思う。
まだ当時は互いに愛し合っていたから、別れを選択しなかった。
しかし、2年も経てば人の気持ちは簡単に変わる。
2年も経たなくても、一瞬で変わることだってあるだろう。
私が口火を切った日から約1年後、彼は結婚を考えてくれていた。
周りにも「結婚すると思う」と話していたのだ。
それは、私の耳にも入ってきた。
嬉しかった。でも、「本当に?」とどこか疑ってしまっていた。
その疑いの気持ちのせいなのか。
コロナのせいなのか。
(コロナで私は一時期仕事が激変し、経済面での不安が募り、彼に依存してしまっていた。同時期、彼には仕事のストレスがのしかかっていた。)
色々なことが重なって、彼の中に少しだけ生まれた結婚したい気持ちはあっという間に消えていった。
そして、私たちは別々の道を歩むことに決めた。
最初に結婚の話をして、2年経った日だった。
別れについても、口火を切ったのは私だ。
「どっちにするか決めてほしい」と。
私は、この状況をどうにかして、次に進みたかった。
「もう記念日が来るたびに、揉めたりモヤモヤしたりするのはこれ以上嫌だ」。
自ら行動して職場環境を変えたばかりだったこともあり、決断するのは今しかないと思った。
コロナ禍で不安になっていた時と比べて、私はポジティブに変っていたのもあり、「別れても、今なら仕事で気が紛れるに違いない」と確信していたのかもしれない。
結果はどちらにせよ、もう悩まなくて済むんだと思うと心が軽かった。
そして、1ヶ月ほど彼に考えてもらった。
彼の出した答えは、残念ながら「NO」。
ショックだったけど、心の中ではそうなることを予測していた。
目の前の感情にフォーカスすると悲しさや寂しさが募るばかりだが、冷静に考えると楽しかったことよりも悩み傷付いたことの方が多かった気がする。
だから離れてよかったと思う。
彼と結婚しても、育児はワンオペになるだろうと感じていたし、離婚する可能性も高まっていただろう。
周りの既婚者は口をそろえて言う、「結婚前に、相手に1つでも不安なところがあるなら止めた方がいい」と。
別れることは悪いことではない。
別れがあれば出会いがあるからだ。
古いものを手放せば、新しいものが入ってくる。
私には今、新しい恋人がいる。
安心感を与えてくれ、私のことを大切にしてくれる。
人生、自分に合う人と出会えるようになっているんだな~と身をもって感じた。
何が言いたいかって、
・結婚に煮え切らない彼氏はいつになっても先延ばしにする。
・結局は言い訳だから、言い訳が多い男はダメ。
・自分が思っているよりも私の彼氏はそんなにいい男ではない。
・女性は切り替えが早い。(私の場合は1週間もかからなかった)
ということ。
最後に…、
私は自分から振ると後悔しそうだから、彼に決断してもらいました。
個人的に振られる方が楽だと思います。
なので、ちょっとだけずるいことをしました。(秘密)