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なかなか真似できない「ありがとう」
今日は友人とランチをしました。
私より5歳年上の彼とは、
かれこれ20年来の付き合いです。
大学で建築を学び、
その後なぜかスピリチュアル系の出版社に入り、
新潟で米作りなどを経て、
現在は絵本を書いている、
不思議な存在感のある人です。
その彼に会う度に、
毎回、感心することがあります。
それは、ランチやカフェで
お皿を下げてくれたり、
レジで会計をしてくれる人の
顔を見て、
「ありがとう」
と、言うことです。
相手を認識して、
その人の顔を見て、
穏やかな声で、
「ありがとう」
と、言う。
おそらく、あまりそんな人はいないと
思うのです。
たいがい、言われた方は
ハッとした顔をします。
ほんの数秒の流れなのですが、
落ち着いた
独特の間合いの
優しい
「ありがとう」
私も何度も真似をしようとするのですが、
やってみると、なかなか難しいものです。
今日も、ランチの食べ終えたお皿を
下げに来てくれた男性の顔を見て、
「美味しかったです、ありがとう」
と、言っていました。
その瞬間の空気感がなんとも良くて、
心がほわっとします。
その人が醸し出す言葉にできない何か。
それを「在り方」
と、言うのかなぁと思います。