湖の奥にいる水鳥 探鳥会レポート<Tダム湖、O用水池編>1/3話 2023年11月
先日、ゆる支部の平日探鳥会に参加してきました。
探鳥場所は最初にTダム湖、車で移動してO用水池です。
どちらにもトイレが無いことを知っていたので、途中でコンビニに寄り、トイレを借りたお礼に買い物もしました。
そんなことをしていたら着いたのがギリギリでした。
受付の紙を挟んだ板を渡されて、そこに記名しました。
「先に行ってください!」
役員のMさんの声が聞こえて、集まった人たちはTダム湖の堤体の上へ続く坂道をあがりました。
地元の自然保護団体の方が今日のために草刈りをしておいてくださったそうで、Tダム湖を見下ろす高台はすっきりしていました。
ありがたいことです。
さっそく水鳥が慌てて逃げていきました。
ここでAさんが声をかけてくれました。
「どう?鳥がいたでしょ?」
「はい、今、向こうに逃げていきます」
高台はダム湖の西側にあって、ちょうど湖の対岸側(東)に太陽があり、逆光で鳥の種類がよく分かりませんでした。
日が高くなると水面にもやが出てしまうので、ここで鳥を観察できるのはわずかな時間です。
スコープを持っている方はさっそくスコープを設置して、ダム湖の奥にいるカモを確認していました。
カメラで水鳥を撮ってみましたが、どれも湖の奥にいて、遠くてなんだかよく分からない感じでした。
しばらく水鳥を観察してから、少し先に進むことにしました。
もう少し先に入り江になった場所があって、そこでカモが休んでいることがあるのです。
先頭を歩いている人が足を止めました。
「ツグミ!」
ツグミは道がカーブしたところにいて、にんげんに気付いていない様子です。
油断しているツグミをみんなで観察することができました。
先頭でスコープを持っていた人が慌てたように言いました。
「ヤマドリ!」
「なにか大きいのがいると思ったら」
ツグミがいる少し先に、ヤマドリのオスがいたのでした。
長い尾をしていました。
ヤマドリもにんげんに気付いていなかったので、みんなで観察することができました。
2につづく。