公園近くの川で鳥見。
鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんと、ある公園で待ち合わせをしました。
モカさんはかなり長い時間、私を待っていたはずでした。
大急ぎで現地到着を伝えるメールをするとすぐに返信がありました。
「ギョギョシーギョギョシー、見つからない」
……わけわからん。
と、つぶやきつつ、どうやらあまりお待たせしなかったらしいと安堵。
モカさんがいるという場所を目指したのでした。
モカさんは公園脇の川を渡った対岸を歩いていました。
そこから少し上流に、川に飛び石を置いて、渡れるようになった場所があります。
コロナ禍による運動不足なので、できればこういうところは飛びたくないものですが、飛び石へ。
なんとか、運良く川に落ちずに渡り、モカさんと無事に合流できました。
モカさんは待っている間に見つけた鳥ポイントを教えてくれました。
(トビの巣)
モカさんが見つけたトビの巣は鉄塔の上にありました。
太陽が真上にあり、逆光でよく見えませんでしたが、鉄塔の上にもじゃもじゃしたものがあり、鳥の巣のように見えました。
この公園はカラスも多いのに(カラスはトビが気にくわないらしく、飛んでいるのを見つけると追い払いに来る)よく巣を作る気になったなと感心していました。
(キジ)
鳴き声には以前から気づいていたのですが、モカさんが居場所を教えてくれて、キジの姿を見ることができました。
私が見たときは黒っぽかったです。
見る角度を変えれば、絵本に描かれているような色とりどりの姿をしていることでしょう。
キジは「ケケーッ」と高らかに鳴いたり、羽で体をを叩いたりしていました。
モカさんは飛んでいるところも見かけたそうです。
キジはあまり飛ばないのでちょっとうらやましい。
(オオヨシキリ)
葦原から「ギョギョシー」という鳴き声が聞こえました。
モカさん曰く
「たまに茶色いのが飛ぶけど、葦の中に入ってしまって、ぜんぜん姿が見えない」
とのこと。
わりと大きい声で鳴くので、姿を追えないことを残念に思いながら葦原を見ていました。
するとスッと飛んだ鳥が、人工物の上に止まったのです。
「あっ!」
声をあげたのは二人ほぼ同時でした。
人工物自体は葦に埋もれてなんだか分かりませんでしたが、鳥の方はすごく分かりやすい位置に止まってくれて、元気に鳴き始めました。
鳥を驚かさないように気をつけながら、心の中で大歓声をあげました。
口の中が赤いのまで確認できました。
赤いのはオオヨシキリです。
(黄色いとコヨシキリ)
身近な川の近くの公園で鳥見を満喫してきました。